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公開番号
2025094504
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210090
出願日
2023-12-13
発明の名称
電解水生成装置及びその制御方法
出願人
株式会社日本トリム
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C02F
1/461 20230101AFI20250618BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】待機状態での電解水の溶存水素濃度の低下を抑制できる電解水生成装置を提供する。
【解決手段】電解水生成装置1は、給水弁2と、電解ユニット3と、タンク5と、水位検出部6と、給水弁2及び電解ユニット3を制御するための制御部8とを備える。制御部8は、制御モードとして、給水弁2を開き、電解ユニット3で生成された電解水をタンク5に供給する造水モードと、給水弁2を閉じ、電解ユニット3で電気分解を行なわず待機する待機モードとを含む。造水モードと待機モードとは交互に繰り返して実行される。制御部6は、水位検出部6からの出力に基づいて、タンク5内の水位の減少速度を計算する計算部と、造水モードから待機モードに移行するタイミングを決定する決定部と、制御モードを造水モードから待機モードに移行させる移行部とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電解水生成装置であって、
原水の供給を制御するための給水弁と、
前記給水弁から供給された前記原水を電気分解することにより電解水を生成するための電解ユニットと、
前記電解ユニットで生成された前記電解水を貯蔵するためのタンクと、
前記タンク内の水位を検出するための水位検出部と、
前記給水弁及び前記電解ユニットを制御するための制御部とを備え、
前記制御部は、制御モードとして、
前記給水弁を開き、前記電解ユニットで生成された前記電解水を前記タンクに供給する造水モードと、
前記給水弁を閉じ、前記電解ユニットで電気分解を行なわず待機する待機モードとを含み、
前記造水モードと前記待機モードとは交互に繰り返して実行されるものであり、
前記制御部は、前記水位検出部からの出力に基づいて、前記タンク内の前記水位の減少速度を計算する計算部と、前記減少速度に応じて、前記造水モードから前記待機モードに移行する第1タイミングを決定する決定部と、前記第1タイミングに基づいて前記制御モードを前記造水モードから前記待機モードに移行させる移行部とを含む、
電解水生成装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記決定部は、前記減少速度と予め定められた閾値とを比較することにより、前記第1タイミングを決定する、請求項1に記載の電解水生成装置。
【請求項3】
前記決定部は、前記減少速度が小さくなるに従い、前記第1タイミングを早く設定する、請求項1に記載の電解水生成装置。
【請求項4】
前記決定部は、前記減少速度が大きくなるに従い、前記第1タイミングを遅く設定する、請求項1に記載の電解水生成装置。
【請求項5】
前記水位検出部は、前記水位の上限値を検出するための第1センサーと、前記水位の下限値を検出するための第2センサーとを含む、請求項1ないし4のいずれかに記載の電解水生成装置。
【請求項6】
前記移行部は、前記待機モードにおける前記第2センサーからの出力に基づいて、前記制御モードを前記待機モードから前記造水モードに移行させる、請求項5に記載の電解水生成装置。
【請求項7】
前記水位検出部は、前記上限値と前記下限値との間の中間値の前記水位を検出するための第3センサーとを含み、
前記計算部は、前記第3センサー及び前記第2センサーからの出力に基づいて、前記タンク内の前記水位の減少速度を計算する、請求項5に記載の電解水生成装置。
【請求項8】
前記水位検出部は、複数の前記第3センサーを含み、
前記計算部は、前記第2センサーに最も近い高さの前記第3センサー及び前記第2センサーからの出力に基づいて、前記タンク内の前記水位の減少速度を計算する、請求項7に記載の電解水生成装置。
【請求項9】
前記移行部は、前記造水モードにおける前記第1センサー又は第3センサーからの出力に基づいて、前記制御モードを前記造水モードから前記待機モードに移行させる、請求項7に記載の電解水生成装置。
【請求項10】
前記水位検出部は、前記タンクから流出する水量を検出するための第1流量計を備え、
前記計算部は、前記第1流量計からの出力に基づいて、前記タンク内の前記水位の減少速度を計算する、請求項1ないし4のいずれかに記載の電解水生成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電解水生成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電解水生成装置によって生成された電解水を用いた透析治療が注目されている。例えば、水を電気分解することによって生成された水素ガスが溶け込んだ電解水素水が、患者の酸化ストレスの低減に寄与することが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-139475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
大規模な病院等においては、多数の患者に対して同時に透析治療が行なわれる。このため、電解水生成装置には、大量の電解水を蓄えるためのタンクが備えられている。
【0005】
一方、透析治療は、通常、常時行なわれることはなく、タンク内の電解水が消費されない時間帯も存在する。このような時間帯では、電解水の溶存水素濃度の過度な上昇を抑制するため、タンク-電解ユニット間での電解水の循環及び電解ユニットでの電気分解は停止され、タンク内の電解水はタンク内に留められ、電気分解が行なわれることなく待機している。
【0006】
しかしながら、待機状態の電解水から溶け込んだ水素ガスが抜けることにより、溶存水素濃度が徐々に低下する。
【0007】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、待機状態での電解水の溶存水素濃度の低下を抑制できる電解水生成装置を提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、電解水生成装置であって、
原水の供給を制御するための給水弁と、
前記給水弁から供給された前記原水を電気分解することにより電解水を生成するための電解ユニットと、
前記電解ユニットで生成された前記電解水を貯蔵するためのタンクと、
前記タンク内の水位を検出するための水位検出部と、
前記給水弁及び前記電解ユニットを制御するための制御部とを備え、
前記制御部は、制御モードとして、
前記給水弁を開き、前記電解ユニットで生成された前記電解水を前記タンクに供給する造水モードと、
前記給水弁を閉じ、前記電解ユニットで電気分解を行なわず待機する待機モードとを含み、
前記造水モードと前記待機モードとは交互に繰り返して実行されるものであり、
前記制御部は、前記水位検出部からの出力に基づいて、前記タンク内の前記水位の減少速度を計算する計算部と、前記減少速度に応じて、前記造水モードから前記待機モードに移行する第1タイミングを決定する決定部と、前記第1タイミングに基づいて前記制御モードを前記造水モードから前記待機モードに移行させる移行部とを含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の前記電解水生成装置は、前記タンク内の前記水位の減少速度に応じて、前記制御部が前記造水モードから前記待機モードに移行するタイミングを決定し、前記制御モードを移行させる。これにより、前記タンク内の水位が適正化され、待機状態での電解水の溶存水素濃度の低下を抑制可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の電解水生成装置の概略構成を示すブロック図である。
図1の電解ユニットの構成を示す図である。
本発明の電解水生成方法の手順を示すフローチャートである。
図1の制御部の構成を示すブロック図である。
図3の待機モードから造水モードへの移行の手順を示すフローチャートである。
水位の減少速度と第1タイミングとの関係を示すテーブルの一例をグラフ化した図である。
図1の水位検出部をタンクと共に示す断面図である。
図7の水位検出部の変形例をタンクと共に示す断面図である。
図8の水位検出部の変形例をタンクと共に示す断面図である。
図1の電解水生成装置の変形例を示すブロック図である。
図1の電解水生成装置の別の変形例を示すブロック図である。
図1の電解水生成装置の別の変形例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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