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公開番号2025070885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181485
出願日2023-10-20
発明の名称発熱部品の保護構造、及び液体処理装置
出願人日星電気株式会社
代理人
主分類C02F 1/32 20230101AFI20250424BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】
液体中に浸漬して使用される液体処理装置等で好適に利用できるとともに、放熱部材を液体に接触させなくとも発光素子等の発熱部品の防水と放熱が両立可能な保護構造を提供することにある。
【解決手段】
一端に発熱部品が設置された放熱部材を第1封止部材に収容し、第1封止部材を接続部材に挿通する。接続部材の他端側において第1封止部材を第2封止部材に挿通するとともに、両者の一部を水密に固定する。更に、第2封止部材を接続部材に対して水密に固定する。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
発熱部品に対する保護構造であって、
一端側に第1領域、他端側に第2領域を有する放熱部材と、
該第1領域に設置された該発熱部品と、
該第1領域を収容するとともに、接続部材に挿通される第1封止部材と、
該第1封止部材が挿通されるとともに、該接続部材に対して第1箇所において水密に接続固定される第2封止部材とを有し、
該第2封止部材は第2箇所において該第1封止部材に対して水密に固定されていることを特徴とする保護構造。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
該接続部材は管継手から成ることを特徴とする、請求項1に記載の保護構造。
【請求項3】
該第1封止部材は管状部材であることを特徴とする、請求項1に記載の保護構造。
【請求項4】
該第2領域に補助放熱部材を備えることを特徴とする、請求項1~3の何れか一項に記載の保護構造。
【請求項5】
該補助放熱部材は、該接続部材に対して熱的に接続されていることを特徴とする、請求項4に記載の保護構造。
【請求項6】
該放熱部材は、一端側に第1領域を有する第1部材と、他端側に第2領域を有する第2部材とを組み合わせて構成されていることを特徴とする、請求項1~3の何れか一項に記載の保護構造。
【請求項7】
該第2領域に補助放熱部材を備えることを特徴とする、請求項6に記載の保護構造。
【請求項8】
該補助放熱部材は、該接続部材に対して熱的に接続されていることを特徴とする、請求項7に記載の保護構造。
【請求項9】
発光部品に対する保護構造であって、
一端側に第1領域、他端側に第2領域を有する放熱部材と、
該第1領域に設置された該発光部品と、
該第1領域を収容するとともに、接続部材に挿通される透光性の第1封止部材と、
該第1封止部材が挿通されるとともに、該接続部材に対して第1箇所において水密に接続固定される第2封止部材とを有し、
該第2封止部材は第2箇所において該第1封止部材に対して水密に固定されていることを特徴とする保護構造。
【請求項10】
該第1封止部材は管状部材であることを特徴とする、請求項9に記載の保護構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は発光素子等の発熱部品に対する保護構造に関し、特に、液体中に浸漬して使用される液体処理装置における発光素子の防水に好適に使用されるものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
紫外光には殺菌効果があることが知られており、食品等の製造に使用される液体や、汚水等に紫外光を照射して殺菌する液体処理装置に使用されている。液体処理装置には液体中に浸漬して使用されるものも存在し、そのような装置では発光素子等の電気部品に対し防水保護が施される。
【0003】
電気部品は発熱することもあるため、放熱も考慮する必要がある。特に、発光素子を使用した液体処理装置において、処理能力を上げるために発光素子に供給する電力を増加させた場合は発光素子の発熱量も増大するため、液体処理装置を円滑に動作させるには発光素子の放熱を促す必要がある。
【0004】
液体中に浸漬して使用される液体処理装置であれば、周辺に存在する液体によって冷却されるため、発熱する部品の放熱はある程度促されるが、防水保護を施す関係で放熱効果は限られたものとなる。例えば、特許文献1に記載の防水構造では発光素子の周辺を樹脂で封止するため、樹脂が熱伝導に対する抵抗となってしまう。
【0005】
また、特許文献2に記載のように発光素子の周辺に空気層が存在する防水構造の場合は、空気層が断熱層として機能するため、液体による放熱効果は期待できない。
【0006】
発光素子の周辺に空気層がある場合は、特許文献3に記載のように、冷却ファンを使用することで発光素子の放熱を促すことができるが、装置の大型化、複雑化といった課題が存在する。
【0007】
出願人は上記の課題の解決を目指し、特許文献4に記載の発明を想起したが、特許文献4に記載の発明は放熱部材を液体と接触させて冷却を促すことを想定したものである。
【0008】
一方、酸、塩基等、放熱部材を侵食する可能性のある液体や、食品等の製造に使用される等、異成分の溶出を避ける必要がある液体に対しては、放熱部材を接触させるのは好ましくなく、特許文献4に記載の発明の適用は難しいという課題も存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2012-89466号公報
特開2015-2032号公報
特開平10-293540号公報
特開2023-33175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の課題は、液体中に浸漬して使用される液体処理装置等で好適に利用できるとともに、放熱部材を液体に接触させなくとも発光素子等の発熱部品の防水と放熱が両立可能な保護構造を提供することにある。
(【0011】以降は省略されています)

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