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公開番号
2024167668
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-04
出願番号
2023083895
出願日
2023-05-22
発明の名称
情報処理装置及び情報処理方法
出願人
村田機械株式会社
代理人
個人
主分類
B21D
5/02 20060101AFI20241127BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】プレス機械を用いたプレス作業の作業効率の低下を抑制することができる情報処理装置及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】金型200を用いてワークWに対して曲げ加工を行うプレス機械100に用いられる情報処理装置4であって、ワークの曲げ線の数と、曲げ線の長さと、曲げ線の一端からワークに設けられているフランジまでの距離と、の少なくともいずれか1つのデータを含む対象データをワークごとに格納する記憶部と、ワークごとの対象データ同士を比較する処理部と、処理部51による比較結果を出力する出力部52と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
金型を用いてワークに対して曲げ加工を行うプレス機械に用いられる情報処理装置であって、
前記ワークの曲げ線の数と、前記曲げ線の長さと、前記曲げ線の一端から前記ワークに設けられているフランジまでの距離と、の少なくともいずれか1つのデータを含む対象データを前記ワークごとに格納する記憶部と、
前記ワークごとの前記対象データ同士を比較する処理部と、
前記処理部による比較結果を出力する出力部と、
を備える情報処理装置。
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【請求項2】
前記処理部は、第1ワークの前記対象データである第1対象データと第2ワークの前記対象データである第2対象データとを比較し、前記第1対象データと前記第2対象データとの差分が許容範囲内であるかを判定し、
前記出力部は、前記差分が許容範囲内であるか否かの判定結果を前記比較結果として出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1ワークへの曲げ加工に使用される前記金型を示す第1使用金型データと、前記第2ワークへの曲げ加工に使用される前記金型を示す第2使用金型データとを有し、
前記処理部は、前記差分が許容範囲内である場合には、前記第1ワークへの曲げ加工に使用される前記金型と、前記第2ワークへの曲げ加工に使用される前記金型とが同じになるように前記第1使用金型データ及び前記第2使用金型データのいずれかを更新する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記処理部は、第1ワークへの曲げ加工に使用される前記金型として第1金型が設定され、第2ワークへの曲げ加工に使用される前記金型として前記第1金型とは異なる第2金型が設定されている場合に、前記第1ワークの第1対象データと前記第2ワークの第2対象データとを比較して前記第2ワークへの曲げ加工が前記第1金型で実行可能か否かを判定し、
前記出力部は、前記第2ワークへの曲げ加工が前記第1金型で実行可能か否かの判定結果を前記比較結果として出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記処理部は、前記第2ワークへの曲げ加工が前記第1金型で実行可能であると判定した場合には、前記第2ワークへの曲げ加工に使用される前記金型として前記第1金型を設定する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記記憶部には、前記プレス機械に配置される前記金型の位置及び種類を含む金型設定データが前記ワークごとに格納されており、
前記処理部は、前記記憶部に格納されている前記ワークごとの前記金型設定データを共通化し、共通化した後に前記ワークごとの前記対象データ同士を比較する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
金型を用いてワークに対して曲げ加工を行うプレス機械に用いられる情報処理方法であって、
前記ワークの曲げ線の数と、前記曲げ線の長さと、前記曲げ線の一端から前記ワークのフランジまでの距離と、の少なくともいずれかのデータを含む対象データが前記ワークごとに記憶部に記憶されており、
前記ワークごとの同種の前記対象データ同士を比較することと、
前記対象データ同士の比較結果を出力することと、
を含む情報処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
プレス機械は、ワークを金型である上型と下型とで挟み込み、ワークに対して曲げ加工を行う。プレス機械には、複数の金型が一方向に並べられて取り付けられており、作業者は、プレス機械に取り付けられた複数の金型のうち、指定された金型の位置に移動して、その位置で曲げ作業を行うことでワークに対する曲げ加工が行われる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-16868号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数のワークをプレス機械で曲げ加工するにあたって、一方向に並べられた複数の金型のうちのどの金型でプレス加工するかの情報は、ワークごとにプレス機械によって設定されている。そのため、第1ワークの曲げ加工に使用される金型の位置と、第2ワークの曲げ加工に使用される金型の位置とが異なる場合がある。従って、第1ワーク及び第2ワークを含む複数のワークに対する曲げ作業は、作業者の移動を必要とする場合があり、作業効率が低下する場合がある。
【0005】
本発明の目的は、プレス機械を用いた曲げ作業の作業効率の低下を抑制することができる情報処理装置及び情報処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る情報処理装置は、金型を用いてワークに対して曲げ加工を行うプレス機械に用いられる情報処理装置であって、ワークの曲げ線の数と、曲げ線の長さと、曲げ線の一端からワークに設けられているフランジまでの距離と、の少なくともいずれか1つのデータを含む対象データをワークごとに格納する記憶部と、ワークごとの対象データ同士を比較する処理部と、処理部による比較結果を出力する出力部と、を備える。
【0007】
本発明の態様に係る情報処理方法は、金型を用いてワークに対して曲げ加工を行うプレス機械に用いられる情報処理方法であって、ワークの曲げ線の数と、曲げ線の長さと、曲げ線の一端からワークのフランジまでの距離と、の少なくともいずれかのデータを含む対象データがワークごとに記憶部に記憶されており、ワークごとの同種の対象データ同士を比較することと、対象データ同士の比較結果を出力することと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
上記態様に係る情報処理装置及び情報処理方法によれば、ワークの曲げ線の数と、曲げ線の長さと、曲げ線の一端からワークのフランジまでの距離と、の少なくともいずれかのデータを含む対象データ同士を比較し、その比較結果を出力するため、複数のワーク、例えば第1ワークと第2ワークとを同じ加工位置で加工することができる。そのため、作業者の移動が無くなり、プレス機械を用いた曲げ作業の作業効率の低下を抑制することができる。
【0009】
また、上記態様に係る情報処理装置において、処理部は、第1ワークの対象データである第1対象データと第2ワークの対象データである第2対象データとを比較し、第1対象データと第2対象データと差分が許容範囲内であるかを判定し、出力部は、差分が許容範囲内であるか否かの判定結果を比較結果として出力してもよい。このような構成によれば、作業者は、上記差分が許容範囲内であることを確認し、第1ワークと第2ワークとを同じ加工位置で加工することができる。
【0010】
また、上記態様に係る情報処理装置において、第1ワークへの曲げ加工に使用される金型を示す第1使用金型データと、第2ワークへの曲げ加工に使用される金型を示す第2使用金型データとを有し、処理部は、差分が許容範囲内である場合には、第1ワークへの曲げ加工に使用される金型と、第2ワークへの曲げ加工に使用される金型とが同じになるように第1使用金型データ及び第2使用金型データのいずれかを更新してもよい。このような構成によれば、プレス機械は、第1ワーク及び第2ワークの曲げ加工を行うにあたって、金型設定データを用いて作業者に同じ加工位置を案内することができ、プレス機械を用いた曲げ作業の作業効率の低下を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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