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公開番号
2025040401
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-24
出願番号
2024122121
出願日
2024-07-29
発明の名称
摩耗防止用のハイブリッド分離器ホイールベーンを備える分離器ホイール
出願人
ネッツシュ-ファインマールテヒニック ゲーエムベーハー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B07B
7/083 20060101AFI20250314BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約
【課題】主に分級のみをするが、それにもかかわらず摩耗に晒される分離器ミル又は分離器のために、より容易に交換可能であると共に、信頼性高いめっきを備える分離器ホイールを提供する。
【解決手段】ハイブリッド分離器ホイールベーンを備える分離器ホイールであって、各ハイブリッド分離器ホイールベーンが、少なくとも1個のベーン基体で構成され、基体における半径方向外方領域の少なくとも先行する側には、所定の動作中に、ベーンキャリアの材料とは異なる摩耗保護材料、理想的には、カーバイド材料又はセラミック材料で構成された少なくとも1個のめっきストリップが設けられ、分離器ホイールは、少なくとも1個のめっきストリップが、少なくとも1個、より好適には複数の形状密着要素を有し、形状密着要素が、ベーン基体における対応の形状密着要素と係合していることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のハイブリッド分離器ホイールベーン(9)を備える分離器ホイール(5)であって、各ハイブリッド分離器ホイールベーンが、少なくとも1個のベーン基体(14)で構成され、前記基体(14)における半径方向外方領域の少なくとも先行する側には、所定の動作中に、ベーンキャリアの材料とは異なる摩耗保護材料、理想的には、カーバイド材料又はセラミック材料で構成された少なくとも1個のめっきストリップ(16)が設けられている分離器ホイールにおいて、
前記少なくとも1個のめっきストリップ(16)が、少なくとも1個、より好適には複数の形状密着要素(17)を有し、該形状密着要素(17)が、前記ベーン基体(14)における対応の形状密着要素(17)と係合していることを特徴とする、分離器ホイール。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の分離器ホイール(5)であって、前記めっきストリップ(16)が、前記ベーン基体(14)と付加的に接着されていることを特徴とする、分離器ホイール。
【請求項3】
請求項2に記載の分離器ホイール(5)であって、前記めっきストリップ(16)を前記ベーン基体(14)と接続する接着剤が、耐熱性を有し、該耐熱性が、ハイブリッド分離器ホイールベーン(9)を前記ベーン基体(14)の微細構造に重大な影響を及ぼさない温度まで加熱することにより、前記ベーン基体(14)と前記めっきストリップ(16)との間の接続を破壊できるよう調整されていることを特徴とする、分離器ホイール。
【請求項4】
請求項1~3の何れか一項に記載の分離器ホイール(5)であって、前記形状密着要素(17)が、互いに相互作用することにより、動作中に、前記めっきストリップ(16)に作用する遠心力は前記形状密着要素(17)によって吸収されることを特徴とする、分離器ホイール。
【請求項5】
請求項1~4の何れか一項に記載の分離器ホイール(5)であって、前記ベーン基体(14)が、前記めっきストリップ(16)を面一に配置可能な凹部を有することを特徴とする、分離器ホイール。
【請求項6】
請求項5に記載の分離器ホイール(5)であって、前記凹部(15)が、実質的に、前記ベーン基体(14)において動作中に先行する大表面上に形成されると共に、好適には、前記ベーン基体(14)における前記大表面の半径方向最外側の少なくとも25%にわたって延在していることを特徴とする、分離器ホイール。
【請求項7】
請求項5又は6に記載の分離器ホイール(5)であって、前記めっきストリップ(16)における少なくとも1個の形状密着要素(17)が、動作回転軸線に対して最も近くに位置する前記めっきストリップ(16)の端部領域に形成されていることを特徴とする、分離器ホイール。
【請求項8】
請求項7に記載の分離器ホイール(5)であって、前記形状密着要素(17)が、突起であり、該突起が、前記動作回転軸線に対して最も近くに位置する前記めっきストリップ(16)の狭表面から、好適には、半径方向に突出していることを特徴とする、分離器ホイール。
