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公開番号
2025007198
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108440
出願日
2023-06-30
発明の名称
供給装置
出願人
日東精工株式会社
代理人
主分類
B65G
1/04 20060101AFI20250109BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】
作業効率の良い供給装置の提供を目的とする。
【解決手段】
ワーク10を載置可能に構成され、その下面には遊嵌突起22および位置決め突起23が複数個設けられた板状のトレー20と、前記トレー20の遊嵌突起22が嵌合可能な遊嵌孔36が形成された保持ステーション33を上下方向所定の間隔を開けて複数段有する貯留ラック30と、前記保持ステーション33上に載置されたトレー20を取り出し、所定の供給位置まで搬送可能な取出しアーム42を有する搬送ユニット40とを備え、前記取出しアーム42には、前記トレー20の位置決め突起23を挟持して当該取出しアーム42に対するトレー20の相対位置を位置決め可能な位置決めチャック43を有していることを特徴とする供給装置による。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ワークを載置可能に構成され、その下面に遊嵌突起および位置決め突起が複数個設けられた板状のトレーと、
前記トレーの遊嵌突起が嵌合可能な遊嵌孔が形成された保持ステーションを上下方向所定の間隔を開けて複数段有する貯留ラックと、
前記保持ステーション上に載置されたトレーを取り出し、所定の供給位置まで搬送可能な取出しアームを有する搬送ユニットとを備えた供給装置において、
前記取出しアームには、前記トレーの位置決め突起を挟持して当該取出しアームに対するトレーの相対位置を位置決め可能な位置決めチャックを有していることを特徴とする供給装置。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記位置決めチャックは、そのチャック爪の対向面に前記トレーの位置決め突起と当接して、トレーを適正位置まで摺動させる位置決め凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の供給装置。
【請求項3】
前記遊嵌突起は、先端に向かうにつれて徐々に縮径する略錐体形状に構成されているとともに前記遊嵌孔は、前記遊嵌突起の最大径より大径に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の供給装置。
【請求項4】
前記保持ステーションには、搬送ユニット側に向かって開口する通過凹部が形成されており、この通過凹部は前記取出しアームが進入可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の供給装置。
【請求項5】
前記取出しアームには、前記トレーを水平方向に摺動自在に保持するフリーベアが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の供給装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の作業機に板形状のワークを供給する供給装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、トレー上に支持されたワークを下流工程に供給する供給装置として、特許文献1に開示されたものが知られている。この供給装置は、吸着装置によって貯留ラックからワークを取り出して原点位置決め用のテーブルへ一旦載置して位置決めするとともに、その後、吸着装置がワークを再度吸着保持して作業機まで搬送するように構成されている。この供給装置において、前記ワークは、前記原点位置決め用のテーブルに載置されて作業機との位置関係が決定されるため、精密な作業を実施することが可能である。また、ワークが貯留ラックに保持されている間に位置決めしようとすると、貯留ラックの全ての段に位置決め手段を設置する必要があり、装置となる。このため、従来の供給装置のように原点位置決め用のテーブルで位置決めする場合位置決め手段が一つで良く比較的安価に製造可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-338381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の供給装置は、原点位置決め用のテーブルにワークを一旦載置し、再度取り出す構成のため、サイクルタイムが長くなり作業効率が悪化するという問題があった。
【0005】
