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公開番号
2025165713
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-05
出願番号
2024069970
出願日
2024-04-23
発明の名称
残渣処理プラント及び成形物の製造方法
出願人
竹鶴油業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
11/00 20060101AFI20251028BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】残渣処理プラントにおいては、アルコールを含有する蒸留物の製造に用いられた発酵液の残渣を処分する必要がある。
【解決手段】残渣処理プラント10は、アルコールを含有する蒸留物の製造に用いられた発酵液の残渣を含む固液混合物から固体を分離する固液分離装置60と、固液分離装置60により分離された固体を乾燥させて乾燥物を得る乾燥装置70と、乾燥装置70により得られた乾燥物を所定の状態に成形する成形装置80とを備える。残渣処理プラント10により、蒸留物の製造に用いられた発酵液の残渣を活用することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アルコールを含有する蒸留物の製造に用いられた発酵液の残渣を含む固液混合物から固体を分離する固液分離装置と、
前記固液分離装置により分離された固体を乾燥させて乾燥物を得る乾燥装置と、
前記乾燥装置により得られた前記乾燥物を所定の状態に成形する成形装置とを備える、残渣処理プラント。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記残渣を含む前記発酵液の廃液と、前記廃液に添加された凝集剤とを反応させて前記残渣をフロック化させる反応槽を備え、
前記固液分離装置は、前記反応槽においてフロック化された前記残渣を含む固液混合物から固体を分離するように構成されている、請求項1に記載の残渣処理プラント。
【請求項3】
前記固液分離装置は、フィルタープレスである、請求項1に記載の残渣処理プラント。
【請求項4】
前記固液分離装置により分離された液体を微生物により処理するための液体処理槽を備え、
前記液体処理槽における処理後の液体を排出可能である、請求項1に記載の残渣処理プラント。
【請求項5】
固液分離装置と、乾燥装置と、固体を粒状に成形可能な成形装置とを備える残渣処理プラントを用いて行う成形物の製造方法であって、
前記固液分離装置にアルコールを含有する蒸留物の製造に用いられた発酵液の残渣を含む固液混合物を投入して固体を分離する固液分離ステップと、
前記乾燥装置により、前記固液分離装置により分離された固体を乾燥させる乾燥ステップと、
前記成形装置により、前記乾燥装置により得られた前記乾燥物を粒状に成形する成形ステップとを含む、成形物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エタノール等のアルコールを含有する蒸留物の製造に用いられた発酵液の残渣の処理を行う残渣処理プラント及び成形物の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
エタノール等のアルコールを含有する蒸留物には、蒸留酒や、燃料用、工業用のアルコール等がある。このような蒸留物の製造プロセスにおいては、蒸留釜を用いて原料の発酵液を加熱し、蒸気を冷却して凝縮することを繰り返すことにより精製が行われる。
【0003】
なお、下記特許文献1には、多層蒸留部を有する焼酎バイオマス燃料プラントにおいて、冷却器から流出させた蒸留液をエタノール分と水分を分離する油水分離器を通過させて得られたエタノール分を多層蒸留部に送液して再蒸留する蒸留還流ラインを設けた構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-62802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
アルコールを含有する蒸留物の製造プロセスにおいては、蒸留物の製造に用いられた発酵液の残渣が生じる。従来、このような残渣は廃棄されるのが通常であった。残渣を有効に活用できれば、蒸留物の製造にかかる費用を軽減することができる。
【0006】
この発明は、飲料用、工業用、又は燃料用のアルコールを含有する蒸留物の製造に用いられた発酵液の残渣を有効に処理する残渣処理プラント及び成形物の製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本第一の発明の残渣処理プラントは、アルコールを含有する蒸留物の製造に用いられた発酵液の残渣を含む固液混合物から固体を分離する固液分離装置と、固液分離装置により分離された固体を乾燥させて乾燥物を得る乾燥装置と、乾燥装置により得られた乾燥物を所定の状態に成形する成形装置とを備える、残渣処理プラントである。
【0008】
かかる構成により、蒸留物の製造に用いられた発酵液の残渣を活用することができる。
【0009】
また、本第二の発明の残渣処理プラントは、第一の発明に対して、残渣を含む発酵液の廃液と、廃液に添加された凝集剤とを反応させて残渣をフロック化させる反応槽を備え、固液分離装置は、反応槽においてフロック化された残渣を含む固液混合物から固体を分離するように構成されている、残渣処理プラントである。
【0010】
かかる構成により、発酵液の残渣をより効率的に活用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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