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公開番号2025070280
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180480
出願日2023-10-19
発明の名称部品分別装置
出願人セキ工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類B07C 5/06 20060101AFI20250424BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】正規サイズの部品と過小サイズの部品とを正確に分別する。
【解決手段】頭付ボルト分別装置1は、互いの間にスリット50を形成するように並行に延びる一対のガイドレール10を備える。軸部Pa及び頭部Pbからなる頭付ボルトPは、ガイドレールに沿ってスリットを進行する。ガイドレールは、進行方向Aに延びる分別部22を含む。分別部のスリットは、上側スリット55と、幅狭の下側スリット54と、を含む。下側スリットの幅方向Bの両側には、ガイドレールの内面11からなる下側スリット壁面56が設けられる。上側スリットの幅方向の両側には、ガイドレールの上面12からなる上側スリット上縁部57が設けられる。軸部は、上側スリットを介して下側スリットに上方から下方へ挿入され、下側スリット壁面で幅方向に位置決めされる。頭付ボルトは、軸部が下側スリット壁面で幅方向に位置決めされた状態で、分別部を進行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
互いの間にスリットを形成するように互いに並行に延びる一対のガイドレールを備え、
軸部及び前記軸部よりも大径の頭部で構成された部品は、前記ガイドレールに沿うように前記スリットを進行し、
前記部品が進行する進行方向は、水平方向の成分を含み、
前記ガイドレールは、前記進行方向に延びる分別部を含み、
前記分別部における前記スリットは、上側スリットと、前記上側スリットよりも下方にあって且つ前記上側スリットよりも幅狭の下側スリットと、を含み、
前記下側スリットの幅方向の両側には、前記ガイドレールの前記幅方向の内面で構成され且つ前記軸部を前記幅方向に位置決めするための下側スリット壁面が設けられており、
前記上側スリットの前記幅方向の両側には、前記ガイドレールの上面で構成され且つ前記頭部を引っ掛けるための上側スリット上縁部が設けられており、
前記軸部は、前記上側スリットを介して前記下側スリットに上方から下方へ挿入され、前記下側スリット壁面によって前記幅方向に位置決めされ、
前記部品は、前記軸部が前記下側スリット壁面によって前記幅方向に位置決めされた状態で、前記分別部における前記下側スリット及び前記上側スリットを進行する、部品分別装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記部品は、第1部品と、第2部品と、を含み、
前記第1部品における前記頭部としての第1頭部の第1頭外径は、前記上側スリットの幅寸法よりも大きく、
前記第2部品における前記頭部として第2頭部の第2頭外径は、前記上側スリットの幅寸法よりも小さく、
前記第1部品は、前記軸部が前記下側スリット壁面によって前記幅方向に位置決めされ且つ前記第1頭部が前記上側スリット上縁部に引っ掛かった状態で、前記分別部における前記下側スリット及び前記上側スリットを通過し、
前記第2部品は、前記軸部が前記下側スリット壁面によって前記幅方向に位置決めされながら、前記第2頭部が前記上側スリット上縁部から脱落する、請求項1に記載の部品分別装置。
【請求項3】
前記下側スリットの前記幅方向の両側には、前記下側スリットと前記上側スリットとの間の段差部で構成された下側スリット上縁部が設けられており、
前記上側スリット上縁部から脱落した前記第2頭部は、前記下側スリット上縁部に引っ掛かる、請求項2に記載の部品分別装置。
【請求項4】
前記ガイドレールは、前記進行方向において前記分別部よりも下流側に配置された排出部を含み、
前記排出部における前記スリットは、前記第2頭外径よりも大きく且つ下方に空いた排出穴を形成し、
前記分別部から前記排出部に送られた前記第2部品は、前記排出穴に落下する、請求項3に記載の部品分別装置。
【請求項5】
前記部品は、頭付ボルトである、請求項1から4のいずれか1つに記載の部品分別装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、部品分別装置に関する。
続きを表示(約 990 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の締結部材の分別供給装置は、フィーダの出口に締結部材の搬送溝が設けられており、当該搬送溝に連なるように、部材の径の大きさに応じて部材進行方向に段階的に溝幅を拡大してなる分別溝が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭59-142082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の分別装置では、例えば、頭付ボルトの軸部が分別溝に挿入され且つ頭付ボルトの頭部が分別溝の上縁部に引っ掛かった状態で、頭付ボルトが分別溝に沿って進行する。ここで、分別溝は、頭付ボルトの進行方向の途中で溝幅が拡大する。
【0005】
正規のサイズの頭付ボルトの頭部は、進行方向の途中で分別溝の溝幅が拡大したとしても、分別溝の上縁部に引っ掛かった状態が維持される。これにより、正規サイズの頭付ボルトは、分別溝を通過する。
【0006】
一方、正規サイズよりも過小な頭付ボルトの頭部は、進行方向の途中で分別溝の溝幅が拡大したことによって、分別溝の上縁部から脱落する。これにより、過小サイズの頭付ボルトは、分別溝を通過できずに除去される。
【0007】
このようにして、正規サイズ頭付ボルトと、過小サイズの頭付ボルトとが、分別される。
【0008】
しかしながら、正規サイズの頭付ボルトの頭部の大きさと過小サイズの頭付ボルトの頭部の大きさとがほとんど変わらず、過小サイズの頭付ボルトの頭部が正規サイズの頭付ボルトの頭部よりも若干小さい程度のことがある。
【0009】
このような場合、上述の分別装置では、頭付ボルトの進行方向の途中で分別溝の溝幅が拡大したにもかかわらず、過小サイズの頭付ボルトの頭部が分別溝の上縁部から上手く脱落せずに分別溝の上縁部に引っ掛かった状態が維持され、過小サイズの頭付ボルトが分別溝で除去されずに分別溝を通過してしまうことがある。
【0010】
過小サイズの頭付ボルトが分別溝を通過してしまうと、誤ったサイズの頭付ボルトが後工程に送られてしまうことになるので、問題である。
(【0011】以降は省略されています)

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