そのため、本発明は、作業効率が良く、安価にトレーを位置決め可能な供給装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明は、ワークを載置可能に構成され、その下面には遊嵌突起および位置決め突起が複数個設けられた板状のトレーと、前記トレーの遊嵌突起が嵌合可能な遊嵌孔が形成された保持ステーションを上下方向所定の間隔を開けて複数段有する貯留ラックと、前記保持ステーション上に載置されたトレーを取り出し、所定の供給位置まで搬送可能な取出しアームを有する搬送ユニットとを備えた供給装置において、前記取出しアームには、前記トレーの位置決め突起を挟持して当該取出しアームに対するトレーの相対位置を位置決め可能な位置決めチャックを有していることを特徴とする。なお、前記位置決めチャックは、そのチャック爪の対向面に前記トレーの位置決め突起と当接して、トレーを適正位置まで摺動させる位置決め凹部が形成されていることが好ましい。また、前記保持ステーションには、搬送ユニット側に向かって開口する通過凹部が形成されており、この通過凹部は前記取出しアームが進入可能に構成されていることが好ましい。さらに、前記遊嵌突起は、先端に向かうにつれて徐々に縮径する略錐体形状に構成されているとともに前記遊嵌孔は、前記遊嵌突起の最大径より大径に構成されていることが好ましい。しかも、前記取出しアームには、前記トレーを水平方向に摺動自在に保持するフリーベアが設けられていることが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る供給装置は、搬送ユニット上でワークの位置決めを行い、従来の供給装置のように一旦原点位置決め用のテーブルにワークを載置する必要がないため、サイクルタイムが短く作業効率が良いという利点が有る。なお、前記位置決めチャックの対向面に位置決め凹部が形成されており、当該位置決めチャックでトレーの位置決め突起を挟むことにより、トレーを位置決め出来るため、比較的安価なシリンダチャックのみで位置決めすることが可能で装置を安価に製造可能という利点も有する。また、前記保持ステーションに取り出しアームが進入可能な通過凹部が形成されていることにより、取り出しアームがトレーの直下に進入しやすくなる等の利点がある。さらに、前記遊嵌突起が略錐体形状に構成されており、遊嵌突起と遊嵌孔とを嵌合しやすいため、より円滑に保持ステーション上にトレーを返却可能等の利点がある。しかも、取り出しアーム上にフリーベアが設置されており、位置決めする際に前記トレーが取り出しアーム上で水平移動しやすいため、位置決めチャックが比較的安価で弱いチャックであっても良い等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る供給装置の構造を示す側面図である。
本発明に係る供給装置の構造を示す平面図である。
本発明に係る供給装置の構造を示す一部断面平面図である。
本発明に係る供給装置の動作を示す要部拡大一部切欠き側面図であり、(a)は図3のA-A線断面側面図であり、(b)は(a)から次の状態に移行した状態を示す一部断面側面図である。
本発明に係る供給装置の動作を示す要部拡大一部切欠き側面図であり、(c)は図4の(b)から次の状態に移行した状態を示す一部断面側面図であり、(d)は(c)から次の状態に移行した状態を示す一部断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。本発明に係る供給装置10は、図1ないし図5に示すように、円環形状のワークWを多数載置可能なトレー20と、このトレー20を上下方向多段に積層して貯留可能な貯留ラック30と、この貯留ラック30から前記トレー20を取り出して後方に位置する作業機の可動域まで搬送する搬送ユニット40と、搬送ユニット40の駆動を生後する制御ユニットを備える。
【0010】
前記トレー20は、水平方向に広がる平面視矩形の板状部材であり、その上面には、多数の嵌合凹部21が前後左右に複数列整列して形成されている。この嵌合凹部21は、前記ワークWが嵌合可能な円形形状に構成されており、嵌合したワークWの一部が上方に突出するようワークWの厚さ寸法より、浅く構成されている。一方、前記トレー20の下面には、前記矩形形状の四隅それぞれに遊嵌突起22が突出形成されているとともに、この遊嵌突起22より中心側には、横方向に所定の間隔を空けて一対の位置決め突起23,23が設けられている。また、前記トレー20は、下面の後端部に反射部材24が装着されており、後方から照射された光を反射可能に構成されている。なお、本実施形態において前記遊嵌突起22は、下方に向かうにつれて徐々に直径が小さくなる略円錐形状に構成されているとともに、前記位置決め突起23,23は、回転自在に構成されたカムフォロアから構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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