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公開番号
2025177155
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024083728
出願日
2024-05-23
発明の名称
水処理拠点の状況診断支援システム
出願人
栗田工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
1/00 20230101AFI20251128BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】水処理拠点の状況診断の計算に要する時間を短縮する。
【解決手段】水処理拠点の状況診断支援システムは、拠点内の複数の水処理ユニットの各々に対応するベイジアンネットワークモデルである複数のユニットモデルを記憶する記憶部と、水処理拠点のベイジアンネットワークモデルを生成する拠点モデル生成部と、ユニットモデル内のノードに設定された条件付き確率分布と、他ノードから入力された確率分布とに基づく確率分布の演算を行う演算部と、を備える。ユニットモデルは、確率分布計算結果の代入点となる入力ポート及び確率分布計算結果の抽出点となる出力ポートを有する。拠点モデル生成部は、第1ユニットモデルの出力ポートと第2ユニットモデルの入力ポートとを接続して前記水処理拠点のベイジアンネットワークモデルを生成する。前記第1ユニットモデルで算出された確率分布計算結果が、前記第2ユニットモデルに代入される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の水処理ユニットを有する水処理拠点の状況診断支援システムであって、
前記複数の水処理ユニットの各々に対応するベイジアンネットワークモデルである複数のユニットモデルを記憶する記憶部と、
前記水処理拠点のベイジアンネットワークモデルを生成する拠点モデル生成部と、
前記ユニットモデル内のノードに設定された条件付き確率分布と、他ノードから入力された確率分布とに基づく確率分布の演算を行う演算部と、
を備え、
前記複数のユニットモデルは、それぞれ、確率分布計算結果の代入点となる入力ポート及び確率分布計算結果の抽出点となる出力ポートを有し、
前記拠点モデル生成部は、第1ユニットモデルの出力ポートと第2ユニットモデルの入力ポートとを接続して前記水処理拠点のベイジアンネットワークモデルを生成し、
前記第1ユニットモデルで算出された確率分布計算結果が、前記第2ユニットモデルに代入される、状況診断支援システム。
続きを表示(約 74 文字)
【請求項2】
前記複数のユニットモデルの前記入力ポート及び前記出力ポートの構成は共通である、請求項1に記載の状況診断支援システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水処理拠点の状況診断支援システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、発電プラントや水処理プラント等において、設備の異常又は異常の予兆を検知し、検知した異常に対して必要な保守作業を指示する診断システムが知られている。例えば、特許文献1には、プラントの運転履歴に基づいてプラントの異常の予兆を監視し、異常予兆があると判定された計測パラメータを異常兆候データとして異常診断システムに入力し、異常診断システムが、異常兆候データと異常モデルパターンとを比較すると共に、統計モデルとしてのベイジアンネットワークを用いることで、異常原因を特定するプラント運転システムが記載されている。
【0003】
水処理拠点の診断にベイジアンネットワーク技術を適用する場合、水処理拠点内の凝集槽、逆浸透膜分離装置、電気脱イオン装置等の水処理ユニット毎に、因果関係をモデル化したユニットモデルを作成し、ユニットモデルを用いて、水処理ユニット毎の状況診断を行っていた。
【0004】
しかし、単一の水処理ユニットの因果関係モデルのみを用いた状況診断では、水処理拠点を構成する多数の水処理ユニットがもたらす現場状況の因果関係を表現することができず、水処理拠点の正確な状況診断が困難であった。
【0005】
水処理拠点単位でモデルを作成することで、拠点規模の状況診断は可能であるが、診断対象の拠点を増やす度に新たなモデル作成が必要になり、コストがかかっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-62729号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、水処理拠点の現場状況の因果関係を容易に表現することができる水処理拠点の状況診断支援システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[1] 複数の水処理ユニットを有する水処理拠点の状況診断支援システムであって、
前記複数の水処理ユニットの各々に対応するベイジアンネットワークモデルである複数のユニットモデルを記憶する記憶部と、
前記水処理拠点のベイジアンネットワークモデルを生成する拠点モデル生成部と、
前記ユニットモデル内のノードに設定された条件付き確率分布と、他ノードから入力された確率分布とに基づく確率分布の演算を行う演算部と、
を備え、
前記複数のユニットモデルは、それぞれ、確率分布計算結果の代入点となる入力ポート及び確率分布計算結果の抽出点となる出力ポートを有し、
前記拠点モデル生成部は、第1ユニットモデルの出力ポートと第2ユニットモデルの入力ポートとを接続して前記水処理拠点のベイジアンネットワークモデルを生成し、
前記第1ユニットモデルで算出された確率分布計算結果が、前記第2ユニットモデルに代入される、状況診断支援システム。
【0009】
[2] 前記複数のユニットモデルの前記入力ポート及び前記出力ポートの構成は共通である、[1]に記載の状況診断支援システム。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、水処理拠点の現場状況の因果関係を容易に表現することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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