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公開番号2025104748
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222779
出願日2023-12-28
発明の名称異種金属バスバーおよびその製造方法
出願人日東精工株式会社
代理人
主分類H01M 50/526 20210101AFI20250703BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】強度、導電性およびコストに優れた異種金属バスバーを提供する。
【解決手段】
電池の正極端子に接続され、これと同一金属の第1金属体10と、別の電池の負極端子に接続され、これと同一金属の第2金属体20とから構成される異種金属バスバー1において、第1金属体は、1又は複数の貫通孔11を有し、第2金属体が、当該第1金属体の貫通孔に圧入されている異種金属バスバーによる。この異種金属バスバーは、第1金属体の貫通孔に第2金属体を挿入するだけの簡単な構造であるにもかかわらず、密着性および導電性に優れる。また、材料コストが高い第2金属体を部分的に用いているので、製造コストが低く抑えられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電池の正極端子に接続され、これと同一金属の第1金属体と、別の電池の負極端子に接続され、これと同一金属の第2金属体とから構成される異種金属バスバーにおいて、
前記第1金属体は、1又は複数の貫通孔を有し、前記第2金属体が、当該第1金属体の貫通孔に圧入されていることを特徴とする異種金属バスバー。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記第2金属体の両端には抜け止めが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の異種金属バスバー。
【請求項3】
前記第2金属体の外周面には回り止めとしてローレット部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の異種金属バスバー。
【請求項4】
電池の正極端子に接続され、これと同一金属の第1金属体と、別の電池の負極端子に接続され、これと同一金属の第2金属体とから構成される異種金属バスバーの製造方法において、
前記第1金属体は、1又は複数の貫通孔を有し、この第1金属体の貫通孔に筒状の第2金属体を圧入し、さらに第2金属体にパンチピンを挿入して第2金属体を押し拡げることにより第1金属体に密着させてあることを特徴とする異種金属バスバーの製造方法。
【請求項5】
前記パンチピンを引き抜く過程で、第2金属体の端部を膨張させることにより抜け止めを形成することを特徴とする請求項4に記載の異種金属バスバーの製造方法。
【請求項6】
前記第2金属体は外周面にローレット部を有し、この第2金属体を前記第1金属体の貫通孔に圧入することを特徴とする請求項4又は5に記載の異種金属バスバーの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、正極端子と負極端子が互いに異種金属で形成された二次電池を組電池にする際に用いられる異種金属バスバーおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車などに搭載する二次電池として、複数のバッテリセルを互いの正・負極間が直列接続となるようにバスバーで繋いで組電池に構成することが知られている 。代表的なバッテリセルとしては、リチウムイオン二次電池が用いられている。リチウムイオン二次電池の多くは、正極端子がアルミニウム( A l ) を素材として形成されており、負極端子が銅( C u ) を素材として形成されている。
【0003】
このようなバッテリセルの端子同士を繋ぐための部品としてバスバーがある。バッテリセル同士を直列で接続する場合、正極端子であるアルミニウム製端子と、負極端子である銅製端子とをバスバーで繋ぐことになる。そのため、バスバーをアルミニウムによって形成することにしても、又は銅によって形成することにしても、必ず、バスバーと一方の端子との間は異種金属による接続をすることになる。一般に、異種の金属同士を接続したときに空気中の水分による電気腐食が起こる。この電気腐食の進行に伴い、バスバーと端子との間が通電しなくなったりバスバー自体又は端子自体が損壊したりすることが起こり、最終的には、電気自動車を始動できないといった重大問題に至る可能性がある。
【0004】
そこで、上記問題に鑑みて創成されたものとしては、特許文献1に示す異種金属バスバーが知られている。この異種金属バスバーは、バッテリセルの正極端子と同一金属で形成され当該正極端子と接続可能な正極接続部と、バッテリセルの負極端子と同一金属で形成され当該負極端子と接続可能な負極接続部とが、押し出し加工によって一体に結合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-210480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の異種金属バスバーのように、プレート状の異種金属の端面同士を押し出し加工によって接合する方法では、強度と導電性が不十分であった。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みて創成されたものであり、強度、導電性およびコストに優れた異種金属バスバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は、電池の正極端子に接続され、これと同一金属の第1金属体と、別の電池の負極端子に接続され、これと同一金属の第2金属体とから構成される異種金属バスバーにおいて、前記第1金属体は、1又は複数の貫通孔を有し、前記第2金属体が、当該第1金属体の貫通孔に圧入されている異種金属バスバーによって解決できる。
【0009】
なお、前記第2金属体の両端には抜け止めが形成されていることが好ましい。
【0010】
なお、前記第2金属体の外周面には回り止めとしてローレット部が形成されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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