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公開番号2025126461
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024022658
出願日2024-02-19
発明の名称情報処理装置、情報処理方法および水処理システム
出願人オルガノ株式会社
代理人個人,個人
主分類C02F 1/00 20230101AFI20250822BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】水質変動の要因を容易に特定する。
【解決手段】水処理システムにおける水の状態を示す時系列データを取得する取得部110と、取得部110が取得した時系列データのうちの水の状態を示す第1の時系列データを、水の状態を示す第1の時系列データにおける水の状態に応じて複数にレベル分けされた時系列状態データへ変換するデータ変換部120と、データ変換部120が変換した時系列状態データを背景として、その時系列状態データと水の状態を示す第1の時系列データ以外の水の状態を示す第2の時系列データとを重畳した表示画面データを生成する表示画面生成部130とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
水処理システムにおける水の状態を示す時系列データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した時系列データのうちの水の状態を示す第1の時系列データを、該水の状態を示す第1の時系列データにおける前記水の状態に応じて複数にレベル分けされた時系列状態データへ変換するデータ変換部と、
前記データ変換部が変換した時系列状態データを背景として、該時系列状態データと前記水の状態を示す第1の時系列データ以外の水の状態を示す第2の時系列データとを重畳した表示画面データを生成する表示画面生成部とを有する情報処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記取得部は、前記水処理システムの運転状況を示す時系列データを取得し、
前記データ変換部は、前記取得部が取得した、前記水処理システムの運転状況を示す時系列データのうちの運転状況を示す第1の時系列データを、該運転状況を示す第1の時系列データにおける前記運転状況に応じて複数にレベル分けされた時系列状態データへ変換し、
前記表示画面生成部は、前記データ変換部が前記運転状況を示す時系列データから変換した時系列状態データまたは前記データ変換部が前記水の状態を示す第1の時系列データから変換した時系列状態データと前記データ変換部が前記運転状況を示す第1の時系列データから変換した時系列状態データとを背景として、該時系列状態データと前記水の状態を示す第2の時系列データとを重畳した表示画面データを生成する情報処理装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記表示画面生成部は、前記背景として前記複数のレベルを互いに区別して視認可能な時系列状態データとなるように、前記表示画面データを生成する情報処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理装置において、
前記表示画面生成部は、前記背景として前記複数のレベル間で互いに異なる色で着色した時系列状態データを用いて、前記表示画面データを生成する情報処理装置。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記時系列状態データの時間を所定の時間スライドさせる時間スライド部を有し、
前記表示画面生成部は、前記時間スライド部により時間がスライドされた時系列状態データと前記水の状態を示す第2の時系列データとを重畳した表示画面データを生成する情報処理装置。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記表示画面生成部が生成した前記表示画面データを表示する表示部を有する情報処理装置。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記水の状態を示す時系列データは、導電率の時系列データと、圧力値の時系列データと、流量値の時系列データと、pH値の時系列データとの少なくとも1つである情報処理装置。
【請求項8】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記運転状況を示す時系列データは、運転工程の時系列データと、バルブの開閉状態の時系列データと、ポンプのON/OFF状態の時系列データとの少なくとも1つである情報処理装置。
【請求項9】
水処理システムにおける水の状態を示す時系列データを取得する処理と、
前記取得した時系列データのうちの水の状態を示す第1の時系列データを、該水の状態を示す第1の時系列データにおける前記水の状態に応じて複数にレベル分けされた時系列状態データへ変換する処理と、
前記変換した時系列状態データを背景として、該時系列状態データと前記水の状態を示す第1の時系列データ以外の水の状態を示す第2の時系列データとを重畳した表示画面データを生成する処理とを行う情報処理方法。
【請求項10】
複数の水処理装置と、情報処理装置とを有する水処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記複数の水処理装置における水の状態を示す時系列データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した時系列データのうちの水の状態を示す第1の時系列データを、該水の状態を示す第1の時系列データにおける前記水の状態に応じて複数にレベル分けされた時系列状態データへ変換するデータ変換部と、
前記データ変換部が変換した時系列状態データを背景として、該時系列状態データと前記水の状態を示す第1の時系列データ以外の水の状態を示す第2の時系列データとを重畳した表示画面データを生成する表示画面生成部とを有する水処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および水処理システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
水処理システムの状態を監視するために、水処理システムに設けられた各監視ポイントからアラーム情報が収集される。例えば、収集されたアラーム情報に基づいて、実測アラーム情報と、推測アラーム情報と、予測アラーム情報とを同一画面上に表示する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-145548号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水処理システムにおける水処理は、複数の装置の処理工程の組み合わせや水の循環などが複雑に絡み合っている。水処理システムにおいては、このような構成に起因して水質変動が発生する。特許文献1に記載されたような技術を用いて、収集されたアラーム情報を表示しても、表示された情報だけでは水質変動の要因を究明することは容易ではないという問題点がある。
【0005】
本発明の目的は、水質変動の要因を容易に特定することができる情報処理装置、情報処理方法および水処理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の情報処理装置は、
水処理システムにおける水の状態を示す時系列データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した時系列データのうちの水の状態を示す第1の時系列データを、該水の状態を示す第1の時系列データにおける前記水の状態に応じて複数にレベル分けされた時系列状態データへ変換するデータ変換部と、
前記データ変換部が変換した時系列状態データを背景として、該時系列状態データと前記水の状態を示す第1の時系列データ以外の水の状態を示す第2の時系列データとを重畳した表示画面データを生成する表示画面生成部とを有する。
【0007】
また、本発明の情報処理方法は、
水処理システムにおける水の状態を示す時系列データを取得する処理と、
前記取得した時系列データのうちの水の状態を示す第1の時系列データを、該水の状態を示す第1の時系列データにおける前記水の状態に応じて複数にレベル分けされた時系列状態データへ変換する処理と、
前記変換した時系列状態データを背景として、該時系列状態データと前記水の状態を示す第1の時系列データ以外の水の状態を示す第2の時系列データとを重畳した表示画面データを生成する処理とを行う。
【0008】
また、本発明の水処理システムは、
複数の水処理装置と、情報処理装置とを有する水処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記複数の水処理装置における水の状態を示す時系列データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した時系列データのうちの水の状態を示す第1の時系列データを、該水の状態を示す第1の時系列データにおける前記水の状態に応じて複数にレベル分けされた時系列状態データへ変換するデータ変換部と、
前記データ変換部が変換した時系列状態データを背景として、該時系列状態データと前記水の状態を示す第1の時系列データ以外の水の状態を示す第2の時系列データとを重畳した表示画面データを生成する表示画面生成部とを有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明においては、水質変動の要因を容易に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施の形態に係る水処理システムを示す図である。
図1に示した情報処理装置が具備する構成要素の一例を示す図である。
図2に示した表示画面生成部が互いに重ねる時系列データと時系列状態データとを外部から選択するための画面の一例を示す図である。
図2に示した表示部における表示画面データの表示態様の一例を示す図である。
図2に示した情報処理装置における情報処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。
第2の実施の形態に係る水処理システムを示す図である。
図6に示した情報処理装置が具備する構成要素の一例を示す図である。
図7に示した情報処理装置における情報処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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