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公開番号2025096012
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212451
出願日2023-12-15
発明の名称搬送装置およびこれを備えた検査装置
出願人日東精工株式会社
代理人
主分類B65G 47/86 20060101AFI20250619BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本発明は、搬送装置上でワーク同士が適度に離間する検査装置を提供する。
【解決手段】ワークを搬送する搬送ユニット20と、この搬送ユニット20にワークを供給する供給ユニット30と、供給ユニット30上のワークを搬送ユニット20に供給する移載ユニットとを有する搬送装置において、前記移載ユニットは、外周にワークを収容可能な切り欠き溝が形成された切り欠きディスク32と、この切り欠きディスク32を回転させる回転駆動源とを備え、当該切り欠きディスク32が回転駆動することにより、供給ユニット30上最先のワークを搬送ユニット20に一定間隔で分離供給することを特徴とする搬送装置10による。このように切り欠きディスク32を用いて供給レール31のワークを搬送ユニット20に供給することにより、搬送ユニット20上でワーク同士の間隔が広がる等の利点がある。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワークを搬送する搬送ユニットと、この搬送ユニットにワークを供給する供給ユニットと、供給ユニット上のワークを搬送ユニットに供給する移載ユニットとを有する搬送装置において、
前記移載ユニットは、外周にワークを収容可能な切り欠き溝が形成された切り欠きディスクと、この切り欠きディスクを回転させる回転駆動源とを備え、当該切り欠きディスクが回転駆動することにより、供給ユニット上最先のワークを搬送ユニットに一定間隔で分離供給することを特徴とする搬送装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記切り欠きディスクは、回転駆動部とこの回転駆動源の駆動を受けて回転する送出し円板と、この送出し円板上に保持される調節円板とを有し、
前記調節円板が前記送出し円板に対して相対回転することにより、前記切り欠き溝の大きさを調節できることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記搬送ユニットおよび前記切り欠きディスクの回転駆動源の駆動を制御する制御部を有し、
前記制御部は、搬送ユニットの駆動量からワークの移動量を検出するとともに当該ワークの移動量が予め設定された所定の量に達すると、前記切り欠きディスクを回転駆動させ、搬送ユニットにワークを供給するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の搬送装置を有し、
前記搬送ユニットによるワークの搬送経路には、ワークを検査する検査ユニットおよび検査ユニットによる検査結果に基づき搬送経路からワークを排除する排除ユニットが設けられていることを特徴とする検査装置。
【請求項5】
前記搬送ユニットによるワークの搬送経路には、ワークが供給されたことを検出する検出センサが設けられており、前記制御部は、検出センサからの信号を受信後、前記搬送ユニットが予め設定された量駆動すると、前記検査ユニットおよび排除ユニットを駆動させるよう構成されていることを特徴とする請求項4に記載の検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークを搬送する搬送装置およびこれを備えた検査装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ワークを搬送する搬送装置として、特許文献1に示された検査装置に適用されるように、ワークを周方向に搬送する回転テーブルおよびこの回転テーブル上にワークを供給する供給ユニットを備えた搬送装置が知られている。また、この検査装置は、前記回転テーブルにより搬送されるワークを検査する検査ユニットおよびこの検査ユニットの検査結果に基づきワークを排除する排除ユニットも備えており、前記回転テーブルの回転に従い周方向に搬送されたワークは、前記検査ユニットの検査範囲を通過して当該検査ユニットによって所定の検査を実行され、そのワークが良品あるいは不良品かを判定される。その後、ワークは、前記排除ユニットまで搬送され、検査ユニットの検査結果を基づき回転テーブル上から排除される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3224562号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記検査装置に用いられる搬送装置のように、供給レールの終端に達したワークが順次回転テーブル上に移載される構造の場合、回転テーブル上でワーク同士の間隔が狭くなることがあった。このため、検査時、前段あるいは後段のワークが検査範囲内に入り込むことで良品のワークを不良品と判定する等の誤判定が生じ易いという問題があった。
