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公開番号2025103111
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220224
出願日2023-12-27
発明の名称
出願人日清製粉株式会社
代理人個人
主分類B07B 1/46 20060101AFI20250702BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】 軽量化を実現しつつ目詰まりを解消する加振子の紛失を防止することができる篩を提供する。
【解決手段】 中枠及び外枠を有する篩であって、前記中枠は、中空パイプにより構成される枠部材と、前記枠部材に張られる篩網と、前記枠部材を構成する前記中空パイプに内蔵され、前記枠部材を加振する加振子を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
中枠及び外枠を有する篩であって、
前記中枠は、
中空パイプにより構成される枠部材と、
前記枠部材に張られる篩網と、
前記枠部材を構成する前記中空パイプに内蔵され、前記枠部材を加振する加振子
を備えることを特徴とする篩。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記枠部材は、アルミ製の角パイプからなることを特徴とする請求項1記載の篩。
【請求項3】
前記枠部材は、
前記中枠の外辺を構成する複数の外枠体と、
前記外枠体の内部に配置され、前記外枠体を補強する複数の補強体を有し、
前記加振子は、前記外枠体及び前記補強体のそれぞれに内蔵されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の篩。
【請求項4】
前記加振子は、球状であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の篩。
【請求項5】
前記加振子は、鎖状であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の篩。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加振機能を有する篩に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
製粉工場で小麦を挽いて小麦粉にする工程(挽砕工程)においては、小麦や様々な粒度の小麦ストック(挽砕中の小麦半製品)をロールで砕く工程、篩でふるい分ける工程、ピューリファイアで純化する工程を繰り返す。これにより小麦ストックは、白色の小麦粉及びふすまに分離される。篩は上記工程ごとに設置されるため、挽砕工程で篩の数が1000枚に達することもある。このように篩は大変重要な設備であり、これまで様々な工夫がなされてきた。
【0003】
製粉工場で使用する篩の篩枠は外枠と中枠からなり、中枠の上面に篩網である篩絹(ふるいぎぬ)が張られており、篩絹を通過した小麦粒子が外枠上面で回収される。中枠には上部に貼られた篩絹のほかに下部にクリンプ網等の粗い網が張られており、篩絹とクリンプ網との間の空間に篩絹の目詰まりを解消するための加振子としてクリーナ、タッピングボール等と呼ばれる部材が封入される。この部材は、篩が振動するたびに篩絹に衝突するなどして篩絹が目詰まりをすることを防いでいる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-69354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
製粉工場は24時間稼働しており、省エネルギー及びメンテナンスの点から篩の篩枠は軽量である方が望ましい。篩枠の材質として木材や金属(例えばアルミニウム)が挙げられるが、金属性の篩枠は強度が高いものの重くなる傾向がある。したがって、篩として機能しない中枠下部に張られているクリンプ網等の粗い網を取り除き軽量化することが検討されている。ところがクリンプ網を取り除いた場合、加振子を中枠内に封入することができず、該部材の紛失や製品への混入の恐れがあった。
【0006】
本発明の目的は、軽量化を実現しつつ目詰まりを解消する加振子の紛失を防止することができる篩を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の篩は、中枠及び外枠を有する篩であって、前記中枠は、中空パイプにより構成される枠部材と、前記枠部材に張られる篩網と、前記枠部材を構成する前記中空パイプに内蔵され、前記枠部材を加振する加振子を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の篩は、前記枠部材がアルミ製の角パイプからなることを特徴とする。また、本発明の篩は、前記枠部材が前記中枠の外辺を構成する複数の外枠体と、前記外枠体の内部に配置され、前記外枠体を補強する複数の補強体と、を有し、前記加振子は、前記外枠体及び前記補強体のそれぞれに内蔵されることを特徴とする。また、本発明の篩は、前記加振子が球状または鎖状であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、軽量化を実現しつつ目詰まりを解消する加振子の紛失を防止することができる篩を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態に係る篩の概略構成を示す斜視図である。
実施の形態に係る篩の概略構成を示す展開斜視図である。
実施の形態に係る中枠の概略構成を示す断面平面図である。
他の実施の形態に係る中枠の概略構成を示す断面平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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