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公開番号
2025171275
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2024076439
出願日
2024-05-09
発明の名称
被処理液の膜処理方法および装置
出願人
株式会社ササクラ
代理人
弁理士法人アローレインターナショナル
主分類
C02F
1/44 20230101AFI20251113BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】 塩化ナトリウムを含む被処理液の膜処理を効率良く行うことができる被処理液の膜処理装置を提供する。
【解決手段】 精密ろ過膜または限外ろ過膜を備える第1膜モジュール10と、 塩化ナトリウムを含む被処理液を第1膜モジュール10で膜ろ過することにより生成された第1膜ろ過水を貯留する第1貯留槽20と、ナノろ過膜を備える第2膜モジュール30と、第1貯留槽20に貯留された第1膜ろ過水を第2膜モジュール30で膜ろ過することにより生成された第2膜ろ過水を電気分解する電解装置40と、電解装置40により生成された次亜塩素酸を含む逆洗水を貯留する第2貯留槽50とを備え、第2貯留槽50に貯留された逆洗水を第1膜モジュール10に供給して第1膜モジュール10を逆洗することができる被処理液の膜処理装置1である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
塩化ナトリウムを含む被処理液を、精密ろ過膜または限外ろ過膜を備える第1膜モジュールで膜ろ過することにより、第1膜ろ過水を生成して第1貯留槽に貯留する第1膜ろ過水生成工程と、
前記第1貯留槽に貯留された前記第1膜ろ過水を、ナノろ過膜を備える第2膜モジュールで膜ろ過することにより第2膜ろ過水を生成する第2膜ろ過水生成工程と、
前記第2膜ろ過水を電解装置で電気分解することにより、次亜塩素酸を含む逆洗水を生成して第2貯留槽に貯留する逆洗水生成工程と、
前記第2貯留槽に貯留された前記逆洗水により前記第1膜モジュールを逆洗する逆洗工程とを備える被処理液の膜処理方法。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記第2膜ろ過水生成工程は、ナノろ過膜を備える第3膜モジュールに前記第2膜ろ過水を供給する工程を備え、
前記逆洗水生成工程は、前記第3膜モジュールを透過せずに濃縮された前記第2膜ろ過水を前記電解装置で電気分解する請求項1に記載の被処理液の膜処理方法。
【請求項3】
前記逆洗工程は、前記第2貯留槽から前記第1膜モジュールに供給される前記逆洗水に外部から次亜塩素酸を注入して次亜塩素酸の濃度調整を行う工程を備える請求項1に記載の被処理液の膜処理方法。
【請求項4】
前記逆洗水生成工程は、前記第2膜ろ過水に前記第1膜ろ過水を合流させた後に電気分解する工程を備える請求項1に記載の被処理液の膜処理方法。
【請求項5】
前記逆洗水生成工程は、活性炭処理が行われた後の前記第2膜ろ過水を電気分解する工程を備える請求項1に記載の被処理液の膜処理方法。
【請求項6】
前記逆洗水生成工程は、pH調整が行われた後の前記第2膜ろ過水を電気分解する工程を備える請求項1に記載の被処理液の膜処理方法。
【請求項7】
精密ろ過膜または限外ろ過膜を備える第1膜モジュールと、
塩化ナトリウムを含む被処理液を前記第1膜モジュールで膜ろ過することにより生成された第1膜ろ過水を貯留する第1貯留槽と、
ナノろ過膜を備える第2膜モジュールと、
前記第1貯留槽に貯留された前記第1膜ろ過水を前記第2膜モジュールで膜ろ過することにより生成された第2膜ろ過水を電気分解する電解装置と、
前記電解装置により生成された次亜塩素酸を含む逆洗水を貯留する第2貯留槽とを備え、
前記第2貯留槽に貯留された前記逆洗水を前記第1膜モジュールに供給して前記第1膜モジュールを逆洗することができる被処理液の膜処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被処理液の膜処理方法および装置に関し、より詳しくは、塩化ナトリウムを含む被処理液の膜処理方法および装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
海水やかん水の淡水化や浄化を行うための前処理として、精密ろ過膜(MF膜)や限外ろ過膜(UF膜)を用いた膜処理により濁質や細菌等を除去することが従来から行われている。このような前処理においては、濁質等の付着による膜閉塞を抑制するため、膜の通水方向と逆方向に逆洗水を供給して定期的に逆洗を行う必要がある。例えば、特許文献1には、MF膜やUF膜等の中空糸膜モジュールにより海水を濾過した濾過海水を逆洗タンクに貯留し、中空糸膜モジュールを逆洗する際に、逆洗タンクから供給される濾過海水に次亜塩素酸ナトリウムを注入して中空糸膜モジュールに供給する海水濾過装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-47783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、濾過海水に注入される次亜塩素酸ナトリウム溶液は、アルカリ性で安定性が高い一方で、含有するアルカリ成分が濾過海水のカルシウムやマグネシウムと反応し易いため、炭酸カルシウムや水酸化マグネシウムが局部的に生成されてスケールとなり、膜を閉塞して膜処理の効率低下を招くおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明は、塩化ナトリウムを含む被処理液の膜処理を効率良く行うことができる被処理液の膜処理方法および装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の前記目的は、塩化ナトリウムを含む被処理液を、精密ろ過膜または限外ろ過膜を備える第1膜モジュールで膜ろ過することにより、第1膜ろ過水を生成して第1貯留槽に貯留する第1膜ろ過水生成工程と、前記第1貯留槽に貯留された前記第1膜ろ過水を、ナノろ過膜を備える第2膜モジュールで膜ろ過することにより第2膜ろ過水を生成する第2膜ろ過水生成工程と、前記第2膜ろ過水を電解装置で電気分解することにより、次亜塩素酸を含む逆洗水を生成して第2貯留槽に貯留する逆洗水生成工程と、前記第2貯留槽に貯留された前記逆洗水により前記第1膜モジュールを逆洗する逆洗工程とを備える被処理液の膜処理方法により達成される。
【0007】
この被処理液の膜処理方法において、前記第2膜ろ過水生成工程は、ナノろ過膜を備える第3膜モジュールに前記第2膜ろ過水を供給する工程を備えることが好ましく、前記逆洗水生成工程は、前記第3膜モジュールを透過せずに濃縮された前記第2膜ろ過水を前記電解装置で電気分解することが好ましい。
【0008】
前記逆洗工程は、前記第2貯留槽から前記第1膜モジュールに供給される前記逆洗水に外部から次亜塩素酸を注入して次亜塩素酸の濃度調整を行う工程を備えることができる。
【0009】
前記逆洗水生成工程は、前記第2膜ろ過水に前記第1膜ろ過水を合流させた後に電気分解する工程を備えることができる。
【0010】
前記逆洗水生成工程は、活性炭処理が行われた後の前記第2膜ろ過水を電気分解する工程を備えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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