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公開番号2025002959
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103374
出願日2023-06-23
発明の名称表示制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類B60W 50/14 20200101AFI20241226BHJP(車両一般)
要約【課題】車両に設けられる表示制御装置において、手動運転と自動運転のそれぞれの走行モードに応じて、表示装置の表示を適切に行う技術を提供する。
【解決手段】車両に設けられる表示制御装置であって、車両は、走行モードとして自動運転モードまたは手動運転モードを有し、搭乗者に情報を表示する表示部を備え、表示制御装置は、表示部を制御し、複数種類の表示モードであって、表示の時点における車両の状況を表示する第1種表示モードと、表示の時点における車両の状況を表示しない第2種表示モードと、を含む複数種類の表示モードを備え、表示部において第1種表示モードによる表示が行われていた手動運転モードから、自動運転モードに、走行モードが切り替えられたことを含む、予め定められた第1条件が満たされた場合に、自動運転モードにおける表示の時点において、表示部において第2種表示モードによる表示を行う。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
車両に設けられる表示制御装置であって、
前記車両は、
走行モードとして自動運転モードまたは手動運転モードを有し、
搭乗者に情報を表示する表示部を備え、
前記表示制御装置は、
前記表示部を制御し、
複数種類の表示モードであって、表示の時点における車両の状況を表示する第1種表示モードと、表示の時点における車両の状況を表示しない第2種表示モードと、を含む前記複数種類の表示モードを備え、
前記表示部において前記第1種表示モードによる表示が行われていた前記手動運転モードから、前記自動運転モードに、前記走行モードが切り替えられたことを含む、予め定められた第1条件が満たされた場合に、前記自動運転モードにおける表示の時点において、前記表示部において前記第2種表示モードによる表示を行う、表示制御装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載の表示制御装置であって、
前記第2種表示モードは、表示の時点以前の車両の状況の統計量を表示するモードである、表示制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載の表示制御装置であって、
前記車両は、さらに、
駆動力の伝達される車輪としての複数の駆動輪と
前記複数の駆動輪のそれぞれの駆動力を調整する駆動力調整装置と、を備え、
前記第1種表示モードは、前記複数の駆動輪のそれぞれの駆動力を示す駆動力配分表示モードを含む、表示制御装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の表示制御装置であって、
前記表示制御装置は、さらに、
予め定められた第1の期間における前記第2種表示モードのそれぞれの表示モードが表示された頻度の情報を記憶し、
前記第1条件が満たされた場合に、前記頻度の情報に基づいて、前記第2種表示モードのうち、表示された頻度の最も多い表示モードを表示する、表示制御装置。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか一項に記載の表示制御装置であって、
前記表示制御装置は、さらに、
予め定められた第1の期間における前記第2種表示モードのそれぞれの表示モードが表示された時間の情報を記憶し、
前記第1条件が満たされた場合に、前記時間の情報に基づいて、前記第2種表示モードのうち、表示された時間の最も長い表示モードを表示する、表示制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示制御装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
四輪駆動の車両において、例えば、特許文献1に記載されているように、各車輪に加わる駆動力の配分の状況を視認させる表示装置が存在する。表示装置は、運転者に駆動力の配分の状況を伝える。表示装置は、各車輪にどの程度の駆動力を配分することが可能かを、運転者に認識させることにより、より適切な操作を促す。なお、以下の説明において、こうした表示装置の機能を、駆動力の配分表示とよぶ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-11019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、四輪駆動の車両が自動運転する場合では、運転者自身で操作しないため、駆動力の配分表示以外の表示を望まれる可能性が高い。したがって、手動運転と自動運転のそれぞれの走行モードに応じて、表示装置の表示を適切に行う技術が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば、車両に設けられる表示制御装置が提供される。この表示制御装置において、前記車両は、走行モードとして自動運転モードまたは手動運転モードを有し、搭乗者に情報を表示する表示部を備える。前記表示制御装置は、前記表示部を制御し、複数種類の表示モードであって、表示の時点における車両の状況を表示する第1種表示モードと、表示の時点における車両の状況を表示しない第2種表示モードと、を含む前記複数種類の表示モードを備える。前記表示制御装置は、前記表示部において前記第1種表示モードによる表示が行われていた前記手動運転モードから、前記自動運転モードに、前記走行モードが切り替えられたことを含む、予め定められた第1条件が満たされた場合に、前記自動運転モードにおける表示の時点において、前記表示部において前記第2種表示モードによる表示を行う。