【0005】
そのため、本発明は、ワーク同士を適度に離した状態で搬送可能な搬送装置およびこれを備えた検査装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために、ワークを搬送する搬送ユニットと、この搬送ユニットにワークを供給する供給ユニットと、供給ユニット上のワークを搬送ユニットに供給する移載ユニットとを有する搬送装置において、前記移載ユニットは、外周にワークを収容可能な切り欠き溝が形成された切り欠きディスクと、この切り欠きディスクを回転させる回転駆動源とを備え、当該切り欠きディスクが回転駆動することにより、供給ユニット上最先のワークを搬送ユニットに一定間隔で分離供給することを特徴とする。
なお、前記切り欠きディスクは、回転駆動部とこの回転駆動源の駆動を受けて回転する送出し円板と、この送出し円板上に保持される調節円板とを有し、前記調節円板が前記送出し円板に対して相対回転することにより、前記切り欠き溝の大きさを調節できることが好ましい。
また、前記搬送ユニットおよび前記切り欠きディスクの回転駆動源の駆動を制御する制御部を有し、前記制御部は、搬送ユニットの駆動量からワークの移動量を検出するとともに当該ワークの移動量が予め設定された所定の量に達すると、前記切り欠きディスクを回転駆動させ、搬送ユニットにワークを供給するよう構成されていることが好ましい。
【0007】
また、本発明の第二の目的は、上記搬送装置を備えた検査装置であり、前記搬送ユニットによるワークの搬送経路には、ワークを検査する検査ユニットおよび検査ユニットによる検査結果に基づき搬送経路からワークを排除する排除ユニットが設けられていることを特徴とする。
また、前記搬送ユニットによるワークの搬送経路には、ワークが供給されたことを検出する検出センサが設けられており、前記制御部は、検出センサからの信号を受信後、前記搬送ユニットが予め設定された量駆動すると、前記検査ユニットおよび排除ユニットを駆動させるよう構成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の搬送装置によれば、切り欠きディスクの回転により、供給ユニット上最先のワークが搬送ユニットへ一定間隔で分離供給されるため、切り欠きディスクの回転速度を調節することで搬送装置上でのワーク同士の間隔を自由に調節可能となる。これにより、ワーク同士が過度に接近することが防止される。結果、搬送ユニット上でワーク同士の接近を防止できる等の利点がある。
また、切り欠きディスクが相対回転可能な送出し円板と調節円板とから構成されているため、調節円板を回転させることで送出し円板の切り欠き溝の大きさをワークに合わせて調節できる等の利点もある。
また、制御部が搬送装置の駆動量を元に切り欠きディスクの回転量を制御することにより搬送装置上のワークの間隔がより均一となる等の利点もある。
【0009】
上記搬送装置を備えた検査装置によれば、上述のように一定の間隔を開けて搬送ユニット上を搬送されるワークに対して検査を行うことが可能であるため、接近しすぎたワークが前段後段の検査結果に影響を与えることが防止され、検査結果が安定する等の利点がある。
また、搬送ユニット上に検出センサが設けられ、当該検出センサでワークを認識後、搬送ユニットがワークを一定量駆動させると検査ユニット等を駆動させる構成により、搬送装置の搬送速度や、ワークの間隔等に影響受けること無く安定して検査ユニットを駆動させることが可能等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る搬送装置および検査装置の構造を示す平面図である。
本発明に係る搬送装置の切り欠きディスクの構造を示す要部拡大一部切り欠き斜視図であり、(a)は溝部を広げた状態を示す斜視図であり、(b)は溝部を狭めた状態を示す斜視図である。
本発明に係る検査装置の検査ユニットの構造を示す要部拡大一部切り欠き断面側面図であり、(a)は第一検査部の構造を示す断面側面図であり、(b)は第二検査部の構造を示す断面側面図である。
本発明に係る検査装置の排除ユニットの構造を示す要部拡大一部切り欠き断面側面図であり、(a)は上側プレートの排除ユニットの構造を示す断面側面図であり、(b)は下側プレートの排除ユニットの構造を示す断面側面図である。
本発明に係る検査装置のサブシュートの構造を示す要部拡大一部切り欠き断面側面図である。
本発明に係る搬送装置および検査装置の第二の実施形態を示す平面図である。
本発明に係る搬送装置および検査装置の第三の実施形態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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