TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025170428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-18
出願番号2025146920,2023135532
出願日2025-09-04,2017-03-13
発明の名称水処理装置管理システムおよび家庭用水処理装置
出願人WOTA株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C02F 1/00 20230101AFI20251111BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】大規模な工事を伴うことなく、急激な人口の増減にも対応することができ、水資源が限られた地域であっても排水の処理や使用する水の供給を可能とする水処理装置管理システム、家庭用水処理装置、および水処理システムを提供する。
【解決手段】この開示は、水使用場所又はその近くに配置されると共に少なくとも1種類のフィルタを有するフィルタユニット用いて処理前水を処理して前記水使用場所に供給するための処理後水を作る水処理装置と、水タイプ推定プログラムを格納したメモリ装置を有するコンピュータとを備えるシステムに関する。前記コンピュータは、前記水処理装置が有するセンサの検出結果等に応じて処理前水の水タイプを推定し、推定された処理前水の水タイプに応じた交換フィルタの情報や運転方法に関する情報を前記水処理装置に送信する処理、又は、コンピュータの表示装置で表示させるために送信する処理を行うものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水処理装置と、水タイプ推定プログラムおよびフィルタユニット処理後水品質基準情報を格納したメモリ装置を有するコンピュータとを有するシステムであって、
前記コンピュータは、前記水タイプ推定プログラムに基づき、前記水処理装置が有するセンサの検出結果に応じて処理前水の水タイプを推定するように構成され、
前記フィルタユニット処理後水品質基準情報は、前記水処理装置に装着されているフィルタユニットと、前記フィルタユニットに対し交換可能な1つ又は複数の交換フィルタユニットの各々について、1つ又は複数の種類の基準処理前水の各々に対する処理後水の品質に関する情報を有し、
前記コンピュータは、前記フィルタユニット処理後水品質基準情報を参照し、推定された前記水タイプに対して前記1つ又は複数の交換フィルタユニットの中に水処理後の水の品質に関し前記フィルタユニットよりも適した候補交換フィルタユニットがある場合、前記候補交換フィルタユニットの情報を前記水処理装置に送信する処理、又は、コンピュータの表示装置で表示させるために送信する処理を行う、システム。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
水処理装置と、水タイプ推定プログラムおよびフィルタユニット情報を格納したメモリ装置を有するコンピュータとを有するシステムであって、
前記コンピュータは、前記水タイプ推定プログラムに基づき、前記水処理装置が有するセンサの検出結果に応じて処理前水の水タイプを推定するように構成され、
前記フィルタユニット情報は、前記水処理装置に装着されているフィルタユニットと、前記フィルタユニットに対し交換可能な1つ又は複数の交換フィルタユニットの各々について、1つ又は複数の種類の基準処理前水の各々に対する性能低下の情報であるフィルタユニット性能低下基準情報を有し、
前記コンピュータは、前記フィルタユニット情報を参照し、推定された前記水タイプに対して前記1つ又は複数の交換フィルタユニットの中に前記フィルタユニットよりも適した候補交換フィルタユニットがある場合、前記候補交換フィルタユニットの情報を前記水処理装置に送信する処理、又は、コンピュータの表示装置で表示させるために送信する処理を行う、システム。
【請求項3】
前記フィルタユニットは、第1のフィルタと、第2のフィルタとを有し、
前記処理前水を前記第1のフィルタのみに流通させる第1の流通状態と、当該第1の流通状態と異なる経路で前記処理前水を前記フィルタユニット内で流通させる第2の流通状態とに切換え可能なバルブユニットと、
前記バルブユニットを制御する制御部と、を備えている請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項4】
前記処理前水は、シャワールーム、バスルーム、手洗い場、足洗い場、動物の体の洗浄場等の体洗浄用機器が配置された場所、洗濯機、洗濯用器具等の衣服洗浄用機器が配置された場所、トイレ等の排泄物処理用機器が配置された場所、キッチン等の食材および食器の洗浄機器が配置された場所、および、飲料水、料理用水等を提供する給水機器が配置された場所のうち少なくとも1つで使用された後の水、又は、自然採取水の少なくとも1つを含み、
前記自然採取水は、川の水、沼の水、湖の水、海の水、井戸水、および雨水の少なくとも1つを含む水である、請求項1又は2に記載のシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも1種類のフィルタを用いて処理前水を処理して処理後水を水使用場所に供給する家庭用水処理装置の管理システム、家庭用水処理装置、および水処理システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
日本では上下水道システムが適切に整備されているとの印象がある。日本等の国における現在の上下水道システムは大規模なものが殆どであり、これらシステムは数十年計画で作られている配管網に基づくものである(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-177060号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記上下水道システムでは、配管網を地下等に敷設する必要があるため、上下水道システムを整備するために大規模な工事を伴う。このため、日本等では数十年の工事期間とそのための莫大な費用をかけて現在の上下水道システムを整備している。
