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公開番号
2025133253
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031080
出願日
2024-03-01
発明の名称
排水処理システム及び排水処理方法
出願人
WOTA株式会社
代理人
個人
主分類
C02F
1/72 20230101AFI20250904BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】
本発明の目的は、生物学的処理の前段として行う場合であっても、全体的に簡易な構成で排水の化学的処理を行う排水処理システム及び排水処理方法を提供することにある。
【解決手段】
上記目的は、排水流路と、化学処理剤供給手段と、検出手段と、制御手段とを備え、前記検出手段は前記排水流路の一方の部位を流れる排水における被処理物の存在を検出し、前記化学処理剤供給手段は前記排水流路の他方の部位に化学処理剤を供給し、及び前記制御手段は前記検出手段からのシグナルに基づいて前記化学処理剤供給手段による化学処理剤の供給を制御する、排水処理システムなどにより解決される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
排水処理システムであって、
排水流路と、化学処理剤供給手段と、検出手段と、制御手段とを備え、
前記検出手段は前記排水流路の一方の部位を流れる排水における被処理物の存在を検出し、
前記化学処理剤供給手段は前記排水流路の他方の部位に化学処理剤を供給し、及び
前記制御手段は前記検出手段からのシグナルに基づいて前記化学処理剤供給手段による化学処理剤の供給を制御する、前記排水処理システム。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記化学処理剤は、酸化剤である、請求項1に記載の排水処理システム。
【請求項3】
前記検出手段は、前記排水の水圧、水量、水位、水温、pH、電気伝導度、臭気、色度及び濁度並びに前記排水における微生物量、無機物及び有機物の存在からなる群から選択される少なくとも1種の排水の状態に基づいて被処理物の存在を検出する、請求項1又は2に記載の排水処理システム。
【請求項4】
排水流路の一方の部位を流れる排水における被処理物の存在を検出手段が検出する検出工程と、
前記検出手段からのシグナルに基づいて化学処理剤供給手段により化学処理剤を前記排水流路の他方の部位へ供給する化学処理剤供給工程と
を含む、排水処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、排水を処理するための排水処理システム及び排水処理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
洗面所、トイレ、浴室、ランドリールーム、キッチンなどの排水設備(水回り設備)に付設する排水流路を流れる生活排水には窒素化合物及びリン化合物が含まれ、これらの排出は河川の汚染などに繋がり得る。これらのうち、窒素化合物は、生活排水に多く含まれ、微生物の栄養源にもなることから、閉鎖性水域において富栄養化の問題をもたらし得る。
【0003】
生活排水における窒素化合物の処理には、硝化脱窒反応を利用した生物学的処理が利用されている。生物学的処理により、窒素化合物は、硝酸を経由して、窒素ガスとして大気に放出される。しかし、排水の中に大量の窒素化合物が含まれる場合、或いは排水中の窒素化合物の濃度が高い場合、生物学的処理における硝化脱窒反応に時間を要すこと、不十分な生物学的処理のままでろ過処理がなされると処理水の水質や臭気、色度が担保されないこと、特に循環型の水処理において利用者に不快感を与えること、設備を傷めることなどの問題をもたらし得る。
【0004】
生活排水における窒素化合物の主なものとして、し尿を発生源とするアンモニア態窒素がある。アンモニア態窒素の処理として、生物学的処理とは別に、次亜塩素酸ナトリウムなどの酸化剤を用いた化学的処理が知られている(例えば、特許文献1及び非特許文献1を参照)。このような化学的処理によれば、アンモニア態窒素を、硝酸を経由することなく、窒素ガスとして大気へ放出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-225085号公報
【非特許文献】
【0006】
「窒素化合物含有排水の化学的脱窒素法」、2024年2月9日検索、[URL]https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kasen-gesuido/gesuido/shori/sokutei/chosa/koudosyori.files/0146_20180827.pdf
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1及び非特許文献1に記載されているとおり、酸化剤を利用した化学的処理法を利用すれば、アンモニア態窒素を、硝酸を経由することなく、窒素ガスとして大気へ放出することができる。
【0008】
しかし、特許文献1に記載されているように、酸化剤を利用した化学的処理法を反応槽(化学処理槽)を用いてしようとする場合、生物処理槽とは別に化学処理槽を設けることから排水処理システム全体の構成が複雑になるという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、生物学的処理の前段として行う場合であっても、全体的に簡易な構成で化学的処理を行う排水処理システム及び排水処理方法を提供することを、本発明が解決しようとする課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上記課題を解決しようとして鋭意研究を積み重ねるうちに、反応槽の設置を省くために、化学的処理に供される被処理物を含む排水が排水流路を流れる前又は排水流路を流れる際に、被処理物の化学的処理を行うことを考えた。そして、排水流路を流れる排水における被処理物をより早いタイミングで化学処理剤と接触させれば、全体的に簡易な構成でありながらも、効率良く被処理物の化学的処理とその後段の生物学的処理が行えるのではないかと考えた。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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