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公開番号
2025153282
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055672
出願日
2024-03-29
発明の名称
液状物の処理方法
出願人
国立大学法人北海道国立大学機構
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C02F
11/148 20190101AFI20251002BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】 アンモニアとリンを含有する液状物から、リンを効率よく回収することのできる液状物の処理方法を提供する。
【解決手段】 液状物の処理方法は、アンモニアとリンを含有する液状物に超音波処理を施して、液状物からアンモニアをストリッピングする工程と、超音波処理を施した後の液状物に、無機凝集剤を添加する工程と、無機凝集剤を添加した後の液状物に、高分子凝集剤を添加する工程と、高分子凝集剤を添加した後の液状物をろ過して、リンを含有する沈殿物とろ液とに分離する工程と、を含んでいる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アンモニアとリンを含有する液状物の処理方法であって、
前記処理方法は、
前記アンモニアとリンを含有する液状物に超音波処理を施して、前記液状物からアンモニアをストリッピングする工程と、
前記超音波処理を施した後の液状物に、無機凝集剤を添加する工程と、
前記無機凝集剤を添加した後の液状物に、高分子凝集剤を添加する工程と、
前記高分子凝集剤を添加した後の液状物をろ過して、リンを含有する沈殿物とろ液とに分離する工程と、
を含む、液状物の処理方法。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記液状物からアンモニアをストリッピングする工程では、
前記超音波処理と並行して、前記液状物に気体を接触させる処理を施す、請求項1に記載の液状物の処理方法。
【請求項3】
前記アンモニアとリンを含有する液状物は、メタン発酵後の消化液またはメタン発酵前の家畜糞尿である、請求項1に記載の液状物の処理方法。
【請求項4】
前記無機凝集剤は、塩化第二鉄、硫酸アルミニウム、ポリ硫酸第二鉄、または、ポリ塩化アルミニウムである、請求項1に記載の液状物の処理方法。
【請求項5】
前記高分子凝集剤は、カチオン系高分子凝集剤、アニオン系高分子凝集剤、または、ノニオン系高分子凝集剤である、請求項1に記載の液状物の処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンモニアとリンを含有する液状物の処理方法、特に、アンモニアとリンを含有する液状物からアンモニアを除去してリンを回収する方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、家畜排せつ物や消化液などの液状物を処理する様々な方法が提案されている。例えば、家畜糞尿などの液状物(アンモニアとリンが含有されている)から、アンモニアをストリッピングした後に、晶析法によってリンを回収する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-154343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の処理方法では、液状物に含有されるリンを沈殿物として回収する効率(リンの凝集効果)を向上させる方法、すなわち、家畜糞尿や消化液などの液状物からリンを効率よく回収する方法については、何らの提案もなされていない。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、家畜糞尿や消化液などの液状物(アンモニアとリンを含有する液状物)から、リンを効率よく回収することのできる液状物の処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の液状物の処理方法は、アンモニアとリンを含有する液状物の処理方法であって、前記処理方法は、前記アンモニアとリンを含有する液状物に超音波処理を施して、前記液状物からアンモニアをストリッピングする工程と、前記超音波処理を施した後の液状物に、無機凝集剤を添加する工程と、前記無機凝集剤を添加した後の液状物に、高分子凝集剤を添加する工程と、前記高分子凝集剤を添加した後の液状物をろ過して、リンを含有する沈殿物とろ液とに分離する工程と、を含んでいる。
【0007】
この方法によれば、アンモニアとリンを含有する液状物に超音波処理を施すことにより、まず液状物からアンモニアをストリッピングし、アンモニアをストリッピングした液状物に対して、無機凝集剤を添加した後に高分子凝集剤を添加することにより、液状物に含有されるリンを沈殿物として回収する効率(リンの凝集効果)を向上させることができる。これにより、アンモニアとリンを含有する液状物から、リンを効率よく回収することが可能になる。また、この場合、ろ液の濁度を低くすることができる(ろ液を清澄にできる)ため、ろ液の成分を排水基準に適合させることができれば、ろ液を河川などに放流(排水)することも可能になる。
【0008】
また、本発明の液状物の処理方法では、前記液状物からアンモニアをストリッピングする工程で、前記超音波処理と並行して、前記液状物に気体を接触させる処理を施してもよい。
【0009】
この方法によれば、アンモニアとリンを含有する液状物に超音波処理を施すときに、超音波処理と並行して、液状物に気体を接触させる処理(曝気処理)が施される。これにより、アンモニアとリンを含有する液状物に超音波処理のみを施す場合に比べて、リンの凝集効果を向上させることができ、リンを効率よく回収することが可能になる。
【0010】
また、本発明の液状物の処理方法では、前記アンモニアとリンを含有する液状物は、メタン発酵後の消化液またはメタン発酵前の家畜糞尿であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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