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公開番号2024155022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069371
出願日2023-04-20
発明の名称プレス機械
出願人村田機械株式会社
代理人個人
主分類B21D 5/02 20060101AFI20241024BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】簡易な構成でワーク後方部を適切に支持する。
【解決手段】上型7と下型4とで板状のワークWを挟んで加工するプレス機械1であって、水平面上において左右方向R1と直交する方向を前後方向R2とし、下型4上に配置されるワークWの後側の端部Waが突き当てられてワークWを前後方向R2に位置決めするバックゲージ10と、バックゲージ10を支持し、左右方向R1に延在する棒状に設けられて少なくとも前後方向R2に移動可能なガータ20と、下型4上に配置されたワークWのワーク後方部Wbを下方から受けるように前後方向R2に延在する板状に設けられ、前側部分42が前側支持部50に支持されかつ後側部分60がガータ20に載置されるワーク受け40と、を備える。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
左右方向に延在する上型と下型とで板状のワークを挟んで加工するプレス機械であって、
水平面上において左右方向と直交する方向を前後方向とし、
前記下型上に配置される前記ワークの後側の端部が突き当てられて前記ワークを前後方向に位置決めするバックゲージと、
前記バックゲージを支持し、左右方向に延在する棒状に設けられて少なくとも前後方向に移動可能なガータと、
前記下型上に配置された前記ワークのワーク後方部を下方から受けるように前後方向に延在する板状に設けられ、前側部分が前側支持部に支持されかつ後側部分が前記ガータに載置されるワーク受けと、を備える、プレス機械。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記ワーク受けの後側部分を載置可能な後側支持部を備え、
前記前側支持部は、前記ワーク受けの前記前側部分を固着しており、
前記前側支持部及び前記後側支持部は、それぞれ昇降可能に設けられ、
前記前側支持部及び前記後側支持部が下降することで前記ワーク受けを下降させる、請求項1に記載のプレス機械。
【請求項3】
前記後側支持部は、前記ガータが前方に移動する際に、前記ワーク受けから離れて前記ガータの移動経路より下方まで退避可能である、請求項2に記載のプレス機械。
【請求項4】
前記ワーク受けの前記前側部分は、前記前側支持部が下降する際に、前記プレス機械の本体フレームの一部に当たることで折れ曲がり可能である、請求項2に記載のプレス機械。
【請求項5】
前記前側支持部は、前記ワーク受けの前記前側部分が折れ曲がった状態から直線状に復帰させる弾性部材を備える、請求項4に記載のプレス機械。
【請求項6】
前記ガータは、前記ワーク受けが外れる位置まで後方に移動可能であり、前記ワーク受けが外れた状態で前記前側支持部及び前記後側支持部を下降させて前記ワーク受けを下降させることで、前記ワーク受けの上方側において前方に移動可能である、請求項2に記載のプレス機械。
【請求項7】
前記ガータは、前記後側支持部が上昇している状態では前方への移動が規制される、請求項2に記載のプレス機械。
【請求項8】
前記ワーク受けは、左右方向に間隔を空けた状態で複数配置される、請求項1に記載のプレス機械。
【請求項9】
前記ガータは、左右方向に延在するガイド部を備え、
前記バックゲージは、前記ガイド部に沿って左右方向に移動可能である、請求項1に記載のプレス機械。
【請求項10】
前記ガータは、昇降可能に設けられ、前記下型に対する前記バックゲージの高さを変更可能である、請求項1に記載のプレス機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プレス機械に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
