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公開番号2025091851
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207364
出願日2023-12-08
発明の名称検査装置
出願人日東精工株式会社
代理人
主分類B07C 5/10 20060101AFI20250612BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】本発明は、単位時間あたりにより多くのワークを検査可能な検査装置の提供を目的とする。
【解決手段】
円周方向に沿ってワークを整列配置する搬送経路231,241が形成された上面を有し、回転駆動源21の駆動を受けて回転する回転テーブル20と、前記回転テーブル20の搬送経路231,241に順次ワークを供給する供給ユニット30と、前記回転テーブル20の搬送経路231,241上のワークを検査する検査ユニット50とを備え、前記回転テーブル20の搬送経路231,241は、回転テーブル20の上面に同心円状に複数形成されていることを特徴とする検査装置10による。このように搬送経路を複数有することにより、回転速度を上げることなく単位時間あたりの検査数を向上させることができ、検査効率が向上する等の利点がある。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
円周方向に沿ってワークを整列配置する搬送経路が形成された上面を有し、回転駆動源の駆動を受けて回転する回転テーブルと、
前記回転テーブルの搬送経路に順次ワークを供給する供給ユニットと、
前記回転テーブルの搬送経路上のワークを検査する検査ユニットとを備える検査装置において、
前記回転テーブルの搬送経路は、回転テーブルの上面に同心円状に複数形成されていることを特徴とする検査装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記回転テーブルは、径方向外側の搬送経路が設けられる下段プレートと、当該下段プレートより上方に設けられる上段プレートとを有しており、
前記下段プレートおよび上段プレートには、それぞれ搬送経路が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記供給ユニットは、複数の前記搬送経路に対して、交互にワークを供給するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項4】
前記供給ユニットは、ワークを搬送経路上に配置可能な分離供給手段を備え、
前記分離供給手段は、前記搬送経路に等間隔にてワークを供給するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項5】
前記回転テーブルおよび分離供給手段の駆動を制御する制御部を備え、前記制御部は、回転テーブルが所定の角度回転駆動する度に供給ユニットから回転テーブルにワークが供給されるよう分離供給手段の駆動を制御可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の検査装置。
【請求項6】
前記回転テーブルによるワークの搬送経路上には、前記検査装置より下流側に不良と判定されたワークを搬送経路から排除する排除ユニットおよび良品と判定されたワークを排出する排出ユニットが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項7】
前記回転テーブルの中心には、貫通孔が形成されており、当該貫通孔には、径方向内側に設けられた搬送経路から排除されたワークを受入可能な不良品シュートが配置されていることを特徴とする請求項6に記載の検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークを検査する検査装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ワークを検査する検査装置として、特許文献1に示された検査装置が知られている。この検査装置は、上面にワークが載置される回転テーブルと、この回転テーブルにワークを供給する供給ユニットと、回転テーブル上のワークを検査する検査ユニットとを有している。このような検査装置において、前記供給ユニットにより回転テーブル上に供給されたワークは、当該回転テーブルの回転に従い周方向に搬送される。これにより、ワークが前記検査ユニットの検査範囲内に達すると検査ユニットがワークを検査し、ワークが良品あるいは不良品かを判定するよう構成されている。このようにワークを回転テーブル上に配置する検査装置は、回転テーブル上に載置可能なワークであれば、形状に関係なく検査できるという利点を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3224562号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記検査装置は、ワークが回転テーブルに固定されていないため、回転テーブルの回転速度を上げると遠心力によってワークが位置ずれをおこすという問題があった。このため、検査速度を向上させることができず単位時間あたりに検査可能なワーク数に制限があり、検査効率が悪いという問題があった。
【0005】
