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公開番号2025090207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205299
出願日2023-12-05
発明の名称搬送システム
出願人東芝ライテック株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類B07C 5/342 20060101AFI20250610BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】 搬送される対象物に対して光を当てることが可能な汎用性が高い搬送システムを提供すること。
【解決手段】 実施形態によれば、搬送システムは、対象物を排出する排出部と;搬送装置と;照明装置と;を備える。搬送装置は、対象物を搬送する第1の搬送部と;第1の搬送部と排出部との間に設けられ、第1の搬送部から受け渡される対象物を搬送する第2の搬送部と;を備える。照明装置は、第1の搬送部に搬送される対象物に対して光を照射する。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
対象物を排出する排出部と;
前記対象物を搬送する第1の搬送部と、前記第1の搬送部と前記排出部との間に設けられ、前記第1の搬送部から受け渡される前記対象物を搬送する第2の搬送部と、を備える搬送装置と;
前記第1の搬送部に搬送される前記対象物に対して光を照射する照明装置と;
を備える、搬送システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1の搬送部は、前記排出部よりも上流側に設けられ、
前記第2の搬送部は、前記第1の搬送部よりも下流側に設けられる、
請求項1に記載の搬送システム。
【請求項3】
前記第1の搬送部による搬送方向の成分と、前記第2の搬送部による搬送方向の成分とは、互いに反対向きである、
請求項1又は請求項2に記載の搬送システム。
【請求項4】
前記照明装置は、前記第1の搬送部に搬送される前記対象物に対して光を照射する第1の光源部と、前記第1の搬送部に搬送される前記対象物に対して前記第1の光源部からの光とは異なる波長域の光を照射する第2の光源部と、を有し、
前記第1の光源部を用いた光による第1の画像、及び、前記第2の光源部を用いた光による第2の画像を取得する撮像部と;
前記第1の光源部、前記第2の光源部、及び、前記撮像部を制御し、前記第1の画像及び、前記第2の画像を用いて、前記対象物内の異物の有無を判断する、制御部と;
を有する、請求項1又は請求項2に記載の搬送システム。
【請求項5】
前記第1の搬送部から前記排出部までの距離は、前記第1の搬送部から前記第2の搬送部を通して前記排出部に至るまでの搬送経路の半分以下である、
請求項2に記載の搬送システム。
【請求項6】
前記第1の搬送部と前記第2の搬送部とは、互いの端部を介して前記対象物を受け渡し可能であり、
前記第1の搬送部及び前記第2の搬送部の少なくとも一部は、上面視でずれ、
前記照明装置は、前記照明装置からの光を前記第1の搬送部を通る前記対象物、及び、前記第2の搬送部を通る前記対象物に照射可能に配置される、
請求項1又は請求項2に記載の搬送システム。
【請求項7】
前記第1の搬送部及び前記第2の搬送部は、上面視でV字状に設けられる、
請求項6に記載の搬送システム。
【請求項8】
前記第2の搬送部と前記排出部との間に設けられ、前記対象物を搬送する第3の搬送部を備え;
前記第2の搬送部と前記第3の搬送部とは、互いの端部を介して前記対象物を受け渡し可能であり、
前記第1の搬送部、前記第2の搬送部、及び、前記第3の搬送部の少なくとも一部は、上面視でずれ、
前記照明装置は、前記照明装置からの光を前記第1の搬送部を通る前記対象物、及び、前記第2の搬送部を通る前記対象物に加えて、前記第3の搬送部を通る前記対象物に照射可能に配置される、
請求項6に記載の搬送システム。
【請求項9】
前記第1の搬送部、前記第2の搬送部、及び、前記第3の搬送部は、上面視でZ字状又は螺旋状に設けられる、
請求項8に記載の搬送システム。
【請求項10】
前記第1の搬送部、前記第2の搬送部を覆う筐体を備え;
前記照明装置は、前記第1の搬送部及び前記第2の搬送部を搬送される前記対象物に紫外線を照射する、
請求項1又は請求項2に記載の搬送システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、搬送システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
