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公開番号2025110005
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003677
出願日2024-01-15
発明の名称電解槽および電解水生成装置
出願人株式会社テックコーポレーション
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C02F 1/461 20230101AFI20250718BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】従来の基本態様と異なる一室型の電解槽を提供すること。
【解決手段】内部が隔膜で仕切られていない筐体(21)と、筐体(21)内に露出し、電気分解を行う一対の電極(221、222)と、筐体(21)内の上部に位置し、電解質水溶液を筐体(21)内に供給する供給口(23)と、筐体(21)内の下部に位置し、供給口(23)から供給される電解質水溶液が電極(221、222)にて電気分解されて生成される電解生成液を排出する第1排出口(24)と、筐体(21)内の上部に位置し、電気分解による発生ガスを排出する第2排出口(25)と、を備えることを特徴とする電解槽(2)。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部が隔膜で仕切られていない筐体と、
前記筐体内に露出し、電気分解を行う一対の電極と、
前記筐体内の上部に位置し、電解質水溶液を前記筐体内に供給する供給口と、
前記筐体内の下部に位置し、前記供給口から供給される電解質水溶液が前記電極にて電気分解されて生成される電解生成液を排出する第1排出口と、
前記筐体内の上部に位置し、電気分解による発生ガスを排出する第2排出口と、
を備えることを特徴とする電解槽。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電解槽において、
前記筐体の天面に前記供給口および前記第2排出口が設けられている電解槽。
【請求項3】
請求項2に記載の電解槽において、
前記天面において、前記一対の電極が対向する第1方向と直交し、前記各電極と平行な第2方向の一方側に前記供給口が設けられ、前記第2方向の他方側に前記第2排出口が設けられている電解槽。
【請求項4】
請求項3に記載の電解槽において、
前記第1排出口は、前記筐体内の下部において前記第2方向の他方側に設けられている電解槽。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の電解槽において、
前記第2排出口は、電気分解による発生ガスと共に電解生成液を排出する電解槽。
【請求項6】
請求項5に記載の前記電解槽と、
電解質水溶液タンクから電解質水溶液を吸引し、前記供給口を介して前記筐体内に電解質水溶液を送るポンプと、
希釈水が流れ、前記第1排出口および前記第2排出口から排出される電解生成液が流れ込んで希釈水に希釈される希釈配管と、
を備える電解水生成装置。
【請求項7】
請求項5に記載の前記電解槽と、
前記第1排出口および前記第2排出口から排出される電解生成液が送られる配管と、
希釈水が流れ、前記配管よりも径が大きく、前記配管が繋がり、希釈水の水流によって前記配管から電解生成液を吸い出して希釈水により希釈する希釈配管と、
を備える電解水生成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一室型の電解槽および電解水生成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、無隔膜の一室型の電解槽が知られている(例えば、特許文献1)。なお、本願では、電気分解を電解と略して記載する場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5789900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、一室型の電解槽では、底部から電解質水溶液が供給され、電解質水溶液は、上下方向に沿う電極に沿って上昇しながら電気分解される。生成された電解生成液は、電気分解に伴う発生ガスと共に、電解槽の上部から排出される。近年、電解槽の市場が拡大しており、このような基本態様と異なる態様の電解槽の開発が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、例えば以下の通りである。以下では、図の符号を参照のために用いている。
〔1〕内部が隔膜で仕切られていない筐体(21)と、
前記筐体(21)内に露出し、電気分解を行う一対の電極(221、222)と、
前記筐体(21)内の上部に位置し、電解質水溶液を前記筐体(21)内に供給する供給口(23)と、
前記筐体(21)内の下部に位置し、前記供給口(23)から供給される電解質水溶液が前記電極(221、222)にて電気分解されて生成される電解生成液を排出する第1排出口(24)と、
前記筐体(21)内の上部に位置し、電気分解による発生ガスを排出する第2排出口(25)と、
を備えることを特徴とする電解槽(2)。
〔2〕〔1〕に記載の電解槽(2)において、
前記筐体(21)の天面(211)に前記供給口(23)および前記第2排出口(25)が設けられている電解槽(2)。
〔3〕〔2〕に記載の電解槽(2)において、
前記天面(211)において、前記一対の電極(221、222)が対向する第1方向(奥行方向)と直交し、前記各電極(221、222)と平行な第2方向(幅方向)の一方側に前記供給口(23)が設けられ、前記第2方向(幅方向)の他方側に第2排出口(25)が設けられている電解槽(2)。
〔4〕〔3〕に記載の電解槽(2)において、
前記第1排出口(24)は、前記筐体内の下部において前記第2方向(幅方向)の他方側に設けられている電解槽(2)。
〔5〕〔1〕から〔4〕のいずれか1つに記載の電解槽(2)において、
前記第2排出口(25)は、電気分解による発生ガスと共に電解生成液を排出する電解槽(2)。
〔6〕〔5〕に記載の前記電解槽(2)と、
電解質水溶液タンク(11)から電解質水溶液を吸引し、前記供給口(23)を介して前記筐体(21)内に電解質水溶液を送るポンプ(12)と、
希釈水が流れ、前記第1排出口(24)および前記第2排出口(25)から排出される電解生成液が流れ込んで希釈水に希釈される希釈配管(35)と、
を備える電解水生成装置(1)。
〔7〕〔5〕に記載の前記電解槽(2)と、
前記第1排出口(24)および前記第2排出口(25)から排出される電解生成液が送られる配管(36)と、
希釈水が流れ、前記配管(36)よりも径が大きく、前記配管(36)が繋がり、希釈水の水流によって前記配管(36)から電解生成液を吸い出して希釈水により希釈する希釈配管(35)と、
を備える電解水生成装置(1,1A,1B)。
【図面の簡単な説明】
【0006】
電解水生成装置の構成を示す図である。
電極と、供給口、第1排出口、第2排出口との位置関係を示す筐体の平面図である。
第2の実施形態としての電解水生成装置を表す図である。
第3の実施形態としての電解水生成装置を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(第1実施形態)
図1は、電解水生成装置1の構成を示す図である。
電解水生成装置1は、一室型の電解槽2を備え、その他に、例えば、電解質水溶液タンク11、ポンプ12、給水部13、電解水吐出部14を備える。
【0008】
電解質水溶液タンク11は、適宜の電解質水溶液を貯留する。電解水生成装置1において微酸性電解水を生成する場合、電解質水溶液として塩酸またはこれに塩化ナトリウム水溶液を加えたものを用いることができる。微酸性電解水は、食品添加物の殺菌料の一種であり、上記電解質水溶液を電気分解して得られ、次亜塩素酸を主成分とし、有効塩素濃度10~80ppm、pH5.0~6.5を示す。また、電解水生成装置1において電解次亜水を生成する場合、電解質水溶液として塩化ナトリウム水溶液を用いることができる。電解次亜水は、有効塩素濃度10~80ppm、pH7.5以上を示す電解水である。
【0009】
ポンプ12は、電解質水溶液タンク11から配管31を介して電解質水溶液を吸引し、配管32を介して電解質水溶液を電解槽2に送る。
【0010】
電解槽2は、筐体21、一対の電極221、222、供給口23、第1排出口24、第2排出口25を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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