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公開番号
2025136126
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034342
出願日
2024-03-06
発明の名称
浄水装置
出願人
個人
代理人
弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類
C02F
1/04 20230101AFI20250911BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】多量の熱エネルギーを必要とすることなく、低コスト且つ高効率で被処理水を効率よく浄化することが可能な浄水装置を提供する。
【解決手段】被処理水Aを収容する被処理水収容槽1と、該被処理水収容槽1の前記被処理水Aを加熱することにより該被処理水Aの蒸発を促進する加熱手段41と、前記被処理水収容槽1で発生した水蒸気Bを導き入れ、該水蒸気Bを冷却することにより凝縮させる冷却手段42を有する液化促進部2と、該液化促進部2により凝縮・液化された浄化水Cを導き入れる浄化水収容槽3と、該浄化水収容槽3内の前記浄化水Cの上方の空気を吸引して前記被処理水収容槽1に送り出す送風手段5とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被処理水を収容する被処理水収容槽と、
該被処理水収容槽の前記被処理水を加熱することにより該被処理水の蒸発を促進する加熱手段と、
前記被処理水収容槽で発生した水蒸気を導き入れ、該水蒸気を冷却することにより凝縮させる冷却手段を有する液化促進部と、
該液化促進部により凝縮・液化された浄化水を導き入れる浄化水収容槽と、
該浄化水収容槽内の前記浄化水の上方の空気を吸引して前記被処理水収容槽に送り出す送風手段とを備えている浄水装置。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記浄化水収容槽の温度を常温とし、且つ前記加熱手段により被処理水収容槽を常温よりも高温に加熱するとともに、前記冷却手段により前記液化促進部を常温よりも低温に冷却する請求項1記載の浄水装置。
【請求項3】
前記液化促進部を0℃以下の温度に冷却する請求項2記載の浄水装置。
【請求項4】
前記被処理水収容槽の内部圧力を前記液化促進部よりも高圧に加圧する加圧手段を有している請求項1又は2記載の浄水装置。
【請求項5】
前記浄化水収容槽の内部圧力を前記液化促進部よりも低圧に減圧する減圧手段を有している請求項1又は2記載の浄水装置。
【請求項6】
前記被処理水収容槽の上部空間と前記液化促進部の内部とを連結する第一連結管と、
前記液化促進部の内部と前記浄化水収容槽の上部空間とを連結する第二連結管と、
前記浄化水収容槽の上部空間と前記被処理水収容槽の上部空間とを連結する第三連結管とを有し、
該第三連結通路に前記送風手段を構成する送風機が設けられている請求項1又は2記載の浄水装置。
【請求項7】
前記冷却手段及び前記加熱手段が、前記液化促進部内の熱を集めて前記被処理水収容槽内に移動させるピートポンプにより構成されている請求項1又は2記載の浄水装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、不純物を含有する汚染水もしくは塩分を含有する海水等からなる被処理水を浄化する浄水装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、海水を淡水化する方法として、ボイラー部に供給された海水からなる被処理水を沸騰させることにより発生した水蒸気を、蒸気回収部に集めて蒸気タービンの駆動に利用した後、復水器を経て海水で冷却することにより純水として回収、利用する海水沸騰方法が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
また、本発明者は、貯蔵液(被処理水)が収容された第一の貯蔵槽と、下端部が第一の貯蔵槽の貯蔵液内に浸漬された第一の吸水基材と、当該第一の吸水基材の上端部側に対して送風する送風手段と、当該送風手段による送風によって、前記第一の吸水基材の上端部側から気化して吹き出される水蒸気を上端部側で吸着するとともに凝結させ、凝結した水滴が下端部側から落滴するようにした第二の吸水基材と、当該第二の吸水基材下端部側から落滴する凝結水が貯蔵される第二の貯蔵槽と、これら第一及び第二の貯蔵槽上部空間を密閉する蓋体と、当該蓋体の第二の貯蔵槽上部空間に一端部が連通し、前記送風手段からの送風を排気するとともに、他端部が第一の貯蔵槽上部空間に連通し、前記送風手段の吸気側へ連通して送風の循環路となる導通管とからなる真水生成装置を提案している(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-62513号
特許第6391698号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された海水沸騰方法は、ボイラー部に供給された海水(被処理水)を沸騰させて水蒸気を発生させた後に該水蒸気を冷却して液化させることにより、純度の高い浄化水を得ることができる。この反面、被処理水を沸騰させるために多量の熱エネルギーが必要であり、被処理水を浄化するのに要するランニングコストが極めて高くなることが避けられない。
【0006】
一方、特許文献2に開示された真水生成装置では、海水(被処理水)を沸騰させることなく、被処理水を気化させることにより真水を生成することが可能である。この反面、特殊な多孔質吸水基材が必要であり、浄水装置の製造コストが高くなることが避けられない。また、被処理水の気化効率が低いために、大量の被処理水を浄化するのに長時間を要するという問題があった。
【0007】
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、多量の熱エネルギーを必要とすることなく、低コスト且つ高効率で被処理水を浄化することが可能な浄水装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、被処理水を収容する被処理水収容槽と、該被処理水収容槽の前記被処理水を加熱することにより該被処理水の蒸発を促進する加熱手段と、前記被処理水収容槽で発生した水蒸気を導き入れ、該水蒸気を冷却することにより凝縮させる冷却手段を有する液化促進部と、該液化促進部により凝縮・液化された浄化水を導き入れる浄化水収容槽と、該浄化水収容槽内の前記浄化水の上方の空気を吸引して前記被処理水収容槽に送り出す送風手段とを備えている浄水装置を提供する。
【0009】
ここで、前記浄化水収容槽の温度を常温とし、且つ前記加熱手段により前記被処理水収容槽を常温よりも高温に加熱するとともに、前記冷却手段により前記液化促進部を常温よりも低温に冷却することが好ましい。
【0010】
ここで、前記液化促進部を0℃以下の温度に冷却することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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