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公開番号
2025099260
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215778
出願日
2023-12-21
発明の名称
水処理装置及び水処理方法
出願人
三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C02F
1/44 20230101AFI20250626BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】逆洗ポンプを利用しない、コンパクトな水処理装置及び水処理方法を提供する。
【解決手段】膜ろ過装置102と、膜ろ過装置102に処理された膜処理水を後段に供給する膜処理水配管L3と、膜処理水配管L3に供給された膜処理水を貯留する密閉容器104とを備える水処理装置であって、密閉容器104に貯留した前記膜処理水を用い、膜ろ過装置102を洗浄しうる、水処理装置101A。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
膜ろ過装置と、
前記膜ろ過装置に処理された膜処理水を後段に供給する膜処理水配管と、
前記膜処理水配管に供給された膜処理水を貯留する密閉容器と、
を備える水処理装置であって、
前記密閉容器に貯留した前記膜処理水を用い、前記膜ろ過装置を洗浄しうる、
水処理装置。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記密閉容器に貯留した前記膜処理水に空気を加圧する空気加圧装置をさらに備える、請求項1に記載の水処理装置。
【請求項3】
前記膜ろ過装置は1本以上の膜含有ベッセルで構成される、請求項1又は2に記載の水処理装置。
【請求項4】
前記膜ろ過装置は2本以上の膜含有ベッセルで構成される、請求項1又は2に記載の水処理装置。
【請求項5】
前記密閉容器は空ベッセルである、請求項1又は2に記載の水処理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の水処理装置における水処理方法であって、
膜ろ過装置における水処理を停止し、前記密閉容器内に貯留した膜処理水を利用して、前記膜ろ過装置に対し、洗浄を行う膜洗浄工程と
を備える、水処理方法。
【請求項7】
前記膜ろ過装置に処理された膜処理水を後段にある密閉容器内に貯留する貯水工程を有する、請求項6に記載の水処理方法。
【請求項8】
前記水処理装置は前記密閉容器に貯留した前記膜処理水に空気を加圧する空気加圧装置を備え、
前記膜洗浄工程を行う際に、空気加圧装置より前記密閉容器に貯留した前記膜処理水に空気を加圧する、請求項6又は7に記載の水処理方法。
【請求項9】
請求項4に記載の水処理装置における膜洗浄方法であって、
膜ろ過装置における水処理を停止せずに、前記2本以上の膜含有ベッセルのうち、少なくとも1本が水処理を行い、残りの膜含有ベッセルに対し、前記密閉容器内に貯留した膜処理水を利用して、膜洗浄を行う膜洗浄工程と
を備える、膜洗浄方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水処理装置及び水処理方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
水処理装置では、膜を利用して水処理を一定期間行った後、膜の洗浄が必要である。
【0003】
特許文献1には、初動運転時に膜モジュール14での膜濾過開始に合わせて膜濾過水に次亜を多量に注入するように次亜注入ポンプ43を作動させるとともに、次亜が多量に注入された膜濾過水を逆洗水槽17に送り、逆洗水槽17に接続された膜逆洗排水ライン22を経由して装置外へ排出することを特徴とする可搬型浄水処理装置11(図3)が記載されている。可搬型浄水処理装置11は、逆洗水槽17に貯留した膜濾過水を逆洗ポンプ18を介して膜モジュール14に逆洗洗浄用の逆洗水として送水する逆洗ライン19と、膜モジュール14をエアスクラビングするエアを供給するエア供給装置20と、膜モジュール14を逆洗洗浄した逆洗水とエアスクラビングしたエアを膜モジュール14から排出する逆洗水排水ライン21と、逆洗ライン19と逆洗水排水ライン21とを連結して逆洗水槽17内に貯留した膜濾過水を可搬型浄水処理装置11の外部に排出する膜逆洗排水ライン22とを備える。
可搬型浄水処理装置11は、通常、給水工程、充水工程、逆洗工程の3工程を順次繰り返して運転される。逆洗工程では、取水ポンプ23と次亜注入ポンプ43の作動を停止させ、原水の取水と次亜の注入を中止する。その後、逆洗ポンプ18とコンプレッサ51を作動させて、膜モジュール14の2次側から逆洗水を、1次側からエアを膜モジュール14内に供給し、膜モジュール14に収納されている濾過膜の逆洗洗浄とエアスクラビング洗浄を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-188369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の膜洗浄装置は逆洗水槽が密閉された容器ではないため、逆洗時に必ず逆洗ポンプで逆洗水槽から膜ろ過水を吸い出す必要がある。すなわち、特許文献1に記載の膜洗浄装置では、逆洗ポンプを設置する必要がある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、逆洗ポンプを利用しない、コンパクトな水処理装置及び水処理方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、ろ過膜装置の後段に密閉容器を設置することで、加圧洗浄で密閉容器中の膜ろ過水(逆洗用水)を押し出す方式を採用し、上述の課題を解決することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の態様は以下である。
【0008】
[1] 膜ろ過装置と、
前記膜ろ過装置に処理された膜処理水を後段に供給する膜処理水配管と、
前記膜処理水配管に供給された膜処理水を貯留する密閉容器と、
を備える水処理装置であって、
前記密閉容器に貯留した前記膜処理水を用い、前記膜ろ過装置を洗浄しうる、
水処理装置。
[2] 前記密閉容器に貯留した前記膜処理水に空気を加圧する空気加圧装置をさらに備える、[1]に記載の水処理装置。
[3] 前記膜ろ過装置は1本以上の膜含有ベッセルで構成される、[1]又は[2]に記載の水処理装置。
[4] 前記膜ろ過装置は2本以上の膜含有ベッセルで構成される、[1]~[3]のいずれかに記載の水処理装置。
[5] 前記密閉容器は空ベッセルである、[1]~[4]のいずれかに記載の水処理装置。
[6] [1]~[5]のいずれかに記載の水処理装置における水処理方法であって、
膜ろ過装置における水処理を停止し、前記密閉容器内に貯留した膜処理水を利用して、前記膜ろ過装置に対し、洗浄を行う膜洗浄工程と
を備える、水処理方法。
[7] 前記膜ろ過装置に処理された膜処理水を後段にある密閉容器内に貯留する貯水工程を有する、[6]に記載の水処理方法。
[8] 前記水処理装置は前記密閉容器に貯留した前記膜処理水に空気を加圧する空気加圧装置を備え、
前記膜洗浄工程を行う際に、空気加圧装置より前記密閉容器に貯留した前記膜処理水に空気を加圧する、[6]又は[7]に記載の水処理方法。
[9] [4]に記載の水処理装置における膜洗浄方法であって、
膜ろ過装置における水処理を停止せずに、前記2本以上の膜含有ベッセルのうち、少なくとも1本が水処理を行い、残りの膜含有ベッセルに対し、前記密閉容器内に貯留した膜処理水を利用して、膜洗浄を行う膜洗浄工程と
を備える、膜洗浄方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、逆洗ポンプを利用しない、コンパクトな水処理装置及び水処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る水処理装置の一例を説明する模式図である。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る水処理装置の一例を説明する摸式図である。
図3は、特許文献1に記載された可搬型浄水処理装置を説明する模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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