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公開番号
2025110126
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024003881
出願日
2024-01-15
発明の名称
水処理方法
出願人
株式会社オメガ
,
個人
代理人
主分類
C02F
1/461 20230101AFI20250718BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】より処理性に優れた水処理方法を提供しようとするもの。
【解決手段】処理槽1中の被処理水を脱気体処理することにより脱溶存ガス作用を及ぼすと共に、前記被処理水を循環して電気分解し槽中に酸化性物質を生成させるようにした。処理後の被処理水に電界作用を及ぼしてイオン性物質を除去するようにしてもよい。前記被処理水に活性炭の吸着作用を及ぼすようにすると共に、前記活性炭への吸着物質に対して酸化性物質による分解作用を及ぼすようにしてもよい。前記活性炭の貯留槽と電気分解機構Eを有し、被処理水の処理槽1と活性炭の貯留槽と電気分解機構Eとの間で被処理水を循環するようにしてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
処理槽(1)中の被処理水を脱気体処理することにより脱溶存ガス作用を及ぼすと共に、前記被処理水を循環して電気分解し槽中に酸化性物質を生成させるようにしたこと特徴とする水処理方法。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
処理後の被処理水に電界作用を及ぼしてイオン性物質を除去するようにした請求項1記載の水処理方法。
【請求項3】
前記被処理水に活性炭の吸着作用を及ぼすようにすると共に、前記活性炭への吸着物質に対して酸化性物質による分解作用を及ぼすようにした請求項1又は2記載の水処理方法。
【請求項4】
前記活性炭の貯留槽と電気分解機構(E)を有し、被処理水の処理槽(1)と活性炭の貯留槽と電気分解機構(E)との間で被処理水を循環するようにした請求項3記載の水処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、より処理性に優れた水処理方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、有機性排水の処理方法及び処理装置に関する提案があった(特許文献1)。
すなわち、この提案は、難分解性有機物を含む有機性排水の処理に用いる粉末活性炭の使用量を簡便に制御し、運転コストを抑制した有機性排水の処理方法を提供しようとするものである。
このため、生物処理水中の電気伝導率又は塩化物イオン濃度と、溶解性COD濃度との間に相関性があることを知見し、生物処理水中の電気伝導率又は塩化物イオン濃度の測定値から溶解性COD濃度を推定し、当該COD濃度に相当する粉末活性炭のCOD平衡吸着量に基づき、粉末活性炭の必要量を決定するようにした、というものである。
これに対し、より処理性に優れた水処理方法に対する要望があった
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-221424
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこでこの発明は、より処理性に優れた水処理方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。
(1)この発明の水処理方法は、処理槽中の被処理水を脱気体処理することにより脱溶存ガス作用を及ぼすと共に、前記被処理水を循環して電気分解し槽中に酸化性物質を生成させるようにしたこと特徴とする。
【0006】
この水処理方法は、処理槽(材質として例えば塩ビ)中の被処理水を脱気体処理(例えば真空ポンプを使用して処理槽内を真空状態にする)することにより脱溶存ガス作用を及ぼすようにしたので、被処理水中の溶存ガス気泡の離脱運動により槽内の流動性を向上させ撹拌作用を促進することができる。
【0007】
脱気体処理することにより被処理水から抜き出される溶存ガスとして、二酸化炭素(CO
2
)、窒素(N
2
)、揮発性有機化合物(被処理水の汚れ成分)を例示することができる。
そして、脱気体処理により、被処理水から有機ガス(後工程で例えば約600-1100℃で熱分解処理する)や無機ガスを抜いて、電解効率を向上させることができる。
また、前記被処理水を循環して電気分解し槽中に酸化性物質を生成させるようにしたので、槽内の被処理水の流動性の向上による撹拌作用の促進と相まって、被処理水中の汚れ物質と酸化性物質との連続的な遭遇率・反応性をアップさせることができる。
【0008】
そして、被処理水中から二酸化炭素(CO
2
)、窒素(N
2
)などの気体溶存ガス(微細気泡など)が抜き出されているので、循環して電気分解する際に電導性が改善(微細気泡は液中の電気伝導性を阻害する)されて、電解効率が高まり酸化性物質の生成効率、陽極酸化の電解効率が大きなものとなっている。
これにより、被処理水に有機物(アルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコールなど)や油分(エマルジョン油)が含まれている場合もその分解性が高いものとなる。
【0009】
被処理水には、処理槽中や処理後に(電気分解作用、電解酸化剤作用と共に)活性炭による濾過作用を及ぼすことができる。また、処理後の被処理水をUF膜処理することもできる。
脱気体処理した気体は、次工程の熱処理槽(例えばLNGバーナーやIHで昇温する)で熱分解処理(例えば約600-1100℃)することにより、気化した有機化合物を低分子化乃至無害化することができる。
【0010】
前記被処理水として、排水(例えば液晶、レジスト液含有排水)、廃液(例えば工場などの高濃度廃液)を例示することができる。
前記電気分解により生成する酸化性物質として、ヒドロキシラジカル(・OH)、食塩(NaCl)共存下で生成する電解塩素(HClO)、オゾン(O3)共存下で生成する酸素ラジカル(・O)を例示することができる。
ここで、塩素(HClO)の酸化力はpH6(酸化百分率のピーク100%であり、アルカリ域では激減する)が最も高いが、Br投入によりpH7域まで高い酸化力を引っ張ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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