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公開番号
2025139614
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024038546
出願日
2024-03-13
発明の名称
水処理装置
出願人
株式会社フジタ
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
C02F
1/28 20230101AFI20250919BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】簡易な運転操作が可能で、メンテナンス性が向上した水処理装置を提供すること
【解決手段】水処理装置は、原水に対して吸着材による吸着処理を行う複数の吸着材充填槽と、各吸着材充填槽に原水を供給する原水供給管と、各吸着材充填槽から流出した処理水を後段の設備に向けて移送する第1処理水移送路と、各吸着材充填槽から流出した処理水を前段の設備に向けて移送する第2処理水移送路と、を備え、各吸着材充填槽は、前記第1処理水移送路に向けて処理水を流出させる第1処理水流出部、前記第2処理水移送路に向けて処理水を流出させる第2処理水流出部、及び、前記原水供給管が連結される原水供給部を有し、前記原水供給部から供給された原水は、前記吸着材充填槽の上方に向かって移動しつつ吸着材と接触する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
原水に対して吸着材による吸着処理を行う複数の吸着材充填槽と、
各吸着材充填槽に原水を供給する原水供給管と、
各吸着材充填槽から流出した処理水を後段の設備に向けて移送する第1処理水移送路と、
各吸着材充填槽から流出した処理水を前段の設備に向けて移送する第2処理水移送路と、
を備え、
各吸着材充填槽は、前記第1処理水移送路に向けて処理水を流出させる第1処理水流出部、前記第2処理水移送路に向けて処理水を流出させる第2処理水流出部、及び、前記原水供給管が連結される原水供給部を有し、
前記原水供給部から供給された原水は、前記吸着材充填槽の上方に向かって移動しつつ吸着材と接触する、
水処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第2処理水移送路によって移送された処理水は、原水貯留槽、原水用ろ過水貯留槽、または前記原水供給管に戻される、請求項1に記載の水処理装置。
【請求項3】
前記第2処理水流出部は、第1制御バルブにより開閉可能に構成されている、請求項1に記載の水処理装置。
【請求項4】
稼働中、複数の吸着材充填槽のうち1つの吸着材充填槽における前記第1制御バルブは開状態となり、残りの各吸着材充填槽の前記第1制御バルブは閉状態となるように制御される、請求項3に記載の水処理装置。
【請求項5】
各吸着材充填槽に吸着材を供給する吸着材供給部をさらに備え、
前記吸着材供給部は、吸着材を保持する投入部、及び前記投入部の下方に配置された第2制御バルブを有する吸着材投入機構を含む、請求項1に記載の水処理装置。
【請求項6】
前記投入部は、各吸着材充填槽の上方を移動可能に構成されている、請求項5に記載の水処理装置。
【請求項7】
前記投入部は、内部に保持した吸着材の重量を検出する重量センサを含む、請求項5に記載の水処理装置。
【請求項8】
前記投入部に供給するための吸着材を貯留する吸着材貯留部をさらに備える、請求項5に記載の水処理装置。
【請求項9】
各吸着材充填槽の下方から排出された吸着材の水切りが可能な排出コンベヤをさらに備え、
前記排出コンベヤは、各吸着材充填槽に共通である、請求項1に記載の水処理装置。
【請求項10】
原水に対して吸着材による吸着処理を行う複数の吸着材充填槽を備えた水処理装置の制御方法であって、
吸着材を充填した各吸着材充填槽に対し、所定の第1期間を空けて順次原水を供給することにより、各吸着材充填槽を順次稼働状態とし、
すべての吸着材充填槽が稼働状態となった後、最も長く稼働状態にある吸着材充填槽の処理水を原水に戻すように制御し、
所定の第2期間の経過毎に、処理水を原水に戻すように制御された吸着材充填槽から吸着材を排出させるとともに、残りの吸着材充填槽のうち最も長く稼働状態にある吸着材充填槽の処理水を原水に戻すように制御することを繰り返す、水処理装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一実施形態は、水処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、排水を吸着材に接触させ、排水中に含まれる溶存物質を除去する水処理装置が知られている。このような水処理装置は、イオン交換樹脂、活性炭、ゼオライトなどの吸着材を備えた吸着処理槽を有しており、排水中の溶存物質を吸着材で吸着することにより、溶存物質の除去が可能である。吸着材は、一定量の溶存物質を吸着すると吸着能力が低下する。そのため、水処理装置は、処理水(処理後の水)に含まれる溶存物質の濃度や使用時間に応じて、適宜吸着材を交換しながら稼働される。
【0003】
上述の水処理装置としては、直列に連結された複数の吸着処理槽を備えた多段式の水処理装置がある。この場合、原水(処理前の排水等)は、上流側から複数の吸着処理槽に順次通水され、下流側に向かって連続的に吸着処理がなされる。このとき、原水が供給される上流側の吸着処理槽の吸着材は、原水に含まれる溶存物質の濃度が高いため、吸着性能が劣化していても多くの溶存物質を吸着することができる。これに対し、下流側の吸着処理槽の吸着材は、溶存物質の濃度が低下した原水から溶存物質を回収する必要があるため、高い処理能力を必要とする。
【0004】
下流側の吸着処理槽の吸着材が使用に適さないレベルにまで劣化した場合、下流側の吸着材を交換する必要性が生じる。吸着材を交換する方法として、下流側の吸着材を新しい吸着材に交換し、交換前の下流側の吸着材を上流側の吸着材として再利用する場合がある。例えば、使用する吸着処理槽を順番に切り換えて、休止状態にした一部の吸着処理槽の吸着材を入れ換える方式(多段吸着方式)を採用した水処理装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平7-60241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述のように、従来の多段吸着式の水処理装置は、吸着処理槽の吸着材を入れ換える作業が必要となる。そのため、一定期間ごとに吸着能力が低下した吸着材を吸着処理槽から取り出す作業と、新しい吸着材を吸着処理槽に充填する作業とが必要であった。これらの作業中には、吸着処理槽を長時間休止状態にする必要があり、水処理効率を低下させる要因となっていた。
【0007】
本発明の一実施形態における課題の一つは、簡易な運転操作が可能で、メンテナンス性が向上した水処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態は、水処理装置である。水処理装置は、原水に対して吸着材による吸着処理を行う複数の吸着材充填槽と、各吸着材充填槽に原水を供給する原水供給管と、各吸着材充填槽から流出した処理水を後段の設備に向けて移送する第1処理水移送路と、各吸着材充填槽から流出した処理水を前段の設備に向けて移送する第2処理水移送路と、を備え、各吸着材充填槽は、前記第1処理水移送路に向けて処理水を流出させる第1処理水流出部、前記第2処理水移送路に向けて処理水を流出させる第2処理水流出部、及び、前記原水供給管が連結される原水供給部を有し、前記原水供給部から供給された原水は、前記吸着材充填槽の上方に向かって移動しつつ吸着材と接触する。
【0009】
上記水処理装置において、前記第2処理水移送路によって移送された処理水は、前記原水に戻されていてもよい。
【0010】
上記水処理装置において、前記第2処理水流出部は、第1制御バルブにより開閉可能に構成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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