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公開番号
2025167803
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2024072727
出願日
2024-04-26
発明の名称
消化システム及び配管設置方法
出願人
メタウォーター株式会社
代理人
弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類
C02F
11/04 20060101AFI20251030BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】槽内の防食塗装の劣化を抑制する消化システム及び配管設置方法を提供する。
【解決手段】汚泥の消化を行う槽と、槽内の消化汚泥を槽外との間において循環する第1配管と、前記第1配管に対して余剰汚泥を供給する第2配管と、第2配管内の余剰汚泥を加熱する加熱器と、第1配管内における余剰汚泥の温度と第2配管内における余剰汚泥の温度とのうちの少なくともいずれかに基づいて、槽から第1配管に対する消化汚泥の供給を制御する制御装置と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
汚泥の消化を行う槽と、
前記槽内の消化汚泥を前記槽外との間において循環する第1配管と、
前記第1配管に対して余剰汚泥を供給する第2配管と、
前記第2配管内の前記余剰汚泥を加熱する加熱器と、
前記第1配管内における前記余剰汚泥の温度と前記第2配管内における前記余剰汚泥の温度とのうちの少なくともいずれかに基づいて、前記槽から前記第1配管に対する前記消化汚泥の供給を制御する制御装置と、を備える、消化システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
さらに、前記第1配管における前記第2配管との合流点と前記槽との間に設けられた測定装置を備え、
前記制御装置は、前記測定装置による前記第1配管内の前記余剰汚泥と前記消化汚泥とのうちの少なくともいずれかについての測定結果に基づいて、前記槽から前記第1配管に対する前記消化汚泥の供給を制御する、請求項1に記載の消化システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記測定装置によって測定された温度が閾値以上である場合、前記槽から前記第1配管に対する前記消化汚泥の供給量を増加させる、請求項2に記載の消化システム。
【請求項4】
汚泥の消化を行う槽と、
前記槽内に対して余剰汚泥と消化汚泥とのうちの少なくともいずれかを供給する第1配管と、
前記槽の天井部に設けられ、下端が前記槽の天井部から前記槽の底部に向けて延伸し、前記第1配管から供給された前記余剰汚泥と前記消化汚泥とのうちの少なくともいずれかを前記槽内に供給可能な供給部と、
前記供給部内に挿入され、下端が前記供給部の下端よりも低い位置まで延伸する第3配管と、を備え、
前記供給部と前記第3配管と前記第1配管とのそれぞれは、前記供給部の前記槽外の端部に設けられたフランジ部と、前記第3配管の前記槽外の端部に設けられたフランジ部と、前記第1配管の前記槽側の端部に設けられたフランジ部とのそれぞれが締結されることによって互いに固定される、消化システム。
【請求項5】
汚泥の消化を行う槽と、前記槽内に対して余剰汚泥と消化汚泥とのうちの少なくともいずれかを供給する第1配管と、を備える消化システムにおける配管設置方法であって、
前記槽の天井部には、前記槽の天井部から前記槽の底部に向けて延伸し、前記第1配管から供給された前記余剰汚泥と前記消化汚泥とのうちの少なくともいずれかを前記槽内に供給可能な供給部が設けられており、
前記供給部内に第3配管を挿入することによって、前記第3配管の下端を前記供給部の下端よりも低い位置まで延伸させ、
前記供給部の前記槽外の端部に設けられたフランジ部と、前記第3配管の前記槽外の端部に設けられたフランジ部と、前記第1配管の前記槽側の端部に設けられたフランジ部とのそれぞれを締結することによって、前記供給部と前記第3配管と前記第1配管とのそれぞれを互いに固定する、配管設置方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、消化システム及び配管設置方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
被処理物(例えば、初沈汚泥や余剰汚泥に含まれる有機物)を消化する槽(以下、消化槽とも呼ぶ)を有する消化システムにおいて、槽内の温度を適温に維持することにより、被処理物の効率的な消化を実現する技術が提案されている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2011―516246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような消化システムでは、例えば、槽内の温度が適温になるように、加熱された状態の被処理物を槽内に供給する場合がある。そのため、上記のような消化システムでは、例えば、槽の内壁に施された防食塗装が加熱後の被処理物(高温の被処理物)との接触によって劣化(損傷)することの抑制が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示における消化システムは、汚泥の消化を行う槽と、前記槽内の消化汚泥を前記槽外との間において循環する第1配管と、前記第1配管に対して余剰汚泥を供給する第2配管と、前記第2配管内の前記余剰汚泥を加熱する加熱器と、前記第1配管内における前記余剰汚泥の温度と前記第2配管内における前記余剰汚泥の温度とのうちの少なくともいずれかに基づいて、前記槽から前記第1配管に対する前記消化汚泥の供給を制御する制御装置と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示における消化システム及び配管設置方法によれば、槽内の防食塗装の劣化を抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施の形態における処理システム1000の構成について説明する図である。
図2は、第1の実施の形態における温度調整システム100の構成について説明する図である。
図3は、第1の実施の形態における制御装置200のハードウエア構成を説明する図である。
図4は、第1の実施の形態における制御装置200の機能について説明する図である。
図5は、第1の実施の形態における温度制御処理を説明するフローチャート図である。
図6は、第2の実施の形態における処理システム2000の構成について説明する図である。
図7は、第2の実施の形態における処理システム2000の構成について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。しかしながら、かかる説明は限定的な意味に解釈されるべきではなく、特許請求の範囲に記載の主題を限定するものではない。また、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することがなく様々な変更や置換や改変をすることができる。また、異なる実施の形態を適宜組み合わせることができる。
【0009】
[第1の実施の形態における処理システム1000]
初めに、第1の実施の形態における処理システム1000について説明を行う。図1は、第1の実施の形態における処理システム1000の構成について説明する図である。
【0010】
本実施の形態における処理システム1000は、例えば、下水等の液体(以下、被処理水とも呼ぶ)の処理を行う水処理システムである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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