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公開番号
2024115252
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-26
出願番号
2023020862
出願日
2023-02-14
発明の名称
曲げ加工装置
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B21D
5/01 20060101AFI20240819BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】安価な構成により、精度良く曲げ加工を行う曲げ加工装置を提供することを課題とする。
【解決手段】板状のワークWを、その一端側の被加工部W1を露出させた状態で挟持する挟持部と、被加工部W1を押圧して曲げる押圧位置と、押圧位置よりも被加工部W1を曲げる移動方向と反対方向へ退避した退避位置とを往復移動可能に設けられるカムスライダ15と、カムスライダ15の往復移動方向と交差する方向へ往復移動可能に設けられ、カムスライダ15を往復移動させるカムドライバ14と、を備え、被加工部W1を被加工部W1の厚み方向に曲げる曲げ加工装置1であって、カムドライバ14は、カムスライダ15に当接してカムスライダ15を押圧位置へ移動させる当接面部14a2と、当接面部14a2よりもカムスライダ15から退避した退避面部14a4とを、カムドライバ14の移動方向に有し、カムドライバ14の往復移動により、カムスライダ15は、押圧位置、退避位置、押圧位置の順で往復移動することを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
板状のワークを、その一端側の被加工部を露出させた状態で挟持する挟持部と、
前記被加工部を押圧して曲げる押圧位置と、前記押圧位置よりも前記被加工部を曲げる移動方向と反対方向へ退避した退避位置とを往復移動可能に設けられる曲げ加工部と、
前記曲げ加工部の往復移動方向と交差する方向へ往復移動可能に設けられ、前記曲げ加工部を往復移動させる移動部と、を備え、
前記被加工部を前記被加工部の厚み方向に曲げる曲げ加工装置であって、
前記移動部あるいは前記曲げ加工部の少なくとも一方は、前記移動部あるいは前記曲げ加工部の他方に当接して前記曲げ加工部を前記押圧位置へ移動させる当接面部と、前記当接面部よりも前記移動部あるいは前記曲げ加工部の他方から退避した退避面部とを、前記移動部の移動方向に有し、
前記移動部の往復移動により、前記曲げ加工部は、前記押圧位置、前記退避位置、前記押圧位置の順で往復移動することを特徴とする曲げ加工装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、曲げ加工装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
板状のワークを挟持した状態で、その一端側を曲げ加工部によりプレスして曲げ加工する曲げ加工装置が従来から存在する。
【0003】
このような曲げ加工装置によるワークの曲げ加工では、曲げ加工後のスプリングバックにより所望の曲げ形状を得られなくなるという問題がある。
【0004】
例えば図9(a)に示すように、パッド101と下型102によりワークWを挟持した状態で、曲げ刃103によりワークWの被加工部W1に対する曲げ加工を行う。この際、ワークWの曲げ部分の外側には引張応力が生じ、内側には圧縮応力が生じている。この状態で、図9(b)に示すように、曲げ刃103を被加工部W1から退避させて被加工部W1に対する押圧力を取り除くと、ワークWの弾性復帰力により、曲げ部分が元の形状へ戻る方向へ変形するスプリングバックが生じてしまう。
【0005】
これに対して、例えば特許文献1の曲げ加工装置では、第1の金型によりワークを曲げ代が残るように曲げ加工した後、第2の金型によりワークを最終形状に曲げ加工する曲げ加工装置が開示されている。
【0006】
特許文献1のように曲げ加工を2工程に分けることにより、1回だけで曲げ加工を行う場合と比較して2回目の加工時のスプリングバック量を低減させたり、1回目の加工で2回目の曲げ加工時にスプリングバックが生じにくい形状に曲げ加工したりすることが可能になり、最終形状を所望の形状により近づけることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第7008159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1のように異なる成形型を用いて曲げ加工する場合、加工装置のコストアップにつながってしまうという問題があった。また、同じ成形型により二回の曲げ加工を行うこともできるが、この場合には、一つの成形型により曲げ加工の時間が長くなってしまい、全体のタクトタイムに影響を与えてしまうという別の問題が生じる。
【0009】
本発明では、安価な構成により、精度良く曲げ加工を行う曲げ加工装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するため、本発明は、板状のワークを、その一端側の被加工部を露出させた状態で挟持する挟持部と、前記被加工部を押圧して曲げる押圧位置と、前記押圧位置よりも前記被加工部を曲げる移動方向と反対方向へ退避した退避位置とを往復移動可能に設けられる曲げ加工部と、前記曲げ加工部の往復移動方向と交差する方向へ往復移動可能に設けられ、前記曲げ加工部を往復移動させる移動部と、を備え、前記被加工部を前記被加工部の厚み方向に曲げる曲げ加工装置であって、前記移動部あるいは前記曲げ加工部の少なくとも一方は、前記移動部あるいは前記曲げ加工部の他方に当接して前記曲げ加工部を前記押圧位置へ移動させる当接面部と、前記当接面部よりも前記移動部あるいは前記曲げ加工部の他方から退避した退避面部とを、前記移動部の移動方向に有し、前記移動部の往復移動により、前記曲げ加工部は、前記押圧位置、前記退避位置、前記押圧位置の順で往復移動することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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