TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025126473
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-29
出願番号
2024022672
出願日
2024-02-19
発明の名称
汚泥処理システム、制御装置、汚泥処理方法およびプログラム
出願人
オルガノ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
11/14 20190101AFI20250822BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】脱水汚泥の含水率を低減させる。
【解決手段】凝集槽500と、凝集槽500へ被処理汚泥を供給する汚泥供給装置200と、汚泥供給装置200から供給される被処理汚泥の汚泥濃度を測定する汚泥濃度計300と、凝集槽500に貯留された被処理汚泥に凝集剤を添加する添加装置600と、添加装置600から凝集剤が添加された被処理汚泥中の凝集物の状態を取得するセンサ400と、汚泥濃度計300が測定した汚泥濃度に基づいて、汚泥供給装置200が供給する被処理汚泥の供給量を制御し、センサ400が取得した凝集物の状態を示す凝集指標を算出し、添加装置600が添加する凝集剤の添加量を変化させたときの凝集指標の変化量に基づいて、添加装置600が添加する凝集剤の添加量を制御する制御装置100とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
凝集槽と、
前記凝集槽へ被処理汚泥を供給する汚泥供給装置と、
前記汚泥供給装置から供給される前記被処理汚泥の汚泥濃度を測定する汚泥濃度計と、
前記凝集槽に貯留された前記被処理汚泥に凝集剤を添加する添加装置と、
前記添加装置から前記凝集剤が添加された被処理汚泥中の凝集物の状態を取得するセンサと、
前記汚泥濃度計が測定した汚泥濃度に基づいて、前記汚泥供給装置が供給する前記被処理汚泥の供給量を制御し、前記センサが取得した前記凝集物の状態を示す凝集指標を算出し、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を変化させたときの前記凝集指標の変化量に基づいて、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を制御する制御装置とを有する汚泥処理システム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の汚泥処理システムにおいて、
前記制御装置は、前記汚泥濃度計が測定した汚泥濃度に基づいて、前記汚泥供給装置が供給する前記被処理汚泥に含まれる固形物量が所定の量になるように、前記汚泥供給装置が供給する前記被処理汚泥の供給量を制御する汚泥処理システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の汚泥処理システムにおいて、
前記制御装置は、前記凝集剤の添加量を変化させたときの前記添加量の変化量に対する前記凝集指標の変化量の割合である凝集変化量と所定の閾値とを比較し、前記凝集変化量が前記閾値を超える場合、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を増加させ、前記凝集変化量が前記閾値以下である場合、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を減少させる汚泥処理システム。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の汚泥処理システムにおいて、
前記センサは、前記凝集槽内の汚泥の画像を撮像する画像センサであり、
前記制御装置は、前記画像センサが撮像した画像から前記汚泥中の凝集物の特徴量を前記凝集指標として算出する汚泥処理システム。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の汚泥処理システムにおいて、
前記制御装置は、前記汚泥濃度計が測定した汚泥濃度があらかじめ設定された上限値以上または下限値以下である場合、前記汚泥供給装置が供給する前記被処理汚泥の供給量を固定供給量に制御し、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を固定添加量に制御する汚泥処理システム。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の汚泥処理システムにおいて、
前記添加装置は、複数の凝集剤を前記被処理汚泥に添加し、
前記制御装置は、前記複数の凝集剤の添加量の互いの比率が一定になるように前記複数の凝集剤の添加量を制御する汚泥処理システム。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の汚泥処理システムにおいて、
