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公開番号
2024142498
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023054653
出願日
2023-03-30
発明の名称
接合部材、及び、骨組み構造体
出願人
A株式会社
代理人
個人
主分類
B21C
37/15 20060101AFI20241003BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】管状部材同士の接合強度を高めることが可能な接合部材を提供する。
【解決手段】第一接合部材10Aと第二接合部材20と固定部材50とを具備する接合部材であり、第一接合部材10Aには、直方体の角パイプ状の角筒部11と、角筒部11からX方向及びY方向にそれぞれ延出している一対の第一挿入片12,13と、角筒部11の側面において貫通し固定部材50が挿入される固定スリット14と、を具備させ、第二接合部材20には、正方形の平面部21と、平面部21から延出している一対の第二挿入片22と、平面部21から第二挿入片22とは反対側に延出し角筒部11に挿入される一対の連結挿入片23と、一対の連結挿入片23に設けられ固定部材50を保持するための固定部材保持部28と、を具備させる。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
第一接合部材と第二接合部材と固定部材とを具備する接合部材であり、
前記第一接合部材は、
直方体または立方体の角パイプ状の角筒部と、
該角筒部の軸方向であるZ方向に平行な四つの側面のうち少なくとも二つの側面それぞれにおいて、前記Z方向に延びる一対の側辺それぞれより所定間隔を空けた内側で、前記Z方向に直交するX方向またはY方向にそれぞれ延出している一対の第一挿入片と、
前記角筒部の側面において厚さ方向に貫通しており、前記固定部材が挿入される固定スリットと、を具備し、
前記第二接合部材は、
正方形または長方形の平面部と、
前記平面部の一方の面において、一対の側辺それぞれに沿って、前記平面部から直角に延出している一対の第二挿入片と、
前記平面部の前記第二挿入片が延出している面とは反対側の面において、前記一対の側辺それぞれに沿って、前記平面部から直角に延出しており、前記角筒部に挿入される一対の連結挿入片と、
一対の前記連結挿入片に設けられており、互いの間に前記固定部材を保持するための固定部材保持部と、を具備している
ことを特徴とする接合部材。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
角型の管状部材が第一接合部材と第二接合部材と固定部材とを具備する接合部材によって接合されることにより構築されている骨組み構造体であり、
前記第一接合部材は、
直方体または立方体の角パイプ状の角筒部、
該角筒部の軸方向であるZ方向に平行な四つの側面のうち少なくとも二つの側面それぞれにおいて、前記Z方向に延びる一対の側辺それぞれより所定間隔を空けた内側で、前記Z方向に直交するX方向またはY方向にそれぞれ延出している一対の第一挿入片、及び、
前記角筒部の側面において厚さ方向に貫通しており、前記固定部材が挿入される固定スリット、を備えている一方、
前記第二接合部材は、
正方形または長方形の平面部、
前記平面部の一方の面において、一対の側辺それぞれに沿って、前記平面部から直角に延出している一対の第二挿入片、
前記平面部の前記第二挿入片が延出している面とは反対側の面において、前記一対の側辺それぞれに沿って、前記平面部から直角に延出しており、前記角筒部に挿入される一対の連結挿入片、及び、
一対の前記連結挿入片に設けられており、互いの間に前記固定部材を保持するための固定部材保持部、を備え、
前記角筒部に一対の前記連結挿入片が挿入されると共に、前記固定スリットに挿入されている前記固定部材が前記固定部材保持部に保持されることにより前記第一接合部材に前記第二接合部材が固定されており、
互いに異なる前記管状部材の端部に一対の前記第一挿入片及び一対の前記第二挿入片がそれぞれ挿入されることにより、複数の前記管状部材が接合されている
ことを特徴とする骨組み構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管状部材を接合するための接合部材、及び、該接合部材で管状部材を接合することにより構築される骨組み構造体に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
本願発明者は、角パイプのような管状部材を接合して骨組み構造体を構築するための接合部材として、金属の押出型材(押出成形体)を使用して管状部材が外側に嵌め込まれる挿入片を複数有した接合部材を提案している(特許文献1)。
【0003】