プレス機械の一つとして、板状のワークに曲げ加工を施すプレスブレーキ(曲げ加工機)が知られている。プレスブレーキでは、左右方向に延在する上型と下型とでワークを挟むことによりワークを加工する。プレスブレーキでは、下型の後方に配置されたバックゲージにワークを突き当てることで、下型上においてワークを位置決めする。このとき、下型からバックゲージまでの間においてワークの後方部(ワーク後方部)を下方から受けて支持するため、ワーク受けが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-154881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のプレス機械は、下型からバックゲージまでの間において前後方向に複数のワーク受けが設けられている。これら複数のワーク受けは、それぞれ昇降可能に設けられており、複数のワーク受けを選択的に昇降させることで、バックゲージの配置位置すなわち下型から後方におけるワーク後方部の長さに対応させている。このような複数のワーク受けを用いる構成では、バックゲージに応じて複数のワーク受けを選択的に昇降させるので、制御が複雑となり、制御装置にかかる負担が大きくなる。また、特許文献1のように、前後方向に間隔を空けてワーク受けが配置される構成では、ワーク後方部を断続的に支持することになり、ワークを支持しない部分が生じることからワーク後方部を適切に支持できない場合があるといった問題がある。
【0005】
本発明は、簡易な構成でワーク後方部を適切に支持することが可能なプレス機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係るプレス機械は、左右方向に延在する上型と下型とで板状のワークを挟んで加工するプレス機械であって、水平面上において左右方向と直交する方向を前後方向とし、下型上に配置されるワークの後側の端部が突き当てられてワークを前後方向に位置決めするバックゲージと、バックゲージを支持し、左右方向に延在する棒状に設けられて少なくとも前後方向に移動可能なガータと、下型上に配置されたワークのワーク後方部を下方から受けるように前後方向に延在する板状に設けられ、前側部分が前側支持部に支持されかつ後側部分がガータに載置されるワーク受けと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
上記態様に係るプレス機械によれば、前後方向に延在する板状のワーク受けの後側部分がガータに載置された状態となっている。従って、ガータは、ワーク受けを載置した状態で前後方向に移動可能である。その結果、バックゲージを前後方向に移動させる場合、ガータを前後方向に移動させるだけでよく、複数のワーク受けを選択的に昇降させることと比較してバックゲージの配置に関する制御を容易にすることができる。すなわち、簡易な構成でワーク後方部を適切に支持することができる。また、ワーク受けが前後方向に延在して配置されるため、ワーク後方部を安定して支持することができ、ワークの位置決めを適切に行うことができる。
【0008】
また、上記態様に係るプレス機械において、ワーク受けの後側部分を載置可能な後側支持部を備え、前側支持部は、ワーク受けの前側部分を固着しており、前側支持部及び後側支持部は、それぞれ昇降可能に設けられ、前側支持部及び後側支持部が下降することでワーク受けを下降させてもよい。この構成によれば、後側支持部でワーク受けの後側部分を載置するので、ワーク受けが下方に撓むのを防止できる。さらに、前側支持部及び後側支持部を下降させることで、容易にワーク受けを下降できる。また、上記態様に係るプレス機械において、後側支持部は、ガータが前方に移動する際に、ワーク受けから離れてガータの移動経路より下方まで退避可能であってもよい。この構成によれば、後側支持部が下方に退避することでガータと公報支持部が干渉することを防止できる。
【0009】
また、上記態様に係るプレス機械において、ワーク受けの前側部分は、前側支持部が下降する際に、プレス機械の本体フレームの一部に当たることで折れ曲がり可能であってもよい。この構成によれば、ワーク受けの前側の端部を下型の近傍まで配置した場合、ワーク受けを下降する際にワーク受けの前側部分がプレス機械の本体フレームに当たって下降できなくなるが、ワーク受けの前側部分を折れ曲がり可能とすることで、ワーク受けを適切に下降させることができる。また、上記態様に係るプレス機械において、前側支持部は、ワーク受けの前側部分が折れ曲がった状態から直線状に復帰させる弾性部材を備えてもよい。この構成によれば、ワーク受けを上昇させた際に、ワーク受け弾性部材によって前後方向に延びた状態に適切に戻すことができる。
【0010】
また、上記態様に係るプレス機械において、ガータは、ワーク受けが外れる位置まで後方に移動可能であり、ワーク受けが外れた状態で前側支持部及び後側支持部を下降させてワーク受けを下降させることで、ワーク受けの上方側において前方に移動可能であってもよい。この構成によれば、バックゲージを下型の近くに配置する場合など、ワーク受けが不要な場合に前側支持部及び後側支持部を下降させてワーク受けを下降させることで、ガータをワーク受けの上方側において前方に移動させることができる。また、上記態様に係るプレス機械において、ガータは、後側支持部が上昇している状態では前方への移動が規制されてもよい。この構成によれば、ガータが前方に移動する際に後側支持部と干渉することを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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