そのため、本発明は、単位時間あたりにより多くのワークを検査可能な検査装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために、円周方向に沿ってワークを整列配置する搬送経路が形成された上面を有し、回転駆動源の駆動を受けて回転する回転テーブルと、前記回転テーブルの搬送経路に順次ワークを供給する供給ユニットと、前記回転テーブルの搬送経路上のワークを検査する検査ユニットとを備える検査装置において、前記回転テーブルの搬送経路は、回転テーブルの上面に同心円状に複数形成されていることを特徴とする。
また、前記回転テーブルは、径方向外側の搬送経路が設けられる下段プレートと、当該下段プレートより上方に設けられる上段プレートとを有しており、前記下段プレートおよび上段プレートには、それぞれ搬送経路が設けられていることが好ましい。
また、前記供給ユニットは、複数の前記搬送経路に対して、交互にワークを供給するよう構成されていることが好ましい。
また、前記供給ユニットは、ワークを搬送経路上に配置可能な分離供給手段を備え、前記分離供給手段は、前記搬送経路に等間隔にてワークを供給するよう構成されていることが好ましい。
また、前記回転テーブルおよび分離供給手段の駆動を制御する制御部を備え、前記制御部は、回転テーブルが所定の角度回転駆動する度に供給ユニットから回転テーブルにワークが供給されるよう分離供給手段の駆動を制御可能に構成されていることが好ましい。
また、前記回転テーブルによるワークの搬送経路上には、前記検査装置より下流側に不良と判定されたワークを搬送経路から排除する排除ユニットおよび良品と判定されたワークを排出する排出ユニットが設けられていることが好ましい。
また、前記回転テーブルの中心には、貫通孔が形成されており、当該貫通孔には、径方向内側に設けられた搬送経路から排除されたワークを受入可能な不良品シュートが配置されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明の検査装置によれば、回転テーブルにワークの搬送経路が複数設けられており、この複数の搬送経路それぞれでワークを検査可能なため、回転テーブルの回転速度を上げることなく単位時間あたりの検査数を向上させることができる等の利点がある。
また、回転テーブルが下段プレートおよび上段プレートからなる2段構成であることにより、検査ユニットによる検査時、他方のプレート上に設置されたワークが検査結果に干渉することが防止される等の利点もある。
特に前記検査ユニットが搬送経路上のワークを回転テーブルの径方向外側から撮影するカメラを有する場合、回転テーブルが2段構成であることにより、他方のプレート上に設置されたワークが撮影結果に映り込みにくくなる等の利点を有する。
また、前記供給ユニットは、径方向内側の搬送経路および径方向外側の搬送経路に対して交互にワークを供給するよう構成されていることにより、回転テーブル上において、ワーク同士の距離が離れるため、他のワークが検査結果に干渉することが防止される等の利点もある。
また、分離供給手段によって所定のタイミングでワークを設置できることにより、ワークと次段のワークとを切り離すことが可能で検査精度が向上する等の利点が有る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る検査装置の構造を示す平面図である。
本発明に係る検査装置の分離供給手段の構造を示す要部拡大一部切欠き斜視図であり、(a)は溝部を広げた状態を示す斜視図であり、(b)は溝部を狭めた状態を示す斜視図である。
本発明に係る検査装置の検査ユニットの構造を示す要部拡大一部切欠き断面側面図であり、(a)は第一検査部の構造を示す断面側面図であり、(b)は第二検査部の構造を示す断面側面図である。
本発明に係る検査装置の排除ユニットの構造を示す要部拡大一部切欠き断面側面図であり、(a)は上側プレートの排除ユニットの構造を示す断面側面図であり、(b)は下側プレートの排除ユニットの構造を示す断面側面図である。
本発明に係る検査装置のサブシュートの構造を示す要部拡大一部切欠き断面側面図である。
本発明に係る検査装置の第二の実施形態を示す平面図である。
本発明に係る検査装置の第三の実施形態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。図1において10は、ワークの一例であるナットNの良否検査を行う検査装置10である。この検査装置10は、ナットNを搬送する回転テーブル20およびこの回転テーブル20の駆動を制御する制御部(図示せず)を有している。
【0010】
前記回転テーブル20は、回転駆動源であるACサーボモータ21(以下、搬送モータ21という)と、この搬送モータ21の駆動を受けて回転するベース部材22を有している。このベース部材22には、これと一体に回転する上段プレート23および下段プレート24が固定されており、図1に二点鎖線で示すように平面視において、上段プレート23の搬送経路231と下段プレート24の搬送経路241とが同心円を描くよう構成されている。また、前記上段プレート23の外径は、下段プレート24の搬送経路241より十分小さく構成されている。さらに、前記ベース部材22と、前記上段プレート23および下段プレート24は、平面視中央に貫通孔25が形成された円環形状に構成されており、前記上段プレート23の上面には、搬送経路231の内側に貫通孔25に向かい徐々に傾斜するすり鉢状のテーパ部232が設けられている。なお、前記搬送モータ21は、回転テーブル20の中心から離れた位置に設けられており、貫通孔25より外側に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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