コンベア上に搬送される対象物に対して光を当てる対応が広く行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-128123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、搬送される対象物に対して光を当てることが可能な汎用性が高い搬送システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、搬送システムは、対象物を排出する排出部と;搬送装置と;照明装置と;を備える。搬送装置は、対象物を搬送する第1の搬送部と;第1の搬送部と排出部との間に設けられ、第1の搬送部から受け渡される対象物を搬送する第2の搬送部と;を備える。照明装置は、第1の搬送部に搬送される対象物に対して光を照射する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
下流側搬送コンベアに接続される、第1実施形態に係る搬送システムを示す概略図。
図1中の矢印IIで示す方向から見た搬送システムの画像検査装置の概略図。
上流側搬送コンベアと下流側搬送コンベアとの間に設けられる、第2実施形態に係る搬送システムを示す概略図。
図3に示す搬送システムの搬送装置を上側から見た状態を示す概略的な上面視図。
図3に示す搬送システムの変形例に係る搬送装置を上側から見た状態を示す概略的な上面視図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
実施形態に係る搬送システム(10)は、対象物(S1;S2)を排出する排出部(14;120)と;搬送装置(12;118)と;照明装置(42;116)と;を備える。搬送装置(12;118)は、対象物(S1;S2)を搬送する第1の搬送部(22;132;142)と;第1の搬送部(22;132;142)と排出部(14;120)との間に設けられ、第1の搬送部(22;132;142)から受け渡される対象物(S1;S2)を搬送する第2の搬送部(24;134;144)と;を備える。照明装置(42;116)は、第1の搬送部(22;132;142)に搬送される対象物(S1;S2)に対して光を照射する。
このため、搬送される対象物(S1;S2)に対して光を当てることが可能な、汎用性が高い搬送システム(10)を提供することができる。
【0008】
第1の搬送部(22;132)は、排出部(14;120)よりも上流側に設けられる。また、第2の搬送部(24;134;144)は、第1の搬送部(22;132;142)よりも下流側に設けられる。
このため、搬送装置(14;118)の経路を上下に配置して、搬送システム(10)の水平方向の省スペース化が図られる。
【0009】
第1の搬送部(22;132;142)による搬送方向の成分と、第2の搬送部(24;134;144)による搬送方向の成分とは、互いに反対向きである。
本実施形態のように、第1の搬送部(22;132;142)による搬送方向の成分と、第2の搬送部(24;134;144)による搬送方向の成分とが互いに反対向きであることにより、第1の搬送部、第2の搬送部が水平方向に連なる場合に比べて、搬送装置(12;118)の水平方向の必要スペースを省スペース化することができる。
【0010】
搬送システム(10)の照明装置(42)は、第1の搬送部(22)に搬送される対象物(S1)に対して光を照射する第1の光源部(42a)と;第1の搬送部(22)に搬送される対象物(S1)に対して第1の光源部(42a)からの光とは異なる波長域の光を照射する第2の光源部(42b)を有する。搬送システム(10)は、第1の光源部(42a)を用いた光による第1の画像、及び、第2の光源部(42b)を用いた光による第2の画像を取得する撮像部(44)を備える。搬送システム(10)は、第1の光源部(42a)、第2の光源部(42b)、及び、撮像部(44)を制御し、第1の画像、及び、第2の画像を用いて、対象物内の異物の有無を判断する、制御部(46)を有する。
第1の光源部(42a)と第2の光源部(42b)とにより、互いに異なる波長域の光を照射し、その反射光を撮像部で画像として取得することができる。このため、例えば、制御部(46)が第1の光源部(42a)を制御して白色光を対象物(S1)に照明し、その光を撮像部(44)で取得することで、対象物(S1)の色を取得する。また、例えば、制御部(46)が第2の光源部(42b)を制御して白色光の波長域とは異なる波長域の光(例えばUV光)を対象物(S1)に照明し、その光を撮像部(44)で取得することで、異物を検知することができる。このため、第1の光源部(42a)の波長域、第2の光源部(42b)の波長域の光、撮像部(44)を、対象物(S1)に合わせて調整することで、第1の光源部(42a)からの光による第1の画像と、第2の光源部(42b)からの光による第2の画像とを撮像部(44)により取得することで、制御部(46)は、異物を検知し易くすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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