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公開番号2025010802
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023113019
出願日2023-07-10
発明の名称計測装置及び成形機
出願人旭精機工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G01B 11/04 20060101AFI20250116BHJP(測定;試験)
要約【課題】従来より画像処理による計測を正確に行うことが可能な技術の提供を目的とする。
【解決手段】本実施形態の計測装置20Aには、成形機10Aによって成形される圧縮コイルばね91を空中で撮像するためのカメラ24が備えられている。そして、画像処理部62Aによって、カメラ24で撮像された圧縮コイルばね91の画像の画像処理を行って、圧縮コイルばね91の寸法を計測する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
産業機械によって製造されるワークを空中で撮像するためのカメラと、
前記カメラにて撮像される前記ワークの画像の画像処理を行って、前記ワークの寸法又はマスターワークとの一致度を計測する画像処理部と、
を備える計測装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記産業機械である成形機のうち前記ワークを成形する成形領域から前記カメラの前方領域の上方位置まで、前記ワークが降下するように案内するワークガイドを備える請求項1に記載の計測装置。
【請求項3】
前記ワークは、圧縮コイルばねであり、
前記ワークガイドには、湾曲した棒状をなしかつ、その一端部が水平方向又は水平方向に対して傾斜する方向に延びて成形中の前記圧縮コイルばねの内側に嵌合し、他端部が、前記一端部より下方で鉛直方向に延びるガイドバーが含まれる請求項2に記載の計測装置。
【請求項4】
前記ワークガイドには、鉛直方向に延びるパイプ形をなし、前記ガイドバーの他端部の同軸下方に配置されるガイドパイプが含まれる請求項3に記載の計測装置。
【請求項5】
前記カメラより上方で前記ワークの通過を検出するセンサを備え、
前記カメラは、前記センサによる検出結果に応じて動作して前記ワークを撮像する請求項1に記載の計測装置。
【請求項6】
前記カメラに前方から対向配置されるバックライトを備える請求項1に記載の計測装置。
【請求項7】
前記カメラは、テレセントリックレンズを備える請求項1に記載の計測装置。
【請求項8】
前記カメラは、複数備えられて前記ワークを複数方向から撮像可能に配置され、
前記画像処理部は、前記複数のカメラが同時に撮像する画像に基づいて前記ワークの寸法又はマスターワークとの一致度を計測する請求項1に記載の計測装置。
【請求項9】
前記画像処理部は、前記複数のカメラが同時に撮像する画像に基づいて前記ワークの三次元モデルを特定し、前記三次元モデルから前記ワークの寸法又はマスターワークとの一致度を計測する請求項8に記載の計測装置。
【請求項10】
線材から圧縮コイルばねを順次成形する成形機であって、
順次成形される前記圧縮コイルばねを計測対象のワークとして順次計測する請求項1から9の何れか1の請求項に記載の計測装置を備える成形機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワークの寸法又はマスターワークとの一致度を計測する計測装置と、そのような計測装置を備える成形機とに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来の計測装置として、カメラにてワークを撮像して得られる画像の画像処理によりワークの寸法計測を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5666954号公報(段落[0020]、図2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の計測装置では、撮像時にワークを支持する支持部材が、ワークの一部を隠すように画像に映り込んだり、画像処理の際に支持部材がワークの一部と誤認識される等の不具合が発生して、計測を正確に行えないことがあり、それを解決する技術の開発が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の一態様は、産業機械によって製造されるワークを空中で撮像するためのカメラと、前記カメラにて撮像される前記ワークの画像の画像処理を行って、前記ワークの寸法又はマスターワークとの一致度を計測する画像処理部と、を備える計測装置。
【発明の効果】
【0006】
発明の一態様の計測装置では、ワークを空中で撮像して得た画像の画像処理にてワークの寸法又はマスターワークとの一致度を計測するので、従来のようにワークを支持する支持部材が画像に写り込んでワークの一部と誤認識されたり、ワークの一部が支持部材によって隠れる不具合の発生が抑えられ、従来より画像処理による計測を正確に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態に係る成形機の正面図
図2は、成形機のコイリングツール、ピッチツール等の斜視図
図3は、コントローラのブロック図
図4Aは、圧縮コイルばねに成形される直前の線材及びツール群の側面図、図4Bは、成形の初期段階の線材及びツール群の側面図、図4Cは、成形の途中段階の線材及びツール群の側面図
図5Aは、成形の最終段階の線材及びツール群の側面図、図5Bは、後続の線材から圧縮コイルばねが切り離れた状態の側面図
図6Aは、成形直後の圧縮コイルばねの側面図、図6Bは、研削工程を経て完成した圧縮コイルばねの側面図
図7は、成形機の側断面図
図8は、計測装置の正断面図
図9Aは、圧縮コイルばねの画像から外径を測定するときのイメージ図、図9Bは、圧縮コイルばねの画像から全長を測定するときのイメージ図、図9Cは、圧縮コイルばねの画像からピッチを測定するときのイメージ図
図10は、第2実施形態に係る計測装置の平断面図
図11A及び図11Bは第3実施形態に関し、図11Aは、マスターワークの画像のイメージ図、図11Bは、マスターワークの画像にカメラにて撮像した圧縮コイルばねの画像を重ねた状態のイメージ図
図12は、第4実施形態に係る圧縮コイルばねの画像から寸法を測定するときのイメージ図
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1実施形態]
図1~図9を参照して本実施形態に係る成形機10Aについて説明する。図1に示すように成形機10Aは、鉛直に起立した基台11に、線材送給装置33、1対のピッチ・切断用スライド機構30A,30B、1対のコイリング用スライド機構40A,40B、計測装置20A(図7参照)等を組み付けて備える。
【0009】
線材送給装置33は、基台11の前面に配置されて上下に並んだ1対のローラ34を備える。また、図1に示すように、1対のローラ34同士の共通の接線上には、線材ガイド12が延びている。そして、1対のローラ34が、間に線材90を挟持した状態でサーボモータ35(図3参照)により対称的に回転駆動されることで、線材90が図1における右側に送給されて、線材ガイド12の貫通孔12A(図4A参照)を通り、線材ガイド12の先端から送り出される。
【0010】
線材送給方向における線材ガイド12の前方には、基台11の前面から突出する芯金13が備えられている。図2に示すように、芯金13は、例えば断面半円形の棒状をなし、その平坦な側面13Aが、線材ガイド12側を向いている。
(【0011】以降は省略されています)

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