TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025050576
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159445
出願日2023-09-25
発明の名称分級装置、及びそれを用いた粉体の分級方法
出願人株式会社日立ハイテク
代理人ポレール弁理士法人
主分類B07B 1/10 20060101AFI20250328BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】
例えばリチウムイオン電池の電極材料などの付着性の強い粉体を分級する場合でもメッシュが破損することなく、かつ所定のスループットを確保した上で分級が可能な分級装置を提供すること。
【解決手段】
粉体を分級する分級メッシュと、前記分級メッシュと分級対象の前記粉体とを挟むように押圧可能な少なくとも2枚の押圧板と、前記押圧板を振動させる加振機構と、を備えた分級装置、及びそれを用いた粉体の分級方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
粉体を分級する分級メッシュと、
前記分級メッシュと分級対象の前記粉体とを挟むように押圧可能な少なくとも2枚の押圧板と、
前記押圧板を振動させる加振機構と、
を備えたことを特徴とする分級装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1記載の分級装置において、
前記押圧板の少なくとも1枚は開口を有し、前記分級メッシュにより分級された粉体を該開口を介して吸引する吸引機構を備えたことを特徴とする分級装置。
【請求項3】
請求項2記載の分級装置において、
前記吸引機構により分級された粉体を吸引する吸引位置と、前記吸引機構により吸引されなかった粉体を回収する回収位置とを有し、
前記吸引位置と前記回収位置との間で前記分級メッシュを搬送する搬送機構を備えたことを特徴とする分級装置。
【請求項4】
請求項3記載の分級装置において、
前記搬送機構は、開口部に前記分級メッシュを固定した回転円板を備え、
前記回転円板を回転することにより、前記吸引位置と、前記回収位置の間で前記分級メッシュを搬送する機構であることを特徴とする分級装置。
【請求項5】
請求項3記載の分級装置において、
前記分級メッシュはループをなすベルトの少なくとも一部に設けられ、前記搬送機構は該ベルトをローラーで回転する機構であることを特徴とする分級装置。
【請求項6】
請求項3記載の分級装置において、
前記分級メッシュを保持する保持部材を有し、前記搬送機構は、前記保持部材を搬送する機構であることを特徴とする分級装置。
【請求項7】
請求項3記載の分級装置において、
前記搬送機構の搬送経路に前記分級メッシュをクリーニングするクリーニング位置を有することを特徴とする分級装置。
【請求項8】
請求項1記載の分級装置において、
前記粉体を前記分級メッシュ上で複数のブロックに分割して載置する機構を備えたことを特徴とする分級装置。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の分級装置を用いたことを特徴とする粉体の分級方法。
【請求項10】
粉体を分級する分級メッシュに粉体を供給する粉体供給ステップと、
供給された前記粉体と前記分級メッシュとを挟むように、少なくとも2枚の押圧板で押圧する粉体押圧ステップと、
前記粉体と前記分級メッシュとを振動させる粉体振動ステップと、
を含むことを特徴とする粉体の分級方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体を分級する分級装置、及びそれを用いた粉体の分級方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
粉体を分級する技術として、特許文献1が知られている。この特許文献1には、粉体を分級する上面視円形状のメッシュ部材と、前記メッシュ部材の上側に位置し、垂直に設けられた回転軸を介して回転することで前記メッシュ部材に粉体を押し当てるヘラと、前記回転軸を回転させるモーターとを有する分級装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-36864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術を用いて付着性の強い粉体等を分級しようとした場合、ヘラをメッシュに押し当てる力を強くして分級する必要がある。しかし、メッシュ部材の片面側にヘラを押し当てる構造であるため、押し当てる力を強くすると、メッシュが伸びて開口が広がったり、メッシュが破損する可能性がある。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、例えばリチウムイオン電池の電極材料などの付着性の強い粉体を分級する場合でもメッシュが破損することなく、かつ所定のスループットを確保した上で分級が可能な分級装置、それを用いた粉体の分級方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明の構成は以下の通りである。
粉体を分級する分級メッシュと、前記分級メッシュと分級対象の前記粉体とを挟むように押圧可能な少なくとも2枚の押圧板と、前記押圧板を振動させる加振機構と、を備えた分級装置、及びそれを用いた粉体の分級方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、付着性の強い粉体を分級する場合でもメッシュが破損することなく、かつ所定のスループットを確保した上で分級が可能な分級装置、及びそれを用いた分級方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に係る分級装置の概略構成を示す断面図。
実施例2に係る分級装置の概略構成を示す上面図。
実施例2における供給部15の構造を示す断面図。
実施例2におけるマスク29の開口形状を示す上面図。
実施例2における分級部16の構造を示す断面図。
実施例2におけるメッシュクリーニング部17の構造を示す断面図。
実施例3に係る分級装置の概略構成を示す上面図。
実施例3における分級部50の構造を示す断面図。
実施例4における分級装置の概略構成を示す断面図。
実施例4におけるベースプレート61を下から図。
実施例4における回転板65を上から見た図。
実施例4におけるベースプレート76を上から見た図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。実施例は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
【0010】
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
穀物選別機
1か月前
日東精工株式会社
検査装置
25日前
日清製粉株式会社
5日前
株式会社タケエイ
振動篩装置
7日前
株式会社レクザム
基板アンローダ
21日前
シブヤ精機株式会社
農産物選別装置
2か月前
川崎重工業株式会社
廃棄物処理システム
2か月前
川崎重工業株式会社
廃棄物処理システム
2か月前
川崎重工業株式会社
廃棄物処理システム
1か月前
シブヤ精機株式会社
農産物選別システム
2か月前
セキ工業株式会社
部品分別装置
2か月前
アンリツ株式会社
物品検査装置
1か月前
アンリツ株式会社
物品検査装置
1か月前
キヤノン株式会社
分別装置及び分別方法
1か月前
東芝ライテック株式会社
搬送システム
27日前
株式会社栗本鐵工所
ローラスクリーン
2か月前
株式会社シンセイ
砂乾燥選別装置
5日前
アンリツ株式会社
選別装置および物品検査装置
1か月前
株式会社PFU
物体撮像装置および物体認識装置
6日前
不二パウダル株式会社
網固定具
3か月前
ウエノテックス株式会社
風力選別機および風力選別システム
27日前
キヤノン株式会社
識別装置
1か月前
日本放送協会
有機エレクトロルミネッセンス素子、表示装置、及び照明装置
2か月前