しかし、地下に敷設した配管網は数十年経つとメンテナンスが必要になるため、上下水道システムが完成する前にメンテナンスが必要になってきている。メンテナンスのためにも大規模な工事が伴い、メンテナンス費用も嵩んでいる。
【0005】
一方、日本ほど上下水道システムが整備されていない国では、これから上下水道システムを整備することになるが、上記と同様に、大規模な工事、そのための費用、数十年後のメンテナンスのための大規模な工事、およびその費用が発生する。
また、現在型の上下水道システムでは、急激な人口の増減に対応することができず、この点でも将来の上下水道システムとして適していない。
さらに、現在型の上下水道システムは、水資源が豊かな地域に適しており、水資源が限られている地域では機能しない、又は整備するという考えも出ない。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、大規模な工事を伴うことなく、急激な人口の増減にも対応することができ、水資源が限られた地域であっても排水の処理や使用する水の供給を可能とする水処理装置管理システム、家庭用水処理装置、および水処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明の第1の態様は、水使用場所又はその近くに配置されると共に少なくとも1種類のフィルタを用いて処理前水を処理して、前記水使用場所に供給するための処理後水を作る家庭用水処理装置を管理する水処理装置管理システムであって、前記家庭用水処理装置に用いられている使用中フィルタの情報を格納しているフィルタ情報格納部と、前記家庭用水処理装置から前記使用中フィルタの性能変化に関する情報を受信する情報受信部と、前記性能変化に関する情報および前記使用中フィルタ情報に基づき前記処理前水の水タイプを推定する水タイプ推定手段とを備え、前記使用中フィルタ情報が、複数種類の基準処理前水の各々に対する前記使用中フィルタと同一又は同種のフィルタの性能変化基準情報を含むものである。
【0008】
当該態様では、複数種類の基準処理前水の各々に対する使用中フィルタと同一又は同種のフィルタの性能変化基準情報を用い、また、実際に使用されている使用中フィルタの性能変化に関する情報も用いる。このため、家庭用水処理装置の使用状態、処理後水の用途、処理前水のタイプ等は様々であり、これらが変動することも当然あるが、様々な使用状態、処理後水の用途の各々における水タイプ推定の精度を向上することが可能である。
【0009】
つまり、通常の水処理設備は、処理後水の用途、処理前水のタイプ等が様々であると共にこれらが変動しても対応できる大掛かりなものである。換言すると、全てのタイプの処理前水に同じ水処理を行うものであり、このため、全てのタイプの処理前水に対応できる水処理工程とするために設備が大掛かりとなる傾向がある。
【0010】
これに対し、当該態様の家庭用水処理装置は、その使用状態、処理後水の用途、処理前水のタイプ等に拘わらず、処理前水の水タイプ推定の精度を向上することができるので、処理前水のタイプに応じた水処理を行う上で極めて有利であり、水処理を行う水処理部の小型化も可能となる。従って、大規模な工事を行わずに済むので、急激な人口の増減にも対応できるという利点も生ずる。そして、水資源が限られた地域における排水の処理や使用する水の供給を可能とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

WOTA株式会社
保持部材及び容器
22日前
WOTA株式会社
液性判定システム及び液性判定方法
25日前
WOTA株式会社
排水処理システム及び排水処理方法
2か月前
WOTA株式会社
排水処理システム及び排水処理方法
2か月前
WOTA株式会社
排水処理システム及び排水処理方法
2か月前
WOTA株式会社
排水処理システム及び排水処理方法
2か月前
WOTA株式会社
水処理装置管理システムおよび家庭用水処理装置
今日
株式会社げんき
液体活性化装置
14日前
株式会社ウィズアクア
水質浄化装置
1か月前
三浦工業株式会社
汚泥乾燥加熱釜
27日前
株式会社ライトアース
水循環式水質浄化システム
21日前
名古屋メッキ工業株式会社
溶存金属析出装置
25日前
三浦工業株式会社
精製水供給システム
27日前
スタンレー電気株式会社
流体除菌装置
19日前
栗田工業株式会社
電気イオン濃縮装置
25日前
栗田工業株式会社
逆浸透膜装置の運転方法
14日前
オルガノ株式会社
UV照射装置
13日前
栗田工業株式会社
電気脱イオン装置の運転方法
26日前
WOTA株式会社
液性判定システム及び液性判定方法
25日前
有限会社フリーウェー
浄水装置
13日前
株式会社ヘルスカンパニー
浴用剤の使用方法
25日前
竹鶴油業株式会社
残渣処理プラント及び成形物の製造方法
13日前
有限会社エコルネサンス・エンテック
環境負荷の低減化を図る方法
1か月前
株式会社医道メディカル
水素及び水素溶解エクソソーム液発生装置
12日前
三菱化工機株式会社
電界ろ過装置及び電界ろ過装置のろ材の製造方法
6日前
王子ホールディングス株式会社
排水処理方法
22日前
栗田工業株式会社
水・蒸気サイクル中の有機系溶存物質の除去方法
20日前
株式会社セルマップ
油吸着用の吸着体、及び油吸着用の吸着体の製造方法
22日前
キヤノン株式会社
液体中に溶存するガスの回収システム
12日前
公立大学法人 富山県立大学
アンモニア含有水の処理装置
1か月前
荏原実業株式会社
防臭システム、防臭装置及び防臭方法
11日前
ガス・ウォーター株式会社
海水淡水化・塩分製造プラント
26日前
メタウォーター株式会社
消化システム及び加熱制御方法
11日前
メタウォーター株式会社
消化システム及び配管設置方法
11日前
メタウォーター株式会社
消化システム及び加熱制御方法
11日前
メタウォーター株式会社
消化システム及び加熱制御方法
11日前
続きを見る