特許文献1では、三次元的な骨組み構造体を構築する場合、接合部材として、第一接合部材と第二接合部材とを使用する。詳述すると、第一接合部材は、中実の立方体でZ方向である押出方向に貫通する孔部を有する基部と、基部の側面からZ方向に直交するX方向やY方向に延出している第一挿入片と、を備えている。この第一接合部の第一挿入部を管状部材の端部に挿入することにより、X方向及びY方向の二次元フレーム状の骨組み構造体を構築することができる。また、第二接合部材は、正方形の平面部から延出している突起部と、平面部の突起部とは反対側の面から延出している第二挿入片と、を備えている。そして、第一接合部材の孔部に、第二接合部材の突起部を嵌入させると共に、第二挿入部を管状部材の端部に挿入させることにより、その管状部材が二次元フレーム状の骨組み構造体に対して直角に立設され、三次元フレーム状の骨組み構造体を構築することができる。
【0004】
この特許文献1の技術によれば、管状部材に加えて、第一接合部材及び第二接合部材(接合部材)を押出型材により形成することが可能であるため、管状部材と接合部材とを同じ組成の金属材料で形成することができる。これにより、この接合部材を使用することにより、熱膨張率の差異に起因して歪みが生じるおそれのない骨組み構造体を構築することが可能となる。
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術では、孔部に突起部を嵌入させることにより第一接合部材と第二接合部材とを接合しているため、十分な接合強度が得られ難い。そこで、第一接合部材と第二接合部材とを溶接することが考えられるが、溶接作業は手間がかかると共に、作業できる環境が限定されてしまう問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-178330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、管状部材同士の接合強度を高めることが可能な接合部材、及び、該接合部材で管状部材を接合することにより構築される骨組み構造体の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明にかかる接合部材は、
「第一接合部材と第二接合部材と固定部材とを具備する接合部材であり、
前記第一接合部材は、
直方体または立方体の角パイプ状の角筒部と、
該角筒部の軸方向であるZ方向に平行な四つの側面のうち少なくとも二つの側面それぞれにおいて、前記Z方向に延びる一対の側辺それぞれより所定間隔を空けた内側で、前記Z方向に直交するX方向またはY方向にそれぞれ延出している一対の第一挿入片と、
前記角筒部の側面において厚さ方向に貫通しており、前記固定部材が挿入される固定スリットと、を具備し、
前記第二接合部材は、
正方形または長方形の平面部と、
前記平面部の一方の面において、一対の側辺それぞれに沿って、前記平面部から直角に延出している一対の第二挿入片と、
前記平面部の前記第二挿入片が延出している面とは反対側の面において、前記一対の側辺それぞれに沿って、前記平面部から直角に延出しており、前記角筒部に挿入される一対の連結挿入片と、
一対の前記連結挿入片に設けられており、互いの間に前記固定部材を保持するための固定部材保持部と、を具備している」ものである。
【0009】
本構成の接合部材は、角筒部に一対の連結挿入片を挿入した後、固定部材を固定スリットに挿し込むと共に一対の連結挿入片に設けられている固定部材保持部に固定部材を保持させることにより、第一接合部材と第二接合部材とを接合することができる。第一接合部材に第二接合部材を接合することで、第二接合部材の平面部から延出している一対の第二挿入片がZ方向に延出している状態となる。そして、一対の第一挿入片及び一対の第二挿入片それぞれの対に管状部材の端部を相対的に嵌め込むことにより、軸方向をX方向またはY方向とする少なくとも二本の管状部材と軸方向をZ方向とする一本の管状部材とを接合することができる。
【0010】
この接合部材では、固定部材保持部に保持されている固定部材が、角筒部の側面に設けられている固定スリットに挿入されていることから、角筒部の軸方向に対する第二接合部材の相対移動が阻止されており、第一接合部材と第二接合部材とが機械的に接合されている。これにより、孔部に突起部を嵌入させて接合する従来技術よりも、第一接合部材と第二接合部材との接合強度を高めることができる。つまり、軸方向をX方向またはY方向とする管状部材と軸方向をZ方向とする管状部材との接合強度を高めることができる。また、第一接合部材と第二接合部材との接合強度を高めることができるため、それらの溶接作業を不要にすることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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