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公開番号2025066342
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023175872
出願日2023-10-11
発明の名称生物槽管理システム、生物槽管理方法及び生物槽管理プログラム
出願人WOTA株式会社
代理人弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
主分類C02F 3/12 20230101AFI20250416BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】生物の死滅を防止できる生物槽管理システム、生物槽管理方法及び生物槽管理プログラムを提供する。
【解決手段】流入口及び流出口を有する生物槽と、前記生物槽に流入する流入水の物性を測定する流入水センサと、前記生物槽から排出される気体に含まれる所定のガスの濃度を測定するガスセンサとを備え、前記流入水センサの検出値と前記ガスセンサの検出値に基づいて、前記流入水が生物に対して有害であるか否かを判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流入口及び流出口を有する生物槽と、
前記生物槽に流入する流入水の物性を測定する流入水センサと、
前記生物槽から排出される気体に含まれる所定のガスの濃度を測定するガスセンサと
を備え、
前記流入水センサの検出値と前記ガスセンサの検出値に基づいて、前記流入水が生物に対して有害であるか否かを判定する
生物槽管理システム。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記流入水センサは、ECセンサであり、
前記ガスセンサは、CO

センサであり、前記流出口を通過する前記気体の全流量を測定するように構成されている
請求項1に記載の生物槽管理システム。
【請求項3】
前記ガスセンサの前記検出値に基づいて、前記気体に含まれる前記ガスの濃度の変化量が所定の変化量以上であるか否かを判定する変化量判定部を備える
請求項1又は2に記載の生物槽管理システム。
【請求項4】
前記流入水センサの前記検出値に基づいて、前記流入水が有害な可能性が高いか否かを判定する流入水判定部を備え、
前記流入水判定部により前記流入水は有害な可能性が高いと判定され、かつ、前記変化量判定部により前記ガスの濃度の変化量が前記所定の変化量以上であると判定された場合に、前記流入水が生物に対して有害であると判定する
請求項3に記載の生物槽管理システム。
【請求項5】
前記流入水が前記生物に対して有害であると判定した場合に、警告を報知、及び/又は前記流入水の導入を停止するように構成されている
請求項4に記載の生物槽管理システム。
【請求項6】
生物槽に流入する流入水の物性を測定する流入水センサの検出値と、前記生物槽から排出される気体に含まれる所定のガスの濃度を測定するガスセンサの検出値とに基づいて、前記流入水が生物に対して有害であるか否かを判定する
生物槽管理方法。
【請求項7】
生物槽に流入する流入水の物性を測定する流入水センサの検出値と、前記生物槽から排出される気体に含まれる所定のガスの濃度を測定するガスセンサの検出値とに基づいて、前記流入水が生物に対して有害であるか否かを制御装置に判定させる
生物槽管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生物槽管理システム、生物槽管理方法及び生物槽管理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、微生物を使用して水を浄化する生物処理が様々な分野で使用されている。例えば、水洗便器と、当該水洗便器からの汚水を受け入れ、汚水中の有機物を分解するとともに硝化及び脱窒処理する生物処理槽を有し、処理水を洗浄水として前記水洗便器に循環させる循環式水洗トイレが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-132037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の循環式水洗トイレのような生物処理システムでは、例えば、殺菌作用のある液体等の生物処理槽内の微生物にとって有害な液体が生物処理槽に流入した場合、少量であっても微生物の大量死が発生し、その後の処置が遅れると、生物処理槽内の微生物が全て死滅するおそれがある。
【0005】
そして、生物処理槽の微生物が死滅した場合、再び生物処理システムを使用可能な状態に復旧するまでに多大な時間がかかり、復旧までの間、生物処理システムを使用できなくなるという問題がある。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、生物槽内の生物の死滅を防止できる生物槽管理システム、生物槽管理方法及び生物槽管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る生物槽管理システムは、流入口及び流出口を有する生物槽と、前記生物槽に流入する流入水の物性を測定する流入水センサと、前記生物槽から排出される気体に含まれる所定のガスの濃度を測定するガスセンサとを備え、前記流入水センサの検出値と前記ガスセンサの検出値に基づいて、前記流入水が生物に対して有害であるか否かを判定する。
【0008】
本発明に係る生物槽管理システムにおいて、前記流入水センサは、ECセンサであり、前記ガスセンサは、CO

センサであり、前記流出口を通過する前記気体の全流量を測定するように構成されてもよい。
【0009】
本発明に係る生物槽管理システムは、前記ガスセンサの前記検出値に基づいて、前記気体に含まれる前記ガスの濃度の変化量が所定の変化量以上であるか否かを判定する変化量判定部を備えてもよい。
【0010】
本発明に係る生物槽管理システムは、前記流入水センサの前記検出値に基づいて、前記流入水が有害な可能性が高いか否かを判定する流入水判定部を備え、前記流入水判定部により前記流入水は有害な可能性が高いと判定され、かつ、前記変化量判定部により前記ガスの濃度の変化量が前記所定の変化量以上であると判定された場合に、前記流入水が生物に対して有害であると判定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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