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公開番号
2025160025
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2024062973
出願日
2024-04-09
発明の名称
精製水供給システム
出願人
三浦工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
1/44 20230101AFI20251015BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】電気式脱イオン装置の容量を小さくすることが可能な精製水供給システムを提供すること。
【解決手段】精製水供給システムは、逆浸透膜装置と、タンクと、タンクの下流側に配置され逆浸透膜処理水をろ過水と濃縮水とに分離する限外ろ過装置と、送水ラインに配置される電気式脱イオン装置と、限外ろ過装置と送水ラインにおける電気式脱イオン装置よりも下流側とを接続し濃縮水が流通する濃縮水ラインと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
逆浸透膜装置と、
前記逆浸透膜装置において生成された逆浸透膜処理水を貯留するタンクと、
前記逆浸透膜装置と前記タンクとを接続する給水ラインと、
前記タンクの下流側に配置され逆浸透膜処理水をろ過水と濃縮水とに分離する限外ろ過装置と、
前記タンクと前記限外ろ過装置とを接続する送水ラインと、
前記送水ラインに配置される電気式脱イオン装置と、
前記限外ろ過装置と前記送水ラインにおける前記電気式脱イオン装置よりも下流側とを接続し濃縮水が流通する濃縮水ラインと、
前記送水ラインにおける前記濃縮水ラインとの接続部よりも下流側に配置されるポンプ及び熱交換器と、
前記送水ラインにおいて前記接続部よりも上流側に配置される送水弁と、を備える精製水供給システム。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記限外ろ過装置と前記タンクとを接続するろ過水ラインと、
前記濃縮水ラインと前記送水ラインにおける前記電気式脱イオン装置よりも上流側とを接続するバイパスラインと、
前記バイパスラインに配置されるバイパス弁と、を更に備える請求項1に記載の精製水供給システム。
【請求項3】
前記ポンプ、前記送水弁、及び前記バイパス弁を制御する制御部を更に備え、
前記制御部は、
前記送水弁を開放して前記バイパス弁を閉止し、前記ポンプを駆動させる通水制御部と、
前記送水弁を閉止して前記バイパス弁を開放し、前記ポンプを駆動させる殺菌制御部と、を更に有する請求項2に記載の精製水供給システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、精製水供給システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
逆浸透膜装置、電気式脱イオン装置及び限外ろ過装置を備える精製水供給システムがある。特許文献1は、逆浸透膜装置、電気式脱イオン装置及び限外ろ過装置がこの順に送水ラインに備えられている精製水供給システムを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-32884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された精製水供給システムでは、電気式脱イオン装置及び限外ろ過装置が閉じられた送水ラインに備えられている。この精製水供給システムでは、限外ろ過装置からの濃縮水が電気式脱イオン装置を再度通る。そのため、電気式脱イオン装置の容量を小さくすることが困難である。
【0005】
本発明は、電気式脱イオン装置の容量を小さくすることが可能な精製水供給システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)精製水供給システムは、逆浸透膜装置と、前記逆浸透膜装置において生成された逆浸透膜処理水を貯留するタンクと、前記逆浸透膜装置と前記タンクとを接続する給水ラインと、前記タンクの下流側に配置され逆浸透膜処理水をろ過水と濃縮水とに分離する限外ろ過装置と、前記タンクと前記限外ろ過装置とを接続する送水ラインと、前記送水ラインに配置される電気式脱イオン装置と、前記限外ろ過装置と前記送水ラインにおける前記電気式脱イオン装置よりも下流側とを接続し濃縮水が流通する濃縮水ラインと、前記送水ラインにおける前記濃縮水ラインとの接続部よりも下流側に配置されるポンプ及び熱交換器と、前記送水ラインにおいて前記接続部よりも上流側に配置される送水弁と、を備える。
【0007】
(1)の精製水供給システムによれば、被処理水は逆浸透膜装置によって逆浸透膜処理水にされ、逆浸透膜処理水は給水ラインを通ってタンクに供給される。逆浸透膜処理水は、通水工程において、送水弁が開放されると、タンクから送水ラインを通って電気式脱イオン装置に供給され、イオンが除去される。さらに逆浸透膜処理水は、送水ラインを通って(ポンプ及び熱交換器を経由して)限外ろ過装置に供給され、限外ろ過装置によってろ過水と濃縮水とに分離される。濃縮水は、濃縮水ラインを通って、接続部から送水ラインに流入する。このように濃縮水は、送水ラインの一部と濃縮水ラインにおいて、ポンプ、熱交換器、及び限外ろ過装置を通って循環する。つまり、濃縮水は電気式脱イオン装置を通過することがないので、電気式脱イオン装置の容量を小さくできる。
【0008】
(2)前記精製水供給システムは、前記限外ろ過装置と前記タンクとを接続するろ過水ラインと、前記濃縮水ラインと前記送水ラインにおける前記電気式脱イオン装置よりも上流側とを接続するバイパスラインと、前記バイパスラインに配置されるバイパス弁と、を更に備える。
【0009】
(2)の精製水供給システムによれば、ろ過水はろ過水ラインを通って限外ろ過装置からタンクに戻される。さらに、殺菌工程において、バイパス弁が開放されて前記送水弁が閉止されると、逆浸透膜処理水は、バイパスラインを取って濃縮水ラインに流れる。つまり、上記工程において、ろ過水は、電気式脱イオン装置を通らずに濃縮水ラインに供給される。したがって、電気式脱イオン装置を熱水殺菌仕様にする必要がない。
【0010】
(3)前記精製水供給システムは、前記ポンプ、前記送水弁、及び前記バイパス弁を制御する制御部を更に備える。前記制御部は、前記送水弁を開放して前記バイパス弁を閉止し、前記ポンプを駆動させる通水制御部と、前記送水弁を閉止して前記バイパス弁を開放し、前記ポンプを駆動させる殺菌制御部と、を更に有する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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