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公開番号
2024171527
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023088583
出願日
2023-05-30
発明の名称
工具移動装置及び線材成形機
出願人
旭精機工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B21F
1/00 20060101AFI20241205BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】従来の工具移動装置に対し、工具保持部の動作の自由度を高くしかつ、それに伴う動作速度の低下を抑えることが可能な技術の開発が求められている。
【解決手段】本実施形態の工具移動装置10Aは、第1リンク23を回転駆動させる第1駆動源21と、スライドガイド33を回転駆動させる第2駆動源31とを備え、第1リンク23と、スライドガイド33をスライドするスライダー35Vとが第2リンク25よって連結され、特殊なスライダーリンク機構29が形成されている。そして、このスライダーリンク機構のうち、第1駆動源21及び第2駆動源31の動力により二次元の任意の位置に移動可能な部位に成形工具37Vを保持する工具保持部36Vが設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1駆動源と、前記第1駆動源によって回転駆動される第1リンクと、スライドガイドと、前記スライドガイドにスライド可能に支持されるスライダーと、前記第1リンクと前記スライダーとに回転可能に連結される第2リンクとを含み、前記第1駆動源の動力により前記スライダーを前記スライドガイドに沿って移動可能なスライダーリンク機構と、
前記スライドガイドを、前記第1リンクの回転軸と平行な回転軸を中心に回転駆動可能な第2駆動源と、
前記スライダーリンク機構のうち前記第1駆動源及び前記第2駆動源の動力により二次元の任意の位置に移動可能な部位に設けられ、工具を保持する工具保持部と、を備える工具移動装置。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記第1駆動源の同軸上に配置されて前記第1駆動源から受ける回転出力を減速して出力する第1減速機と、
前記第2駆動源の同軸上に配置されて前記第2駆動源から受ける回転出力を減速して出力する第2減速機と、
前記第1減速機及び前記第2減速機を平行に並んだ状態に固定する固定ベースと、を備え、
前記第1リンクは、前記第1減速機の出力部に固定され、
前記スライドガイドは、前記第2減速機の出力部に固定されている請求項1に記載の工具移動装置。
【請求項3】
前記工具保持部は、ローラ形状の前記工具を、前記第1リンクの回転軸と平行な回転軸を中心に回転可能に保持する請求項1に記載の工具移動装置。
【請求項4】
前記工具保持部は、前記スライダー及び前記第2リンクを回転可能に連結する部分の回転中心の同軸上に配置されている請求項3に記載の工具移動装置。
【請求項5】
一定長の直線状の線材を曲げ加工して、モータのコイルの一部となるU形成形体に成形する線材成形機であって、
請求項1から4の何れか1の請求項に記載の工具移動装置と、
前記線材を案内するクイルを有して、そのクイルの先端から前記第1リンクの回転軸と直交する方向に線材を送出可能な線材送給装置と、
前記工具が、前記クイルの先端から延びる前記線材を側方から押して曲げるように前記第1駆動源及び前記第2駆動源を制御する制御部と、を備える線材成形機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、駆動源からの動力をリンク機構を介して工具保持部に伝達する工具移動装置及びそのような工具移動装置を有する線材成形機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の工具移動装置として、例えばスライダーリンク機構や平行リンク機構を備えて、工具保持部が直線動作又は回転動作するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-275942号公報(段落[0006]及び図10)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来の工具移動装置に対し、工具保持部の動作の自由度を高くすることが可能な技術の開発が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の工具移動装置は、第1駆動源と、前記第1駆動源によって回転駆動される第1リンクと、スライドガイドと、前記スライドガイドにスライド可能に支持されるスライダーと、前記第1リンクと前記スライダーとに回転可能に連結される第2リンクとを含み、前記第1駆動源の動力により前記スライダーを前記スライドガイドに沿って移動可能なスライダーリンク機構と、前記スライドガイドを、前記第1リンクの回転軸と平行な回転軸を中心に回転駆動可能な第2駆動源と、前記スライダーリンク機構のうち前記第1駆動源及び前記第2駆動源の動力により二次元の任意の位置に移動可能な部位に設けられ、工具を保持する工具保持部と、を備える工具移動装置である。
【発明の効果】
【0006】
本開示の工具移動装置は、第1駆動源の動力によってスライダーがスライドガイドに沿ってスライドすると共に、そのスライドガイドが第2駆動源の動力によって回転駆動される特殊なスライダーリンク機構を備える。そして、この特殊なスライダーリンク機構のうち第1駆動源及び第2駆動源の動力により二次元の任意の位置に移動可能な部位に工具保持部が備えられているので、工具保持部の動作の自由度が従来より高くなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態の工具移動装置の斜視図
図2は、第1のスライダーを備える工具移動装置の斜視図
図3は、第2のスライダーを備える工具移動装置の斜視図
図4Aは、スライダーがスライド可能な状態のスライダーリンク機構の概念図,図4Bは、スライダーがスライド不能な状態のスライダーリンク機構の概念図
図5は、第2実施形態の線材成形機の平面図
図6は、U形成形体とU形成形体になる前の一定長の線材の斜視図
図7Aは、工具保持部の軌跡パターンの概念図、図7Bは、工具保持部の別の軌跡パターンの概念図
図8は、第3実施形態の線材成形機の平面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1実施形態]
以下、図1~図4を参照して本開示に係る第1実施形態の工具移動装置10Aについて説明する。図1に示すように、工具移動装置10Aは、第1駆動源ユニット20及び第2駆動源ユニット30と、それらが固定される固定ベース11とを備えている。
【0009】
第1駆動源ユニット20は、サーボモータである第1駆動源21と、その同軸上方に配置されて第1駆動源21の回転出力を減速して出力する第1減速機22とを有する。また、第2駆動源ユニット30も同様に、サーボモータである第2駆動源31と第2減速機32とを有する。また、第1及び第2の各減速機22,32の側面上部からは、フランジ22F,32Fが側方に張り出している。
【0010】
なお、本実施形態では、第1駆動源ユニット20のうち第1駆動源21と第1減速機22との間には、第1駆動源21の出力部を第1減速機22の入力部に接続するための中継ボックス20Cが設けられているが、中継ボックス20Cを有さず、第1駆動源21の端面が第1減速機22の端面に重ねて固定され、第1駆動源21の出力部が第1減速機22内に受容された状態で第1減速機22の入力部に接続される構造であってもよい。第2駆動源ユニット30に関しても同様である。また、第1と第2の駆動源21,31、及び、第1と第2の減速機22,32は、同じものであるが異なるものであってもよい。さらには、第1と第2の減速機22,32の一方又は両方を備えず、第1と第2の駆動源21,31の一方又は両方の出力が減速されずに後述する第1リンク23及びスライドガイド33に付与される構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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