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公開番号2025074906
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023194751
出願日2023-10-29
発明の名称家庭でできる太陽熱蒸留装置
出願人株式会社AT idea
代理人
主分類C02F 1/04 20230101AFI20250507BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】海水や汚水から真水を得るため、太陽熱を利用した蒸留装置を提供する。
【解決手段】海水や汚水を入れた容器を設け、前記容器の周囲を透明素材で囲み閉鎖空間を作成して、容器から蒸発した水蒸気が透明素材の内側で水滴となり、透明素材の内壁を下に流れた真水が容器の下の空間で貯留することを特徴とする太陽熱を利用した蒸留装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
海水や汚水を入れる容器を設け、前記容器の上下前後左右の空間を透明材料の透明袋やガラスや樹脂やシート等で覆って気密空間を設け、前記容器から蒸発した水蒸気が透明材料内側壁で水滴となり壁に沿って下に流れて、容器の下の透明材料内に真水が貯留することを特徴とする太陽熱蒸留装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
海水や汚水を入れた容器に透明材料が接触しないように容器周囲の空間を保持するため、格子や棒やフックやロープや留め具や板や置き面等を使用した請求項1の太陽熱蒸留装置。
【請求項3】
容器の上の透明材料は円錐や角錐や半球や立方体や横置き三角柱若しくはその一部を使用した上が凸の空間形状で覆い、容器の下は最下位点で水が集まる下が凸の空間形状とした請求項1請求項2の太陽熱蒸留装置。
【請求項4】
容器の下の閉鎖空間の真水が貯留する所で水の取り込み口を設けた請求項1請求項2請求項3の太陽熱蒸留装置。
【請求項5】
容器に閉鎖空間の外より海水または汚水を補給する補給パイプを設けた請求項1請求項2請求項3請求項4の太陽熱蒸留装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽熱を利用して海水や汚水から真水を得る、家庭でもできる蒸留装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
海水等の原水から生活するための真水を得るために、太陽熱を利用した太陽熱蒸留装置の考案特許文献1特許文献2がある。水面や地面から蒸発した水蒸気を屋根型の斜面で凝結させ屋根の両斜面の下に溝を作成して斜面を流れ落ちた水滴を集めている。両文献とも、装備の組み立てが容易で装備が安価にできるとの記述があるが、普通車以上の大きさがあり一般主婦が一人で組み立てができるレベルではない。また、生活用水としての水量が得られないためか利用には至っていない。非特許文献1では窒化チタンナノ粒子を水に分散させて太陽光を照射したところ、9割に近い高効率で光を熱に変換することを実験的に確認した、との報告もあり早い実用化が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭55-152587
特開平10―286559
【非特許文献】
【0004】
「ナノ粒子を利用した太陽熱による高効率な水の加熱に成功」2016.01.25 国立研究開発法人 物質材料機構
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
洪水や地震等の自然災害で水道や電気が止まったとき飲水可能な水を得ることは難しい。自ら少しでも清潔な水を得る方法を持つのが良い。日頃、海水や汚水から真水を得ることが望ましく、離島の海岸で、濁った川べりで、または家庭のベランダや屋上で一人で組み立てができて、海水や汚水から太陽熱を利用した飲水可能な真水を得る装置が望まれる。
本発明は以上の問題を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
海水や汚水を入れる容器を設け、前記容器を空中で保持するロープやフックや格子や支持台等でなる保持部を設け、前記容器周囲の空間を囲い込む透明袋を設け、前記容器周囲に気密空間を作成するため透明袋の口を閉じた締結部を設け、容器から蒸発した水蒸気を透明袋内側で凝結し水滴が透明袋内壁に沿って下方に流れ透明袋下に集まり真水を得る。透明袋が透明樹脂やガラスでも良い。以上を特徴とする太陽熱を利用した簡易蒸留装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明にて、日当たりの良い屋外や、家のベランダや屋上の物干しが出来る場所で太陽光の熱を利用して海水や汚水を真水にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の格子使用の吊り下げ式とした斜視図。
本発明利用時の図1の縦の中心断面図。
本発明初期の外部から空間を保持している吊り下げ式の縦の中心断面図。
図3に補給パイプを設け、真水貯留部近くに水の取り込み口を設けた断面図。
本発明を戸外で使用する箱型吊り下げ式の一例の斜視図。
本発明の容器を横から保持するときの透明袋を装着する前の斜視図。
本発明の図6に透明袋を装着した利用時の側面の中心断面図。
本発明の図6を戸外仕様にして複数設けた一例の斜視図。
本発明の支持台4個を格子の四隅に置いた透明袋を装着する前の斜視図。
本発明の図9に透明袋を装着した利用時の側面断面図。
本発明の容器の上に屋根型の透明樹脂板を設け透明袋で囲んだ斜視図。
本発明を樹脂板で作成し、補給用パイプと水の取り込み口を設けた斜視図。
本発明の図12に垂直の透明壁を設けて大きくした斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の形態は4パターンがあると考える。
I 容器を吊り下げる場合、II 容器を横から保持する場合、III 容器を上下から保持する場合 、IV 透明樹脂を使用する場合、 の4パターンである。
【0010】
I 容器を吊り下げる場合の実施の形態を説明する。
(イ)海水や汚水(3)を入れる容器(1)を設ける。
(ロ)容器(1)を空中に保持する、フック(5a)、ロープ(5b)、格子(5c)容器を置く面(10)等で作成する保持部(5)を設ける。
(ハ)容器(1)の周囲に気密空間を作成する透明袋(2)を設ける。格子(5c)は容器(1)より広く容器(1)に透明袋(2)が接触しない様にしている。
(ニ)透明袋(2)の開口部を閉じる締結部(2a)をフック(5a)や棒部(5d)に設ける。
本発明の基本は、以上の構成よりなっている。
本発明を、家庭で一番使用しやすい物干し竿(6)に吊るす場合について説明する。
図1では物干し竿(6)に容器(1)をフック(5a)ロープ(5b)格子(5c)からなる保持部(5)の格子(5c)上に置いて吊るし、容器(1)に海水または汚水(3)を入れ、格子(5c)の下から両手で透明袋(2)の口を広げて容器(1)周囲に空間を作りつつ包み込むように上にあげて、保持部のフック(5a)の直線部分で締結部(2a)を設け、透明袋(2)で気密空間を作成してある。太陽の熱が容器(1)を熱して蒸発した水蒸気が風等に冷やされた透明袋(2)の上部や側面内側で凝結し水滴となり重力で下に流れ透明袋(2)の内側下部に真水(4)として貯留する。
(【0011】以降は省略されています)

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