TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025089629
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204362
出願日
2023-12-04
発明の名称
廃水処理装置
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C02F
3/08 20230101AFI20250609BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】オゾンによる被処理水中の有機物を分解、殺菌する処理と、微生物を用いた被処理水の生物処理とを両立させることができる廃水処理装置を提供すること。
【解決手段】処理対象となる被処理水である汚水を収容する処理槽30にて、微生物による生物処理を実行可能であって、処理槽30に汚水を導入する導入手段としての移送ポンプ5及び移送管17と、処理槽30にオゾンを含むガスをマイクロナノバブルにて供給するオゾン・酸素バブル発生装置20と、酸素を含むガスをマイクロナノバブルにて供給するオゾン・酸素バブル発生装置20及び酸素(空気)バブル発生装置120と、を備え、移送ポンプ5及び移送管17による汚水の導入量に応じて、オゾン・酸素バブル発生装置20によるオゾンの供給量と、オゾン・酸素バブル発生装置20及び酸素(空気)バブル発生装置120による酸素の供給量との供給比率を変更可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
処理対象となる被処理水を収容する収容槽にて、微生物による生物処理を実行可能な廃水処理装置であって、
前記収容槽に被処理水を導入する導入手段と、
前記収容槽にオゾンを含むガスと酸素を含むガスとをマイクロナノレベルのバブルにて供給するガス供給手段と、を備え、
前記導入手段による被処理水の導入量に応じて、前記ガス供給手段によるオゾンの供給量と酸素の供給量との供給比率を0~100%の範囲で、変更可能であることを特徴とする廃水処理装置。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記導入手段により前記収容槽に被処理水が大量に導入される第1導入時間帯はオゾンの供給比率を高め、前記収容槽に被処理水の導入が少ない第2導入時間帯はオゾンの供給比率を低下させることを特徴とする請求項1に記載の廃水処理装置。
【請求項3】
前記第1導入時間帯と前記第2導入時間帯とはタイマによって設定可能であることを特徴とする請求項2に記載の廃水処理装置。
【請求項4】
前記第1導入時間帯において、被処理水は間欠的に導入されることを特徴とする請求項2または3に記載の廃水処理装置。
【請求項5】
前記第1導入時間帯において、前記ガス供給手段によるオゾンの供給比率は一定であることを特徴とする請求項2または3に記載の廃水処理装置。
【請求項6】
前記第2導入時間帯において、前記酸素の供給を一時的に停止する時間帯を含むことを特徴とする請求項2または3に記載の廃水処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、協同事業系の複合建物、食品・化学・製紙・自動車工場等から排出される有機系廃水を含む廃水を処理する廃水処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の廃水処理装置には、処理対象となる汚水を収容する処理槽内にオゾンを供給することで、その強力な酸化作用によって、汚水に含まれる細菌類の殺菌、脱臭及び有機物や油脂分を分解し除去する等の効果を得るようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このようなオゾンは、バブル発生器等により微小径に泡沫化することで、汚水と効果的に混合し汚水内の有機物分解を促進したのち、多数のオゾン泡沫の大部分が時間経過とともに圧壊、消滅することが知られている。
【0004】
また、廃水処理装置には、処理槽内に微生物を担持する担体を収容することで、微生物による生物処理を一定時間かけて行い、汚水に含まれる有機分を分解し浄化するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-131827号公報(第6頁、第1図)
特開2006-130448号公報(第6頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1にあっては、処理槽にオゾンを供給することで、その強力な酸化作用によって、汚水に含まれる細菌類の殺菌、脱臭及び有機物や油脂分を分解し除去する処理を行い、一方で特許文献2にあっては、好気性微生物を活用して汚水中の有機物を分解する処理、すなわち生物処理を行っている。これらのオゾンを用いて有機物を分解、殺菌する処理と生物処理とは、互いに相容れないことから、これらの処理をいずれも行う場合、別々の処理槽ないし別々の工程にて処理する必要があり、処理装置が肥大化するばかりか、長い処理時間を要するという問題がある。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、オゾンにより被処理水中の有機物を分解、殺菌する処理と、微生物を用いた被処理水の生物処理とを両立させることができる廃水処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明の廃水処理装置は、
処理対象となる被処理水を収容する収容槽にて、微生物による生物処理を実行可能な廃水処理装置であって、
前記収容槽に被処理水を導入する導入手段と、
前記収容槽にオゾンを含むガスと酸素を含むガスとをマイクロナノレベルのバブルにて供給するガス供給手段と、を備え、
前記導入手段による被処理水の導入量に応じて、前記ガス供給手段によるオゾンの供給量と酸素の供給量との供給比率を0~100%の範囲で、変更可能であることを特徴としている。
この特徴によれば、被処理水の導入量が多いときにはオゾンの供給比率を高めて有機物を分解、殺菌する処理を促進する一方で、被処理水の導入量が少ないときはオゾンの供給比率を低下させて生物処理を促進することで、有機物を分解、殺菌する処理(ノルマルヘキサン抽出物質低減主体)と生物処理(BOD低減主体)とを両立させることができる。
【0009】
前記導入手段により前記収容槽に被処理水が大量に導入される第1導入時間帯はオゾンの供給比率を高め、前記収容槽に被処理水の導入が少ない第2導入時間帯はオゾンの供給比率を低下させることを特徴としている。
この特徴によれば、被処理水中に溶解する、または浮遊する有機物が大量に増加する期間は有機物を分解、細菌する処理が促進され、有機物が大量に増加しない期間は生物処理が促進されるため、有機物を効率よく殺菌及び分解することができる。
【0010】
前記第1導入時間帯と前記第2導入時間帯とはタイマによって設定可能であることを特徴としている。
この特徴によれば、被処理水の導入量に応じて、オゾンにより有機物を分解、細菌する処理時間と生物処理時間とを個別に設定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る