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公開番号
2025062889
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2023172250
出願日
2023-10-03
発明の名称
連結管及び薬液注入装置
出願人
株式会社川本製作所
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
C02F
1/00 20230101AFI20250408BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】管内の液体の注入位置から液体の流れ方向で離れた位置において、注入液体の濃度の上昇による金属材料の腐食を抑えることができる連結管及び薬液注入装置を提供すること。
【解決手段】連結管15は、管内を流れる液体に、金属材料の部品61を有する測定装置17と、前記液体よりも比重が大きい注入液体を注入する液体注入部42とが設けられる連結管15であって、測定装置17が設けられる測定部位51aと、液体注入部42が測定部位51aより液体の流れ方向で二次側に設けられる液体注入部位52aと、を備え、測定部位51aの流心CAが、測定部位51aより二次側の流路のいずれかの部位の流心よりも高いか、又は、液体注入部位52aの流心CBが、液体注入部位52aより一次側の流路のいずれかの部位の流心よりも低い。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
管内を流れる液体に、金属材料の部品を有する測定装置と、前記液体よりも比重が大きい注入液体を注入する液体注入部とが設けられる連結管であって、
前記測定装置が設けられる測定部位と、
前記液体注入部が前記測定部位より前記液体の流れ方向で二次側に設けられる液体注入部位と、を備え、
前記測定部位の流心が、前記測定部位より二次側の流路のいずれかの部位の流心よりも高いか、又は、前記液体注入部位の流心が、前記液体注入部位より一次側の流路のいずれかの部位の流心よりも低い、連結管。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
管内を流れる液体に、前記液体よりも比重が大きい注入液体を注入する液体注入部が設けられる連結管であって、
前記液体注入部が設けられる液体注入部位と、
前記液体注入部位と前記液体の流れ方向で離れた測定部位と、を備え、
前記測定部位の流心が、前記液体注入部位側の流路のいずれかの部位の流心よりも高いか、又は、前記液体注入部位の流心が、前記測定部位側の流路のいずれかの部位の流心よりも低い、連結管。
【請求項3】
前記測定部位と前記液体注入部位との間に設けられ、前記管内の底面から上方に突出する壁部を有する、請求項1又は請求項2に記載の連結管。
【請求項4】
前記壁部は、仕様水量を確保できる高さである、請求項3に記載の連結管。
【請求項5】
前記測定部位が設けられる主配管と、
前記液体注入部位が設けられ、前記主配管に接続される接続管と、
前記主配管及び前記接続管の間に配置されるシール部及び前記シール部に一体に形成される前記壁部を有するパッキンと、
を備える、請求項4に記載の連結管。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載された連結管と、
前記連結管を流れる原水よりも比重が大きい薬液を圧送するポンプ及び前記ポンプに接続され、前記連結管に前記薬液を注入する前記液体注入部を有する薬液注入器と、
を備える薬液注入装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流量センサが設けられるとともに、薬液が注入される連結管及び薬液注入装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
井戸水等の原水をポンプ装置で増圧して送水する場合において、配管内を流れる原水に薬液を注入して除菌処理する技術や、原水中に含有する鉄を酸化させて析出し、濾過槽により濾過する技術が知られている。例えば、原水に薬液を注入する技術として、配管やポンプ等に接続する連結管に流量測定装置及び薬液注入部を設け、流量に基づいて薬液注入量を決定する薬液注入装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-40463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような薬液注入装置は、原水の動水時から止水時に移行するときに、流速がゼロ又はゼロに近い状態で薬液が注入される虞がある。原水より比重の高い薬液が原水止水下で注入されると、薬液は瞬時に拡散することなく、注入点より管内の底部へと沈み、管内の底面を這うように広がる。
【0005】
一般的に、流量測定装置には、少なくとも一部に金属材料が使用されているが、注入される薬液は流量測定装置に使用される金属材料に対して腐食性を示すものである場合が多い。このため、注された薬液が管内に滞留し、流量測定装置の周囲において、薬液の濃度が管理値よりも著しく高い状態となると、流量測定装置の金属材料に腐食が生じる虞が有る。
【0006】
このため、流量検出装置に、高耐食性を有する金属材料を使用することも考えられるが、製造コストが増加する、という問題がある。このように、液体中に比重が大きい注入液体が滞留すると、管内の注入液体を注入する位置から液体の流れ方向で離れた位置において注入液体濃度が上昇するため、管内において注入位置から液体の流れ方向で離れた位置において注入液体濃度の上昇を抑える技術が求められる。
【0007】
そこで、本発明は、管内の液体の注入位置から液体の流れ方向で離れた位置において、注入液体の濃度の上昇による金属材料の腐食を抑えることができる連結管及び薬液注入装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によれば、連結管は、管内を流れる液体に、金属材料の部品を有する測定装置と、前記液体よりも比重が大きい注入液体を注入する液体注入部とが設けられる連結管であって、前記測定装置が設けられる測定部位と、前記液体注入部が前記測定部位より液体の流れ方向で二次側に設けられる液体注入部位と、を備え、前記測定部位の流心が、前記測定部位より二次側の流路のいずれかの部位の流心よりも高いか、又は、前記液体注入部位の流心が、前記液体注入部位より一次側の流路のいずれかの部位の流心よりも低い。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、管内の注入位置から液体の流れ方向で離れた位置において、注入液体濃度の上昇による金属材料の腐食を抑えることができる連結管及び薬液注入装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態に係る薬液注入装置を用いた水処理装置の構成を模式的に示す説明図。
同薬液注入装置の構成を一部断面で示す正面図。
同薬液注入装置の連結管の構成を示す断面図。
同連結管に用いられるパッキンの一例の構成を示す断面図。
同連結管に用いられるパッキンの他の一例の構成を示す断面図。
同連結管に用いられるパッキンの他の一例の構成を示す断面図。
本発明の第2実施形態に係る薬液注入装置の連結管の構成を示す断面図。
本発明の第3実施形態に係る薬液注入装置の連結管の構成を示す断面図。
本発明の第4実施形態に係る薬液注入装置の連結管の構成を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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