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公開番号2025132671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030388
出願日2024-02-29
発明の名称位置決め装置およびこれを備えた作業機
出願人日東精工株式会社
代理人
主分類B23P 19/00 20060101AFI20250903BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】本発明は、簡単な制御でワークを位置決め可能な位置決め装置の提供を目的とする。
【解決手段】
上面に基準孔W5が設けられているワークWを作業位置まで押し上げる搬送機構20と、前記作業位置に待機し、ワークWを作業位置に案内する案内機構30とが前記ワークWを上下方向に挟むことで当該ワークWを前記作業位置に位置決めし、前記搬送機構20は、前記ワークWが載置可能かつワークWと一体に水平方向に摺動可能な摺動テーブル24と、前記摺動テーブル24を上昇させる押し上げ駆動源22とを備え、前記案内機構30は、前記作業位置に待機し、ワークWの上面と当接可能な案内部材35を有し、前記案内部材35の下面には、前記ワークWの基準孔W5に挿通され、ワークWを位置決めする案内突起37および、前記ワークWを案内する案内爪36が設けられている位置決め装置10による。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
上面に基準孔が設けられているワークを所定の作業位置まで押し上げる搬送機構と、
前記作業位置に待機し、ワークを作業位置に案内する案内機構とを備え、
前記搬送機構および案内機構が前記ワークを上下方向に挟むことで当該ワークを前記作業位置に位置決めする位置決め装置において、
前記搬送機構は、
前記ワークが載置可能かつワークと一体に水平方向に摺動可能な摺動テーブルと、
前記摺動テーブルおよびワークを作業位置に向けて上昇させる押し上げ駆動源とを備え、
前記案内機構は、前記作業位置に待機し、ワークの上面と当接可能な案内部材を有し、
前記案内部材の下面には、前記ワークの基準孔に挿通され、ワークを位置決めする案内突起および、前記案内突起が基準孔に挿通されるようワークを案内する案内爪が設けられていることを特徴とする位置決め装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記案内機構は、前記案内部材を前記作業位置および作業位置より上方に設定される待機位置との間で往復移動させる位置決め駆動源を有し、
前記位置決め駆動源は、前記押し上げ駆動源より強く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
【請求項3】
前記案内機構は、前記案内部材を所定の角度回転させる回転駆動源を備えることを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
【請求項4】
前記案内爪は、前記ワークの中心軸が前記回転駆動源の回転軸上に位置するようワークを案内することを特徴する請求項3に記載の位置決め装置。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載された位置決め装置と、この位置決め装置によって前記作業位置に固定されたワークに対して所定の作業を行うツールユニットとを備え、
前記ツールユニットは、前記ワークの側面に対して所定の作業を行うことを特徴とする作業機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークを位置決めする位置決め装置およびこの位置決め装置を備えた作業機に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、鋳造製品等の寸法誤差が大きい製品に対して予め設定された所定の作業を行う作業機の一例として、特許文献1に記載のねじ締め機が知られている。このねじ締め機は、回転駆動源の駆動を受けて回転するねじ締め工具を備えたツールユニットと、このツールユニットを移動させる多関節ロボットと、ワークを撮像するカメラと、このカメラの撮像結果から作業位置の座標を算出する制御ユニットとを備えており、前記制御ユニットは、前記多関節ロボットを駆動させて作業位置までツールユニットを搬送するように構成されている。このような作業機の制御ユニットは、カメラの撮像結果に対して画像解析処理を行い、当該処理結果からツールユニットとワークとの相対位置を算出するとともに、その相対位置分前記ツールユニットを移動させるよう多関節ロボットの駆動を制御している。つまり、従来の作業機は、ワークの位置ずれや寸法誤差により、作業位置とツールユニットが位置ずれしている場合、当該位置ずれを補正する方向にツールユニットを移動させていた。このため、鋳物製品等の寸法誤差が大きいワークに対しても自動でねじ締め等の作業が行えるという利点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-124765号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の作業機は、作業位置の位置ずれに補正するようツールユニットを移動させる構成であったため、作業位置を撮像するカメラやツールユニットを移動させる多関節ロボット等高額な部品が必要等の問題があった。また、撮像結果の画像解析処理やツールユニットと作業位置の相対位置の算出および多関節ロボットの操作等が必要なため、制御ユニットが複雑になるという問題もあった。
【0005】
そのため、本発明は、簡単な制御で作業位置とツールユニットとの位置ずれを補正可能な位置決め装置および当該位置決め装置を用いた作業機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の位置決め装置は、上記課題に鑑みて創生されたものであり、上面に基準孔が設けられているワークを所定の作業位置まで押し上げる搬送機構と、前記作業位置に待機し、ワークを作業位置に案内する案内機構とを備え、前記搬送機構および案内機構が前記ワークを上下方向に挟むことで当該ワークを前記作業位置に位置決めする位置決め装置において、前記搬送機構は、前記ワークが載置可能かつワークと一体に水平方向に摺動可能な摺動テーブルと、前記摺動テーブルおよびワークを作業位置に向けて上昇させる押し上げ駆動源とを備え、前記案内機構は、前記作業位置に待機し、ワークの上面と当接可能な案内部材を有し、前記案内部材の下面には、前記ワークの基準孔に挿通され、ワークを位置決めする案内突起および、前記案内突起が基準孔に挿通されるようワークを案内する案内爪が設けられていることを特徴とする。
なお、前記案内機構は、前記案内部材を前記作業位置および作業位置より上方に設定される待機位置との間で往復移動させる位置決め駆動源を有し、前記位置決め駆動源は、前記押し上げ駆動源より強く設定されていることが好ましい。
また、前記案内機構は、前記案内部材を所定の角度回転させる回転駆動源を備えることが好ましい。
さらに、前記案内爪は、前記ワークの中心軸が前記回転駆動源の回転軸上に位置するようワークを案内することが好ましい。
【0007】
また、本発明の位置決め装置は、前記位置決め装置と、この位置決め装置によって前記作業位置に固定されたワークに対して所定の作業を行うツールユニットとを備え、前記ツールユニットは、前記ワークの側面に対して所定の作業を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の位置決め装置によれば、ワークを押上げ駆動源が押し上げることにより、基準面として設定されているワークの上面を案内部材に当接させることができ、ワークを上下方向に位置決め可能となる。また、前記ワークが摺動テーブルに載置されており、ワークの上側縁部が前記案内爪に当接した際、ワークが作業位置に向かい摺動できるため、ワークを水平方向にも位置決め可能となる。これらにより、複雑な制御をすることなくワークを所定の作業位置に位置決めすることができる等の利点を有する。
また、案内部材が作業位置と作業位置より上方の待機位置とを往復移動することにより、摺動テーブル上にワークが設置しやすい等の利点がある。
さらに回転駆動源を有するため、ワークを方向転換させることができる等の利点を有する。
しかも、前記案内爪によりワークの中心が回転軸上に位置していることにより、再度位置決めを行う必要がない等の利点も有する。
【0009】
また、本発明の作業機は、前記位置決め機構によってワークが作業位置に位置決めされており、複雑な位置決め制御が不要なため、安価に製造できる等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係るねじ外し装置の構造を示す概略正面図である。
図1の状態から次の状態に移行した状態を示す概略正面図である。
図2の状態から次の状態に移行した状態を示す概略正面図である。
図3の状態において本発明に係るねじ外し装置の構造を示す概略右側面図である。
本発明に係るねじ外し装置の構造を示す要部拡大一部切り欠き正面図である。
本発明に係るねじ外し装置の構造を示す図5のA-A線断面図である。
図5のA-A線断面図において固定チャックが駆動した状態を示す要部拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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