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公開番号
2025094913
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2024212395
出願日
2024-12-05
発明の名称
脱水促進剤
出願人
三洋化成工業株式会社
代理人
主分類
C02F
11/147 20190101AFI20250618BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】本発明の目的は、脱水効果が高く、さらに起泡性と泡安定性が低い脱水促進剤を提供することにある。
【解決手段】下記一般式(1)で表されるエチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体を含む鉱石スラリー用脱水促進剤であり、共重合体の数平均分子量が900~10000であり、共重合体の合計重量に基づく、エチレンオキシ基の合計重量割合が21重量%~85重量%であり、前記共重合体の含有量が脱水促進剤の合計重量に対して50~100重量%である鉱石用脱水促進剤。
R
1
O-(AO)n-H (1)
「式(1)中、R
1
は、水素原子または1~4個の炭素原子を有するアルキル基を表し、(AO)nは11個以上のエチレンオキシ基と1個以上のプロピレンオキシ基からなるポリ(アルキレンオキシ)基を表す。」
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表されるエチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体を含む鉱石スラリー用脱水促進剤であり、
前記共重合体の数平均分子量が900~10000であり、
前記共重合体の合計重量に基づくエチレンオキシ基の合計重量割合が21重量%~85重量%であり、
前記共重合体を脱水促進剤の合計重量に対して50~100重量%含有する鉱石スラリー用脱水促進剤。
R
1
O-(AO)n-H (1)
「式(1)中、R
1
は、水素原子または1~4個の炭素原子を有するアルキル基を表し、(AO)nは11個以上のエチレンオキシ基と1個以上のプロピレンオキシ基からなるポリ(アルキレンオキシ)基を表し、ポリ(アルキレンオキシ)基を構成するエチレンオキシ基とプロピレンオキシ基との結合順序はランダム又はブロックであってもよい。」
続きを表示(約 110 文字)
【請求項2】
前記エチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体に含まれるプロピレンオキシ基のモル数(y)に対するエチレンオキシ基のモル数(x)の割合[x/y]が0.4/1~3/1である請求項1記載の脱水促進剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉱石スラリーの脱水に用いる脱水促進剤に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄や銅などの鉱石やセラミックの粒子を運搬する方法に、粒子を水と混合してスラリー運送する手段(スラリー輸送ともいう)がある。スラリー輸送された粒子を船等で運送する前には脱水する必要がある。スラリーの脱水効率を向上させる手段の一つとして脱水促進剤を添加することが報告されている。脱水促進剤としては特許文献1に記載されているエチレンオキシドとブチレンオキシドの低分子量ブロックコポリマーや特許文献2に記載されているアルコキシル化アルカノールが知られているが、これらの脱水促進剤は脱水効果が不十分であり、起泡性や泡安定性が高く脱水処理しにくいという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第1985/003065号
米国特許US4990264号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、脱水効果が高く、さらに起泡性と泡安定性が低い鉱石スラリー用脱水促進剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。即ち本発明は、下記一般式(1)で表されるエチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体を含む鉱石スラリー用脱水促進剤であり、前記共重合体の数平均分子量が900~10000であり、前記共重合体の合計重量に基づく、エチレンオキシ基の合計重量割合が21重量%~85重量%であり、前記共重合体の含有量が脱水促進剤の合計重量に対して50~100重量%である鉱石用脱水促進剤である。
【0006】
R
1
O-(AO)n-H (1)
「式(1)中、R
1
は、水素原子または1~4個の炭素原子を有するアルキル基を表し、(AO)nは11個以上のエチレンオキシ基と1個以上のプロピレンオキシ基からなるポリ(アルキレンオキシ)基を表し、ポリ(アルキレンオキシ)基を構成するエチレンオキシ基とプロピレンオキシ基との結合順序はランダム又はブロックであってもよい。」
【発明の効果】
【0007】
本発明の鉱石スラリー用脱水促進剤は、脱水性効果が高く、さらに起泡性と泡安定性が低い脱水促進剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<共重合体>
本発明の鉱石スラリー用脱水促進剤は、下記一般式(1)で表されるエチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体を含む。なお、以下において鉱石スラリー用脱水促進剤を単に脱水促進剤とも記載する。
R
1
O-(AO)n-H (1)
【0009】
式(1)中、R
1
は、水素原子または1~4個の炭素原子を有するアルキル基を表す。
R
1
が5個以上の炭素原子を有するアルキル基であると脱水性が低下する。
1~4個の炭素原子を有するアルキル基としては、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、イソブチル基、及びtert-ブチル基等が挙げられる。R
1
としては、脱水性の観点から、水素原子及び3個以下の炭素原子(メチル基、エチル基、n-プロピル基、及びイソプロピル基)を有するアルキル基が好ましく、水素原子が最も好ましい。
【0010】
式(1)中、(AO)nは、11個以上のエチレンオキシ基と1個以上のプロピレンオキシ基からなるポリ(アルキレンオキシ)基を表す。ポリ(アルキレンオキシ)基に含まれるエチレンオキシ基の数が10以下であるとエチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体(以下、共重合体と記載する場合がある)の親水性が不十分となり、鉱石スラリーへの共重合体の溶解性が悪化して脱水性が悪化する。また、ポリ(アルキレンオキシ)基に含まれるプロピレンオキシ基の数が0個であった場合には脱水性が不十分となる。起泡性および泡安定性の観点から、(AO)nで表されるポリ(アルキレンオキシ)基に含まれるエチレンオキシ基の数は11個以上、220個以下が好ましく、ポリ(アルキレンオキシ)基に含まれるプロピレンオキシ基の数は8個以上、45個以下が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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