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公開番号2025090352
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205546
出願日2023-12-05
発明の名称水処理装置、方法、プログラム、及びシステム
出願人WOTA株式会社
代理人IPTech弁理士法人
主分類C02F 3/12 20230101AFI20250610BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】供給される被処理水の水質が変動する環境下において、効率的に硝化脱窒が可能な一槽式硝化脱窒処理を提供する。
【解決手段】本実施形態の水処理装置は、排水を貯留する排水調整槽と、排水調整槽に流入する排水の水質を計測する第1計測手段と、曝気のオン/オフを切り替えることで、排水調整槽から供給される排水に対する処理を切り替えることが可能な生物処理槽と、第1計測手段の計測結果に基づいて、処理における曝気の時間を制御する制御手段とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
排水を貯留する排水調整槽と、
前記排水調整槽に流入する前記排水の水質を計測する第1計測手段と、
曝気のオン/オフを切り替えることで、前記排水調整槽から供給される排水に対する処理を切り替えることが可能な生物処理槽と、
前記第1計測手段の計測結果に基づいて、前記処理における前記曝気の時間を制御する制御手段と
を備える水処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記第1計測手段で計測された計測値が閾値以上となった回数に基づき、前記曝気の時間を制御する請求項1記載の水処理装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記第1計測手段で計測された計測値が閾値以上となった回数と、前記排水調整槽から前記生物処理槽へ供給される排水の排水量とに基づき、前記曝気の時間を制御する請求項1記載の水処理装置。
【請求項4】
前記生物処理槽へ水素供与体を投入する投入手段を備え、
前記制御手段は、前記第1計測手段で計測された計測値が閾値以上となった回数に基づき、前記水素供与体の量を設定し、当該設定した量の水素供与体を、前記曝気をオフに切り替えると共に投入する請求項2又は3に記載の水処理装置。
【請求項5】
前記生物処理槽へ水素供与体を投入する投入手段を備え、
前記制御手段は、前記第1計測手段で計測された計測値が閾値以上となった回数と、前記排水調整槽から前記生物処理槽へ供給される排水の排水量とに基づき、前記水素供与体の量を設定し、当該設定した量の水素供与体を、前記曝気がオフのときに投入する請求項2又は3に記載の水処理装置。
【請求項6】
前記生物処理槽における処理後の処理水の水質を計測する第2計測手段を有し、
前記制御手段は、前記第1計測手段で計測された計測値と、前記第2計測手段で計測された計測値との差が閾値以上となった回数に基づき、前記曝気の時間を制御する請求項1記載の水処理装置。
【請求項7】
前記生物処理槽における処理後の処理水の水質を計測する第2計測手段を有し、
前記制御手段は、前記第1計測手段で計測された計測値と、前記第2計測手段で計測された計測値との差が閾値以上となった回数と、前記排水調整槽から前記生物処理槽へ供給される排水の排水量とに基づき、前記曝気の時間を制御する請求項1記載の水処理装置。
【請求項8】
前記生物処理槽へ水素供与体を投入する投入手段を備え、
前記制御手段は、前記第1計測手段で計測された計測値と、前記第2計測手段で計測された計測値との差が閾値以上となった回数に基づき、前記水素供与体の量を設定し、当該設定した量の水素供与体を、前記曝気がオフのときに投入する請求項6又は7に記載の水処理装置。
【請求項9】
前記生物処理槽へ水素供与体を投入する投入手段を備え、
前記制御手段は、前記第1計測手段で計測された計測値と、前記第2計測手段で計測された計測値との差が閾値以上となった回数と、前記排水調整槽から前記生物処理槽へ供給される排水の排水量とに基づき、前記水素供与体の量を設定し、当該設定した量の水素供与体を、前記曝気をオフに切り替えると共に投入する請求項6又は7に記載の水処理装置。
【請求項10】
プロセッサを有する水処理装置が実行する方法であって、前記プロセッサが、
排水調整槽に流入する排水の水質を計測した計測結果を取得するステップと、
前記排水調整槽から排水が投入され、当該排水に対する処理を実施する生物処理槽での、前記処理における曝気の時間を前記計測結果に基づいて設定するステップと、
設定した前記曝気の時間に基づき、前記生物処理槽における曝気のオン/オフを切り替えるステップと
を実行する方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、水処理装置、方法、プログラム、及びシステムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1では、下水二次処理水、ごみ埋め立て地からの浸出水、河川、し尿、産業排水等の窒素含有排水中から効率よく窒素を除去することができる間欠曝気方式の窒素含有排水の処理方法について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-253990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、間欠曝気処理が行われる反応槽内のpH変化をpH計で連続的に測定してその屈曲点から硝化反応の終了を検知し、硝化開始から屈曲点が出現するまでの時間である硝化時間を算出する。この硝化時間と予め求められている硝化速度とから、原水窒素濃度を推定する。この原水窒素濃度から反応槽の窒素負荷を一定にするために原水流量を制御する。
【0005】
しかしながら、特許文献1では、下水二次処理水、ごみ埋め立て地からの浸出水、河川、し尿、産業排水等の窒素含有排水中から効率よく窒素を除去することを想定している。つまり、特許文献1では、ある程度均質化した汚泥から効率よく窒素を除去することを想定しており、供給される被処理水の水質が変動する環境における駆動は想定されていない。
【0006】
本開示の目的は、供給される被処理水の水質が変動する環境下において、効率的に硝化脱窒が可能な一槽式硝化脱窒処理を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態の水処理装置は、排水を貯留する排水調整槽と、排水調整槽に流入する排水の水質を計測する第1計測手段と、曝気のオン/オフを切り替えることで、排水調整槽から供給される排水に対する処理を切り替えることが可能な生物処理槽と、第1計測手段の計測結果に基づいて、処理における曝気の時間を制御する制御手段とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、供給される被処理水の水質が変動する環境下において、効率的に硝化脱窒が可能な一槽式硝化脱窒処理を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
水処理装置1の一例の全体の構成図である。
生物脱窒に係るパラメータを設定する際の制御部50の動作の例を表すフローチャートである。
生物脱窒に係る制御を実行する際の制御部50の動作の例を表すフローチャートである。
生物脱窒に係る工程の一例を表す模式図である。
生物脱窒に係る工程のその他の例を表す模式図である。
曝気サイクル:3時間、無酸素サイクル:1時間の際のORP、DO、及びpHの推移を表す図である。
曝気サイクル:3時間、無酸素サイクル:1時間の際のNPOC、及びT-Nの推移を表す図である。
生物脱窒に係るパラメータを設定する際の制御部50の動作のその他の例を表すフローチャートである。
コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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