【請求項9】
請求項1~8の何れか一項に記載の分離器ホイール(5)であって、前記めっきストリップ(16)は、該めっきストリップ(16)が接着される前記ベーン基体(14)の断面よりも、周方向においてより小さな厚さを有することを特徴とする、分離器ホイール。
【請求項10】
めっきストリップ(16)をベーン基体(14)内に掛けることにより、請求項1~9の何れか一項に記載の分離器ホイール(5)の分離器ホイールベーン(9)に、理想的には大表面的にめっきを施すための、少なくとも1個の形状密着要素(17)を備えるめっきストリップ(16)の使用方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、改良された分離器ホイールを備える遠心分離器又は分離器ミルと、そのような分離器用の分離器ホイールに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
分離器ミル(セパレータミル)は、高速回転するホイールを動作させ、これらホイールの一方は分離器ホイールであり、他方は粉砕用に設けられている。両方のホイールは、同じチャンバ内に配置されると共に、供給材料の粉砕及び分級を行う。分離器ホイールは、典型的には、ドラム状の形状を備える。分離器ホイールのジャケット面は、多数の分離器ホイールベーンによって形成され、これらベーンは、2個の分離器ホイールディスクの間に保持されている。隣接する分離器ホイールベーンは、互いの間に「分離器ギャップ」と称されるそれぞれ1つの通過ギャップを空けている。
【0003】
分級は通常、循環運動中により小さな遠心力しか生じないより小さな粒子が、搬送ガスで分離器ホイールの内部に導入されることによって行われる。これらより小さな粒子は、微細材料フラクションを形成し、分離器ホイールの端面を介してキャリアガスと一緒に放出される。
【0004】
このことは、より大きな粒子では機能しない。純粋な分離器の場合、粗大粒子は、使用可能なその他のフラクションとして又は再粉砕を目的として粗大材料出口を介して放出される。分離器ミルの場合、粗大粒子は、粉砕ホイールの動作領域に対して(多くの場合繰り返し)衝突し、これにより粉砕される。このようにして新たに生成されたより小さな粒子は、キャリアガス流によって分離器ホイールの内部に導入される。上述した衝突後も留まるより大きな粒子は、連続的に更なる衝突を生じる。この場合にこれら粒子は、更に粉砕されると共に、分離される。ただし、これら粒子は、周方向に更に加速される。
【0005】
このことは、依然として粉砕中の粒子が、分離器ホイールベーンに衝突することにもつながる。
【0006】
この場合、粉砕の役割を果たす分離器ホイールベーンが、回転方向において先行する半径方向外方領域で、大きな衝突摩耗に晒されることは明らかである。
【0007】
この摩耗に対処するために、分離器ホイールベーンを特に耐摩耗性の高い材料、例えば、セラミック材料又はカーバイド材料で製造することが既知である。しかしながら、これら材料は、ノッチ衝撃に対してより敏感である。従って、硬い物質で製造された大きな分離器ホイールベーンの場合、分離器ホイールベーンが破損する可能性がある。これは、特に、大きな粒子が分離器ホイールベーンに衝突し、その際に直ぐに粉砕されない場合に生じる。動作速度が高速なので、ベーンの破損は通常、重大な二次的損害をもたらす。
【0008】
上述した理由により、ハイブリッド分離器ベーンの使用も既に検討されている。
【0009】
このような分離器ホイールベーンの場合、分離器ホイールベーンの基体(ホイールベーンのベース本体)は、依然として鋼で構成されている。摩耗保護の観点から、セラミック材料又はカーバイド材料で構成されためっきストリップが、基体において最も負荷がかかる領域に接着される。この利点は、めっきストリップが破損した場合でも、めっきストリップが分離器内に実質的に全く放出されないか又は最小の破片のみが放出され、これにより二次的損害を大幅に回避できることである。
【0010】
それにもかかわらず、依然として問題が生じる。めっきストリップの接着に特に高強度の接着剤が使用される場合、めっきストリップの定期的な交換に極めて時間がかかる。より弱い結合を確立する接着剤が使用される場合、めっきストリップが予期せずして剥離するリスクが増加する。このことは、大きなベーンの破損で知られている破壊を伴う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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