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公開番号2025097404
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023213575
出願日2023-12-19
発明の名称吸着材、肥料の製造方法および肥料
出願人オードメルス株式会社,中林建設株式会社
代理人個人,個人
主分類C02F 1/28 20230101AFI20250624BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】下水汚泥等の溶液中のリン、窒素を吸着して回収可能な吸着材、肥料の製造方法および肥料を提供する。
【解決手段】吸着材は、炭を40~60質量部、鉄を20~30質量部、ゼオライトを10~30質量部、クエン酸を1~10質量部含有し、水溶液中のリンおよび/または窒素を吸着する。また、肥料の製造方法は、吸着材をリンおよび/または窒素を含有する溶液に介在させ、リンおよび/または窒素を吸着させた吸着材を溶液から分離することで得られる。リンおよび/または窒素を吸着させた吸着材は、肥料として利用できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
炭を40~60質量部、鉄を20~30質量部、ゼオライトを10~30質量部、クエン酸を1~10質量部含有し、
水溶液中のリンおよび/または窒素を吸着する、
ことを特徴とする吸着材。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
更に、光触媒およびホルンフェルス鉱石を含有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸着材。
【請求項3】
前記炭、前記鉄、前記ゼオライトおよび前記クエン酸の合計100質量部に対し、前記光触媒を0.08質量部以上含有するとともに、前記ホルンフェルス鉱石を0.7質量部以上含有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の吸着材。
【請求項4】
前記炭、前記鉄、前記ゼオライトおよび前記クエン酸の合計100質量部に対し、前記光触媒を0.24質量部以上含有するとともに、前記ホルンフェルス鉱石を2.1質量部以上含有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の吸着材。
【請求項5】
前記炭が木炭、石炭およびバイオ炭から選択される一種以上である、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸着材。
【請求項6】
前記ゼオライトが天然ゼオライトである、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸着材。
【請求項7】
前記光触媒が酸化チタンである、
ことを特徴とする請求項2に記載の吸着材。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の吸着材をリンおよび/または窒素を含有する溶液に介在させ、
リンおよび/または窒素を吸着させた前記吸着材を前記溶液から分離する、
ことを特徴とする肥料の製造方法。
【請求項9】
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の吸着材と、
前記吸着材に吸着されているリンおよび/または窒素と、を含む、
ことを特徴とする肥料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸着材、肥料の製造方法および肥料に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
我が国では、化学肥料の主な原料となるリン、窒素のほとんどを輸入しており、特に、リンは100%輸入に依存している。輸入の停滞や為替の変動によって、これらの原料の確保が不安定な状況にあり、肥料原料の安定供給が求められている。こうした状況の中、下水汚泥はリンや窒素等の資源を含有していることから、下水汚泥中のリンや窒素を回収し、肥料原料とする試みが検討されている。
【0003】
リン等の回収手法として、HAP(ヒドロキシアパタイト)法、MAP(リン酸マグネシウムアンモニウム)法等のほか、種々の吸着材を用いる手法が知られている。例えば、特許文献1のように、ゼオライト等のセラミックス製の基体に鉄化合物を保持させた吸着材が知られている。また、特許文献2のように、粒状ゼオライトと粒状活性アルミナの混合充填層を用いた手法が知られている。また、特許文献3のように、水和酸化鉄粒子とゼオライト粒子を用いた手法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-046731号公報
特開平09-075921号公報
特開平07-284762号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
リン、窒素を吸着させて回収する様々な吸着材は知られているものの、より効果的にリン、窒素を吸着、回収可能な吸着材が求められている。
【0006】
本発明は、上記事項に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、下水汚泥等の溶液中のリン、窒素を吸着して回収可能な吸着材、肥料の製造方法および肥料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の観点に係る吸着材は、
炭を40~60質量部、鉄を20~30質量部、ゼオライトを10~30質量部、クエン酸を1~10質量部含有し、
水溶液中のリンおよび/または窒素を吸着する、
ことを特徴とする。
【0008】
更に、光触媒およびホルンフェルス鉱石を含有することが好ましい。
【0009】
また、前記炭、前記鉄、前記ゼオライトおよび前記クエン酸の合計100質量部に対し、前記光触媒を0.08質量部以上含有するとともに、前記ホルンフェルス鉱石を0.7質量部以上含有することが好ましい。
【0010】
また、前記炭、前記鉄、前記ゼオライトおよび前記クエン酸の合計100質量部に対し、前記光触媒を0.24質量部以上含有するとともに、前記ホルンフェルス鉱石を2.1質量部以上含有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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