特許ウォッチ

公開番号2025037342
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144213
出願日2023-09-06
発明の名称選別装置
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類B07C 5/38 20060101AFI20250311BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】選別の作業能率を向上させることのできる選別装置を提供する。
【解決手段】仕分け装置1は、複数の搬送ユニット101を周回移動させて青果物Fを搬送し、青果物Fに対して水平方向に搬送を行う計測区域R1と、斜め下方向に搬送を行う仕分け区域R2とを含むチェーンコンベア10と、仕分け区域R2において、チェーンコンベア10によって搬送される青果物Fを、搬送ユニット101の周回面に対して平行となる方向に排出可能なエアー噴出装置13とを備える。チェーンコンベア10は、搬送方向および幅方向の両方に対してランダムに分散配置された青果物Fを搬送することが可能である。エアー噴出装置13は、幅方向における任意の箇所にある青果物Fを、搬送ユニット101の周回面に対して平行な方向に排出可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
被選別物を搬送しながら選別する選別装置であって、
複数の搬送ユニットを周回移動させて被選別物を搬送し、被選別物に対して水平方向に搬送を行う第１搬送区域と、斜め下方向に搬送を行う第２搬送区域とを含む搬送装置と、
前記第２搬送区域において、前記搬送装置によって搬送される被選別物を、前記搬送ユニットの周回面に対して平行となる方向に排出可能な選別排出部とを備え、
前記搬送装置は、搬送方向および幅方向の両方に対してランダムに分散配置された被選別物を搬送することが可能であり、
前記選別排出部は、幅方向における任意の箇所にある被選別物を、前記搬送ユニットの周回面に対して平行な方向に排出可能であることを特徴とする選別装置。
続きを表示（約 430 文字）【請求項２】
請求項１に記載の選別装置であって、
前記選別排出部は、前記被選別物にエアーを噴射して排出を行うことを特徴とする選別装置。
【請求項３】
請求項１に記載の選別装置であって、
前記選別排出部は、回転軸周りに回転することで被選別物を押し出して排出する可動板であることを特徴とする選別装置。
【請求項４】
請求項１に記載の選別装置であって、
前記選別排出部によって前記搬送装置から排出された被選別物を受けとる排出樋を備え、
前記選別排出部および前記排出樋は、前記第２搬送区域の搬送方向に沿って多段に配置されていることを特徴とする選別装置。
【請求項５】
請求項１に記載の選別装置であって、
前記第１搬送区域に、各被選別物に対する計測を行う計測装置が配置され、
前記選別排出部は、前記計測装置の計測結果に基づいて被選別物の排出を行うことを特徴とする選別装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、被選別物の選別を行う選別装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、コンベアにて搬送される果実の等階級を計測した後、果実の等階級に応じてエアーノズルのエアー噴出作用によって果実を仕分ける装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
実開昭５３－２９３６１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の仕分け装置は、コンベアにて列状に移送される果実の側方からエアーを噴出させ、コンベアに対して側方に果実を取り出して仕分けする構造である。しかしながら、この従来構造では、果実を１列状でしか搬送できないため、仕分けの作業能率が上がらないといった問題がある。
【０００５】
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであり、選別の作業能率を向上させることのできる選別装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の課題を解決するために、本開示の選別装置は、被選別物を搬送しながら選別する選別装置であって、複数の搬送ユニットを周回移動させて被選別物を搬送し、被選別物に対して水平方向に搬送を行う第１搬送区域と、斜め下方向に搬送を行う第２搬送区域とを含む搬送装置と、前記第２搬送区域において、前記搬送装置によって搬送される被選別物を、前記搬送ユニットの周回面に対して平行となる方向に排出可能な選別排出部とを備え、前記搬送装置は、搬送方向および幅方向の両方に対してランダムに分散配置された被選別物を搬送することが可能であり、前記選別排出部は、幅方向における任意の箇所にある被選別物を、前記搬送ユニットの周回面に対して平行な方向に排出可能であることを特徴としている。
【０００７】
上記の構成によれば、選別排出部が、幅方向における任意の箇所にある被選別物を搬送ユニットの周回面に対して平行な方向に排出可能であることで、搬送装置は、被選別物を１列状に搬送する必要はなく、分散配置された被選別物の搬送が可能となる。これにより、選別装置は選別の作業能率を向上させることができる。
【発明の効果】
【０００８】
本開示の選別装置は、分散配置された被選別物の搬送を行いながらの選別が可能であり、選別の作業能率を向上させることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
仕分け装置の概略構成を示す模式断面図である。
仕分け装置の概略構成を示す模式平面図である。
計測区域における青果物の搬送動作を示す説明図である。
仕分け区域における青果物の搬送動作を示す説明図である。
計測区域における構成の変形例を示す模式断面図である。
仕分け区域における選別排出部の変形例を示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
〔第１実施形態〕
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図１は、本実施形態における仕分け装置（選別装置）１の概略構成を示す模式断面図である。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許