このような形態とすることで、本開示の表示制御装置は、自動運転モードにおける表示の時点において、第2種表示モードによる表示を行う。自動運転モードでは、搭乗者が運転に係わる可能性は低いため、搭乗者が表示の時点における車両の状況を表示する第1種表示モードを望む可能性は、低い。したがって、本開示の表示制御装置は、走行モードに応じて、搭乗者が望む表示モードを表示部に表示できる可能性を高める。
(2)上記形態の表示制御装置では、前記第2種表示モードは、表示の時点以前の車両の状況の統計量を表示するモードでもよい。このような形態とすることで、本開示の表示制御装置は、自動運転モードにおける表示の時点において、第2種表示モードによる表示を行う。運転をしない搭乗者は、表示の時点における車両の状況よりも、自動運転による運転実績の適正さを知るために表示の時点における車両の状況を表す統計量を望む可能性が高い。例えば、この統計量は、平均燃費や平均車速などである。よって、本開示の表示制御装置は、自動運転による運転実績の適正さを知ることができる。
(3)上記形態の表示制御装置では、前記車両は、さらに、駆動力の伝達される車輪としての複数の駆動輪と前記複数の駆動輪のそれぞれの駆動力を調整する駆動力調整装置と、を備える。前記第1種表示モードは、前記複数の駆動輪のそれぞれの駆動力を示す駆動力配分表示モードを含む形態でもよい。このような形態とすることで、本開示の表示制御装置は、第1種表示モードとしての駆動力配分表示モードを有する場合も、自動運転モードでは、運転者が望む第2種表示モードを表示できる。
(4)上記形態の表示制御装置では、前記表示制御装置は、さらに、予め定められた第1の期間における前記第2種表示モードのそれぞれの表示モードが表示された頻度の情報を記憶し、前記第1条件が満たされた場合に、前記頻度の情報に基づいて、前記第2種表示モードのうち、表示された頻度の最も多い表示モードを表示してもよい。このような形態とすることで、本開示の表示制御装置は、表示モードの表示された頻度に基づいて、搭乗者が望む可能性の高い表示モードを、表示部に表示できる。
(5)上記形態の表示制御装置では、前記表示制御装置は、さらに、予め定められた第1の期間における前記第2種表示モードのそれぞれの表示モードが表示された時間の情報を記憶し、前記第1条件が満たされた場合に、前記時間の情報に基づいて、前記第2種表示モードのうち、表示された時間の最も長い表示モードを表示してもよい。このような形態とすることで、本開示の表示制御装置は、表示モードの表示された時間に基づいて、搭乗者が望む可能性の高い表示モードを、表示部に表示できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態の構成を示す説明図である。
表示部を示す説明図である。
駆動力配分表示モードを示す説明図である。
エコドライブインジケーター表示モードを示す説明図である。
平均燃費表示モードを示す説明図である。
平均車速表示モードを示す説明図である。
第1実施形態における表示の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.第1実施形態:
A-1.第1実施形態の構成:
図1は、第1実施形態の構成を示す説明図である。表示制御装置600は、車両1000に設けられる。車両1000は、搭乗者を有した状態において、走行モードとして自動運転モードまたは手動運転モードを有する。走行モードについては、後に詳細に説明する。さらに、車両1000は、4輪駆動の車両である。以下の説明では、表示制御装置600の説明の前に、車両1000の構成について説明する。車両1000は、複数の駆動輪100と、運転実行部200と、情報取得部300と、車両制御装置400と、表示部500と、を備える。
【0009】
複数の駆動輪100は、車両1000の走行に必要な駆動力を路面に伝達する。すなわち、複数の駆動輪100は、駆動装置210により出力された駆動力の伝達される車輪である。複数の駆動輪100は、車両1000の左右に配された一対の車輪としての前輪110Rと前輪110Lと、車両1000の左右に配された一対の車輪としての後輪120Rと後輪120Lと、により構成されている。複数の駆動輪100は、車軸やプロペラシャフトを介して運転実行部200に接続されている。図1では、技術の理解を容易にするため、構造に係わる図示が省略されている。
【0010】
運転実行部200は、車両1000の運転を実行する。運転実行部200は、駆動装置210と、制動装置220と、操舵装置230とを備える。運転実行部200は、車両制御装置400に通信線を通じて接続されている。運転実行部200は、車両制御装置400の指令に応じて、駆動装置210と、制動装置220と、操舵装置230とを使用して車両1000の運転を実行する。
(【0011】以降は省略されています)

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