前記凝集槽に貯留された前記被処理汚泥の水位を測定する水位計と、
前記凝集槽に貯留された前記被処理汚泥に対して光を当てる照明とを有し、
前記制御装置は、前記水位計が測定した水位に基づいて、前記照明の照度を制御する汚泥処理システム。
【請求項8】
請求項7に記載の汚泥処理システムにおいて、
前記制御装置は、前記水位計が測定した水位が閾値を超えた場合、前記照明の照度を制御する汚泥処理システム。
【請求項9】
凝集槽に供給される被処理汚泥の供給量と、汚泥濃度計が測定した前記被処理汚泥の汚泥濃度とに基づいて、前記被処理汚泥に含まれる固形物量を算出する固形物量算出部と、
前記固形物量算出部が算出した固形物量に基づいて、前記凝集槽に供給される前記被処理汚泥の供給量を制御する汚泥供給量制御部と、
前記凝集槽に供給され、添加装置から凝集剤が添加された被処理汚泥中の凝集物の状態を示す凝集指標を算出する凝集指標算出部と、
前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を変化させたときの前記凝集指標の変化量に基づいて、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を制御する添加量制御部とを有する制御装置。
【請求項10】
凝集槽に供給される被処理汚泥の供給量と、汚泥濃度計が測定した前記被処理汚泥の汚泥濃度とに基づいて、前記被処理汚泥に含まれる固形物量を算出する処理と、
前記算出した固形物量に基づいて、前記凝集槽に供給される前記被処理汚泥の供給量を制御する処理と、
前記凝集槽に供給され、添加装置から凝集剤が添加された被処理汚泥中の凝集物の状態を示す凝集指標を算出する処理と、
前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を変化させたときの前記凝集指標の変化量に基づいて、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を制御する処理とを行う汚泥処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、汚泥処理システム、制御装置、汚泥処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
汚泥を処理する方法の1つとして、水槽に貯留された汚泥に所定の凝集剤を添加し、凝集剤が添加された汚泥から水分を除去するため、脱水機を用いて脱水汚泥とろ液とに固液分離する方法が挙げられる。このような方法を用いる場合、廃棄物となる脱水汚泥の含水率を低減させて、廃棄物量を削減させている。このような脱水処理工程では、処理状況に応じて、凝集剤添加量や汚泥供給量を自動調整しているケースがある。例えば、特許文献1には、濃度センサが測定した汚泥の濃度と、流量計が測定した汚泥供給量と、水位センサが測定した槽内の液位変動とに基づいて、汚泥供給ポンプの回転数を制御し、脱水機に供給する時間当たりの汚泥固形物供給量が一定値となるように制御する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-263488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたような技術においては、供給される被処理汚泥の性状に応じて、被処理汚泥に添加する凝集剤の添加量の制御を行っていない。そのため、汚泥の凝集状態が良好でなく、脱水汚泥の含水率が増加してしまうという問題点がある。
【0005】
本発明の目的は、脱水汚泥の含水率を低減させることができる汚泥処理システム、制御装置、汚泥処理方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の汚泥処理システムは、
凝集槽と、
前記凝集槽へ被処理汚泥を供給する汚泥供給装置と、
前記汚泥供給装置から供給される前記被処理汚泥の汚泥濃度を測定する汚泥濃度計と、
前記凝集槽に貯留された前記被処理汚泥に凝集剤を添加する添加装置と、
前記添加装置から前記凝集剤が添加された被処理汚泥中の凝集物の状態を取得するセンサと、
前記汚泥濃度計が測定した汚泥濃度に基づいて、前記汚泥供給装置が供給する前記被処理汚泥の供給量を制御し、前記センサが取得した前記凝集物の状態を示す凝集指標を算出し、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を変化させたときの前記凝集指標の変化量に基づいて、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を制御する制御装置とを有する。
【0007】
また、本発明の制御装置は、
凝集槽に供給される被処理汚泥の供給量と、汚泥濃度計が測定した前記被処理汚泥の汚泥濃度とに基づいて、前記被処理汚泥に含まれる固形物量を算出する固形物量算出部と、
前記固形物量算出部が算出した固形物量に基づいて、前記凝集槽に供給される前記被処理汚泥の供給量を制御する汚泥供給量制御部と、
