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公開番号
2025095984
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023212412
出願日
2023-12-15
発明の名称
プレス加工装置
出願人
日伸工業株式会社
代理人
個人
主分類
B21D
28/34 20060101AFI20250619BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】パンチとダイの間の刃合わせを必要としない打ち抜きのプレス加工装置を提供する。
【解決手段】このプレス加工装置1は、ダイ保持部材21と、ダイ保持部材21に取り付けられ、第1パンチ挿通孔22aを有し被加工物Mが上側に載せられ得るダイ22と、ダイ22又はダイ保持部材21に取り付けられ、第2パンチ挿通孔23aを有するパンチガイド23と、パンチガイド23の第2パンチ挿通孔23aに摺動可能に挿通してパンチガイド23に取り付けられ、押し下げられると被加工物Mから所定部分Maを打ち抜いてダイ22の第1パンチ挿通孔22aに挿通し得るパンチ24と、上方から荷重が加えられて押し下げられるとパンチ24に接触してパンチ24を押し下げ得る上型荷重伝達部材31と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ダイ保持部材と、
該ダイ保持部材に取り付けられ、第1パンチ挿通孔を有し被加工物が上側に載せられ得るダイと、
該ダイ又は前記ダイ保持部材に取り付けられ、第2パンチ挿通孔を有するパンチガイドと、
該パンチガイドの前記第2パンチ挿通孔に摺動可能に挿通して該パンチガイドに取り付けられ、押し下げられると前記被加工物から所定部分を打ち抜いて前記ダイの前記第1パンチ挿通孔に挿通し得るパンチと、
上方から荷重が加えられて押し下げられると前記パンチに接触して該パンチを押し下げ得る上型荷重伝達部材と、
を備えるプレス加工装置。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のプレス加工装置において、
前記パンチは、前記第2パンチ挿通孔に摺動可能な摺動部分とその下側で該摺動部分よりも小径の刃部分を有しているプレス加工装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のプレス加工装置において、
前記パンチは鍔部分を有し、
前記パンチが押し下げられていないときに前記パンチが上昇し得るように、前記鍔部分の下側で前記パンチガイドとの間にスプリングを更に備えるプレス加工装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、打ち抜きのプレス加工装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
プレス加工品は、打ち抜き(せん断)、曲げ、絞りなど、いくつかのプレス加工の工程を経て完成品となる。この中で、打ち抜きのプレス加工を行うプレス加工装置は、金型の下型と上型を備え、一般的には、下型は、ダイ保持部材にダイが取り付けられ、上型は、パンチ保持部材にパンチが取り付けられている。下型と上型は、トランスファー型や順送型などのプレス機に取り付けられている。上型は、詳細には、プレス機の荷重付与機構(シャンクやスライドなど)に取り付けられており、荷重付与機構により荷重が加えられて押し下げられ得る。また、通常は、パンチがバランスを取って適正に下降できるように、ダイ保持部材には複数個のガイドポストが設けられ、パンチ保持部材には各々のガイドポストが上下に摺動可能な穴部(ガイドブッシュなど)が複数個設けられている。
【0003】
打ち抜きのプレス加工装置では、ダイの上側に被加工物が載せられ、それから、荷重付与機構により上型が押し下げられると、パンチにより被加工物の所定部分の打ち抜きが行われる。打ち抜きのプレス加工には、被加工物である帯状の金属素材からブランク(初期のワーク)を打ち抜いて取り出すブランク打ち抜き加工、被加工物であるワークに穴を打ち抜く穴抜き加工、被加工物であるワークから余分な縁を切除する縁切り加工などが有る。
【0004】
打ち抜きのプレス加工装置は、荷重付与機構の構造などを原因として、荷重付与機構によって上型に加えられる荷重に偏り(偏荷重)が生じる場合が少なくない。偏荷重が生じそのままパンチに伝達されてパンチにより被加工物の所定部分の打ち抜きが行われると、被加工物は、正常な位置で打ち抜かれなかったり、正常な形状が保たれなくなったり、また、大きなバリが生じたりし易くなったりする。また、その場合、パンチ又はダイの損傷が起こり易くもなる。そのため、一般的には、ダイのダイ保持部材への取り付け又はパンチのパンチ保持部材への取り付けなどを調整して、パンチが正しい位置関係で被加工物を打ち抜くように、ダイとパンチの間の刃合わせ(位置関係の調整)が必要になる。
【0005】
打ち抜きのプレス加工装置の中には、偏荷重が生じても、パンチに伝達される偏荷重が減じられるようにしたものが知られている。例えば、特許文献1には、パンチホルダ(パンチ保持部材)が荷重伝達接続手段及び連結ロッドを介してプレスラム(荷重付与機構)に取り付けられ、荷重伝達接続手段ではパンチ保持部材側の部材と荷重付与機構側の部材が互いに曲面で当接し、連結ロッドが弾性変形可能なプレス装置が開示されている。このプレス装置では、偏荷重は、荷重伝達接続手段及び連結ロッドを介することで、パンチ(及びパンチ保持部材)では減じられる、としている。
【0006】
また、特許文献2には、上型が2個(上側が上フレーム(及びそれに固定された移動台)、下側がパンチプレート)に分割されて分離されたプレス装置が開示されている。この上フレームは、伝導機構(荷重付与機構)に固定されて取り付けられ、かつ、下方に向かって弾性的に上下動するロッドが取り付けられ、パンチプレートは、パンチが取り付けられている。このプレス装置では、偏荷重は、弾性的に上下動するロッドを介することで、パンチ(及びパンチプレート)では減じられる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2005-059063号公報
特開2009-183954号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1及び2を含め従来の打ち抜きのプレス加工装置は、偏荷重が減じられるとしても、パンチとダイの間の刃合わせは必要である。
【0009】
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、パンチとダイの間の刃合わせを必要としない打ち抜きのプレス加工装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のプレス加工装置は、ダイ保持部材と、該ダイ保持部材に取り付けられ、第1パンチ挿通孔を有し被加工物が上側に載せられ得るダイと、該ダイ又は前記ダイ保持部材に取り付けられ、第2パンチ挿通孔を有するパンチガイドと、該パンチガイドの前記第2パンチ挿通孔に摺動可能に挿通して該パンチガイドに取り付けられ、押し下げられると前記被加工物から所定部分を打ち抜いて前記ダイの前記第1パンチ挿通孔に挿通し得るパンチと、上方から荷重が加えられて押し下げられると前記パンチに接触して該パンチを押し下げ得る上型荷重伝達部材と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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