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公開番号
2025033552
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139332
出願日
2023-08-29
発明の名称
生物処理装置、生物処理システム及び生物処理方法
出願人
WOTA株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
C02F
3/12 20230101AFI20250306BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】液体と気体を混合する容器内の液面側での泡の発生を精度よく予測することができる気液処理システムを提供する。
【解決手段】液体と気体を混合する容器を備え、容器内の内圧の変化により液面側での泡の発生を予測する。また、内圧は液位に変換され、液位を検知すると共に、液位に応じて、液面側の泡の発生状態と泡の噴き出しを予測することで、現実に泡が噴き出すことを抑止する制御を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液体と気体を混合する容器を備え、
前記容器内の内圧の変化により液面側での泡の発生を予測する気液処理装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記容器内の内圧は液位に変換され、液位を検知すると共に、液位に応じて、液面側の泡の発生状態を予測する泡発生予測部を有する請求項1に記載の気液処理装置。
【請求項3】
微生物が混合された生物処理の対象液を収容し、前記微生物により前記対象液を浄化処理する処理容器と、
前記処理容器の内部の内圧と、内部に収容される前記対象液の液位を検出する液位検出部と、
前記液位検出部によって検出された前記対象液の液位に応じて、前記対象液の液面側の泡の発生状態を予測する泡発生予測部と、
を有する生物処理装置。
【請求項4】
前記泡発生予測部は、所定時間毎の前記対象液の液位の変化に応じて、前記対象液の液面側の泡の発生状態を予測する請求項3に記載の生物処理装置。
【請求項5】
前記泡発生予測部による前記泡の発生状態の予測結果に応じて、前記泡の発生を抑えるための処理を行う泡抑制部を有する請求項3に記載の生物処理装置。
【請求項6】
前記液位検出部は、前記処理容器の内部の内圧の変化に基づいて前記対象液の液位を検出する圧力センサである請求項3に記載の生物処理装置。
【請求項7】
請求項3から請求項6までのいずれか1項に記載の生物処理装置を備える生物処理システム。
【請求項8】
請求項5に記載の生物処理装置と、
前記処理容器の供給方向上流側に、前記微生物が混合される前の前記対象液を貯留する貯留容器と、を備え、
前記泡抑制部は、前記処理容器の内部に収容される前記対象液の液面側の前記泡を含む液体を前記貯留容器に戻す移送処理部を備える生物処理システム。
【請求項9】
微生物が混合された生物処理の対象液を収容し、前記微生物により前記対象液を浄化処理する処理容器の内部の内圧と、内部の前記対象液の液位を検出し、
前記対象液の液位の検出結果に応じて、前記対象液の液面側の泡の発生状態を予測する生物処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、生物処理システム及び生物処理方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、液中の汚泥と気泡とを識別して汚泥の浮上性を予測する汚泥浮上予測装置が提案されている。この汚泥浮上予測装置では、嫌気性反応槽内部の懸濁液中を撮影する撮像手段と、撮像手段から得られた画像情報の中から、形状パターンをもとに顆粒状汚泥を識別する画像処理手段と、顆粒状汚泥の形状情報と個数情報をもとに汚泥の浮上性を判定する判定部とが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許3700204号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の汚泥浮上予測装置では、撮像手段から得られた画像情報の中から、画像処理手段により形状パターンをもとに顆粒状汚泥を識別し、顆粒状汚泥の形状情報と個数情報をもとに判定部により汚泥の浮上性を判定している。このため、撮像手段から得られた画像情報によっては、液中の汚泥と気泡との識別に誤りが生じ、汚泥の浮上性を正確に判定することができない場合がある。また、画像解析による方法では、急な発泡による汚水のふきこぼれを未然に防止するのに間に合わない場合もある。
【0005】
また、汚水を曝気しながら処理する生物処理システムにおいては、汚水の液面側に多量の気泡が発生すると、処理容器から泡が吹き出し、消泡が難しくなり、生物処理システムの周囲を汚水を含んだ泡で汚すだけでなく、処理容器内で効率的な汚水の処理ができない場合があり、気泡の発生を早めに予測する必要がある。
【0006】
また、小規模循環型の水再生システムにおいては、排水元による水質が大きく異なり、風呂、洗面、又は洗濯からの排水は界面活性剤等による影響もあり、生物処理時の曝気により、発泡しやすい環境にある。例えば、処理水が使用される利用者の住居等と近接して水再生システムを設置することを想定した場合、発泡による汚水の噴きこぼれによる生活環境の悪化が生じないような制御が求められる。
【0007】
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、生物処理の対象液を浄化処理するときに対象液の液面側での泡の発生を精度よく予測することができる生物処理装置、生物処理システム及び生物処理方法を提供することを目的とする。さらに、本開示は、特に屋内や、住居に隣接した場所に設置される小規模水処理システムにおいて有用である生物処理装置、生物処理システム及び生物処理方法を提供することを目的とするが、液体と気体が混合される容器内における発泡現象一般において、本開示は有用である。なお、容器は完全に密閉である必要はなく、ダクト等の排気機構が存する容器における発泡現象の予測にも適用できる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1態様に記載の気液処理装置は、液体と気体を混合する容器を備え、前記容器内の内圧の変化により液面側での泡の発生を予測する。
【0009】
上記の気液処理装置において、前記容器内の内圧は液位に変換され、液位を検知すると共に、液位に応じて、液面側の泡の発生状態を予測する泡発生予測部を有していてもよい。
【0010】
本開示の第2態様に記載の生物処理装置は、微生物が混合された生物処理の対象液を収容し、前記微生物により前記対象液を浄化処理する処理容器と、前記処理容器の内部の内圧と、内部に収容される前記対象液の液位を検出する液位検出部と、前記液位検出部によって検出された前記対象液の液位に応じて、前記対象液の液面側の泡の発生状態を予測する泡発生予測部と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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