前記凝集槽に供給され、添加装置から凝集剤が添加された被処理汚泥中の凝集物の状態を示す凝集指標を算出する凝集指標算出部と、
前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を変化させたときの前記凝集指標の変化量に基づいて、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を制御する添加量制御部とを有する。
【0008】
また、本発明の汚泥処理方法は、
凝集槽に供給される被処理汚泥の供給量と、汚泥濃度計が測定した前記被処理汚泥の汚泥濃度とに基づいて、前記被処理汚泥に含まれる固形物量を算出する処理と、
前記算出した固形物量に基づいて、前記凝集槽に供給される前記被処理汚泥の供給量を制御する処理と、
前記凝集槽に供給され、添加装置から凝集剤が添加された被処理汚泥中の凝集物の状態を示す凝集指標を算出する処理と、
前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を変化させたときの前記凝集指標の変化量に基づいて、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を制御する処理とを行う。
【0009】
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
コンピュータに、
凝集槽に供給される被処理汚泥の供給量と、汚泥濃度計が測定した前記被処理汚泥の汚泥濃度とに基づいて、前記被処理汚泥に含まれる固形物量を算出する手順と、
前記算出した固形物量に基づいて、前記凝集槽に供給される前記被処理汚泥の供給量を制御する手順と、
前記凝集槽に供給され、添加装置から凝集剤が添加された被処理汚泥中の凝集物の状態を示す凝集指標を算出する手順と、
前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を変化させたときの前記凝集指標の変化量に基づいて、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を制御する手順とを実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明においては、脱水汚泥の含水率を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
オルガノ株式会社
UV照射装置
22日前
オルガノ株式会社
薬液精製システム
1か月前
オルガノ株式会社
水処理装置および水処理方法
1か月前
オルガノ株式会社
水処理装置および水処理方法
1か月前
オルガノ株式会社
ろ過膜の洗浄方法及び洗浄装置
15日前
オルガノ株式会社
気体の処理方法および気体の処理装置
1か月前
オルガノ株式会社
タンパク質洗浄剤およびタンパク質洗浄方法
1か月前
オルガノ株式会社
不純物の検出方法、検査プレート及び検出装置
20日前
オルガノ株式会社
電池収容体、電池モジュール、および電池パック
23日前
オルガノ株式会社
電池収容体、電池モジュール、および電池パック
1か月前
オルガノ株式会社
水処理設備、制御装置、運転方法およびプログラム
1か月前
オルガノ株式会社
水処理システム
7日前
オルガノ株式会社
水処理装置、溶存ガス測定装置の設置方法、および溶存ガス測定方法
13日前
オルガノ株式会社
純水製造システムおよび純水製造方法
7日前
オルガノ株式会社
強酸性カチオン交換樹脂の製造方法および製造設備、ならびに該強酸性カチオン交換樹脂の再利用方法
1か月前
オルガノ株式会社
強塩基性アニオン交換樹脂の製造方法および製造設備、ならびに該強塩基性アニオン交換樹脂の再利用方法
1か月前
株式会社げんき
液体活性化装置
23日前
株式会社ウィズアクア
水質浄化装置
1か月前
三浦工業株式会社
汚泥乾燥加熱釜
1か月前
株式会社ライトアース
水循環式水質浄化システム
1か月前
名古屋メッキ工業株式会社
溶存金属析出装置
1か月前
三浦工業株式会社
精製水供給システム
1か月前
スタンレー電気株式会社
流体除菌装置
28日前
栗田工業株式会社
電気イオン濃縮装置
1か月前
栗田工業株式会社
逆浸透膜装置の運転方法
23日前
オルガノ株式会社
UV照射装置
22日前
栗田工業株式会社
超純水製造装置の制御方法
1か月前
WOTA株式会社
液性判定システム及び液性判定方法
1か月前
有限会社フリーウェー
浄水装置
22日前
栗田工業株式会社
電気脱イオン装置の運転方法
1か月前
株式会社神鋼環境ソリューション
貯留槽
1か月前
パナソニックIPマネジメント株式会社
軟水化装置
1か月前
ジヤトコ株式会社
排水回収システム
7日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
軟水化装置
1か月前
個人
海水の塩分除去装置と淡水製造方法
8日前
三浦工業株式会社
汚泥減容システム
1か月前
続きを見る
他の特許を見る