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公開番号2025137313
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024052492
出願日2024-03-07
発明の名称環境汚染浄化補助剤を使用する汚水処理システム
出願人有限会社クリーンエコ
代理人
主分類C02F 3/00 20230101AFI20250911BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】凝集剤や栄養剤を使用せずに排水基準値をクリアし、かつ汚泥を発生させない汚水処理システムの提供。
【解決手段】環境汚染浄化補助剤を使用する汚水処理システム。該補助剤は、タンパク質分解酵素を含有する果実と、炭水化物分解酵素を含有する果実と、脂肪分解酵素を含有する果実と、を細断した果実片と、汚染域内に存在する有機物や化学物質、無機物の一部を分解する耐性菌及びそれらが分泌する細胞外高分子物質(EPS)の活性化及び増殖を促進するアミノ酸を豊富に含有する酵母と、黒酢のもろみと、補酵素としての触媒機能を有するビタミンB群と、ブドウ糖と、クエン酸と、を混合したものである。該補助剤を汚染域に継続して滴下又は散布することにより、汚染域に存在する微生物とそれらが分泌するEPSを活性化及び増殖して利用することで微生物の数を増やし、更に酵素と補酵素の触媒作用により、微生物による汚染物の分解を継続的に促進する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
タンパク質をアミノ酸に分解するタンパク質分解酵素多く含有する果実と、炭水化物をブドウ糖に分解する炭水化物分解酵素を多く含有する果実と、脂肪を脂肪酸に分解する脂肪分解酵素を多く含有する果実と、を細断した果実片と、汚染域内の存する有機物や化学物質、無機物の一部分解する耐性菌およびそれらが分泌する細胞外高分子物質(EPS)の活性化および、増殖を促進するアミノ酸を豊富に含有する酵母と、黒酢のもろみと、補酵素としての触媒機能を有するビタミンB群と、ブドウ糖と、クエン酸と、を混合したものであり、汚染域に継続して滴下または散布することにより、汚染域に存在する微生物とそれらが分泌する細胞外高分子物質(EPS)を活性化および増殖して利用することで微生物の数を増やし、更に酵素と補酵素の触媒作用により、微生物による汚染物の分解を継続的に促進し、浄化効率を向上する、環境汚染浄化補助剤を使用する汚水処理システム。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
環境汚染浄化補助剤をバッキ槽と通常嫌気槽に滴下する滴下装置とナノバブル発生装置を備えたバッキ槽と通常嫌気槽と絶対嫌気槽と最終沈殿槽で構成される請求項1に記載の汚水処理システム。
【請求項3】
通常嫌気槽からバッキ槽に活性フロックを返送することを特徴とする請求項1,2に記載の汚水処理システム。
【請求項4】
絶対嫌気槽(暗渠)を有することを特徴とする請求項1,2,3に記載の汚水処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は環境汚染浄化補助剤を使用する汚水処理システムに関する。
本発明の汚水処理システムは工場や家庭、商業施設等からの排水に含まれる有害物質や有機化合物等を、その処理水に既存する微生物とそれらが分泌する細胞外高分子物質(EPS)を活性化・増殖させて利用し、それらの汚染物に耐性を持った微生物を出現させる。中でも嫌気性微生物の活動環境を整えて、窒素、リン、汚泥を効率的に分解することができる汚水処理システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
工場や家庭、商業施設等からの排水は汚水処理場の活性汚泥処理槽に主に集められ、処理槽内で処理されている。活性汚泥処理法は主に好気性微生物を利用するもので、バッキ槽内で微生物に空気を供給して好気性微生物を活性化し、それらの働きで有機物を分解する。処理できない汚染物質は沈殿槽で凝集剤を使用して汚染物質を凝集・沈殿させて汚泥を作り、一部は活性汚泥としてバッキ槽に返送される。残りの余剰汚泥は抜き取られて脱水・乾燥後、焼却処分や埋め立て処分されている。上澄み水は殺菌処理した後に河川等に処理水として排出される。
【0003】
活性汚泥処理法においては、比較的分解が難しい窒素、リン等は凝集剤を使用して凝集・沈殿させて汚泥を作り処分されている。
【0004】
汚水処理場の維持管理費のうち、凝集剤や微生物の栄養剤の費用や余剰汚泥の処分費が大きな負担なっている。また、余剰汚泥の焼却処分による二酸化炭素(CO

)の排出や、埋め立て処分場の不足等の問題も発生している。
【先行技術文献】
【】
世界中の汚水処理設備で採用されている汚水処理システムの大半は活性汚泥法である
【特許文献】
【0005】
特許第7082360号
特願2023-143337
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の活性汚泥法においては各種排水基準値をクリアする為に、大量の凝集剤や微生物の栄養剤が使用されている。また、その結果大量の汚泥が発生している。
【0007】
本発明は上記課題を解決するためなされたものであって、凝集剤や栄養剤を使用することなく、排水基準値をクリアし、かつ汚泥を発生させない汚水処理システムを提供することを目的とする
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明で使用する環境汚染浄化補助剤は、タンパク質をアミノ酸に分解するタンパク質分解酵素多く含有する果実と、炭水化物をブドウ糖に分解する炭水化物分解酵素を多く含有する果実と、脂肪を脂肪酸に分解する脂肪分解酵素を多く含有する果実と、を細断した果実片と、汚染域内の存する有機物や化学物質、無機物の一部分解する耐性菌およびそれらが分泌する細胞外高分子物質(EPS)の活性化および、増殖を促進するアミノ酸を豊富に含有する酵母と、黒酢のもろみと、補酵素としての触媒機能を有するビタミンB群と、ブドウ糖と、クエン酸と、を混合したものであり、汚染域に継続して滴下または散布することにより、汚染域に存在する微生物とそれらが分泌する細胞外高分子物質(EPS)を活性化および増殖して利用することで微生物の数を増やし、更に酵素と補酵素の触媒作用により、微生物による汚染物の分解を継続的に促進し、浄化効率を向上する。
【0009】
たんぱく質を分解する酵素を多く含む果実として、パイナップル、キウイ、青パパイヤ、メロン、リンゴ又は生姜を用いる、ものとすることができる。
【0010】
炭水化物分解酵素を多く含む果実として、大根、キャベツ、バナナ、山芋、または生姜を用いる、ものとすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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