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公開番号
2025091160
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023206249
出願日
2023-12-06
発明の名称
有機汚泥脱水助剤
出願人
日本製紙株式会社
,
株式会社リセルバー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
C02F
11/147 20190101AFI20250611BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】本発明は、良好な脱水性能を発揮できる有機汚泥脱水助剤の提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、カッパー価が1を超えるセルロース材料を含有する有機汚泥脱水助剤を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
カッパー価が1を超えるセルロース材料を含有する有機汚泥脱水助剤。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
セルロース材料がパルプである、請求項1に記載の有機汚泥脱水助剤。
【請求項3】
パルプが未漂白パルプである、請求項2に記載の有機汚泥脱水助剤。
【請求項4】
パルプが針葉樹又は広葉樹パルプである、請求項2又は3に記載の有機汚泥脱水助剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機汚泥脱水助剤に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
工場、農業施設、家庭などから排出される汚泥を処理する際、凝集剤(脱水剤)とともに、脱水効率をより高めるための脱水助剤が用いられてきた。特許文献1には、流動電位値が-85mV以上-58mV以下、重量平均繊維長が0.5mm以上5.0mm以下、上記重量平均繊維長の標準偏差をσとしたときの3σが1mm以上5mm、カッパー価が0.05以上0.75以下のパルプを用いることにより、脱水効率を向上させることができることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6411182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、汚泥の含水率を下げるには、脱水時の圧力を極力高く設定することが望ましいが、特許文献1に記載の脱水助剤を用いた脱水時に圧力を高めると、パルプがつぶれて脱水機能を発揮しにくくなることが予想される。
本発明は、良好な脱水性能を発揮できる有機汚泥脱水助剤の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の〔1〕~〔4〕を提供する。
〔1〕カッパー価が1を超えるセルロース材料を含有する有機汚泥脱水助剤。
〔2〕セルロース材料がパルプである、〔1〕に記載の有機汚泥脱水助剤。
〔3〕パルプが未漂白パルプである、〔2〕に記載の有機汚泥脱水助剤。
〔4〕パルプが針葉樹又は広葉樹パルプである、〔2〕又は〔3〕に記載の有機汚泥脱水助剤。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、脱水性能の良好な有機汚泥脱水助剤が提供され、各種汚泥の処理に利用できる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[1.有機汚泥脱水助剤]
有機汚泥脱水助剤は、セルロース材料を有効成分として含む。セルロース材料は、セルロースを主成分とする材料である。
【0008】
[1.1 セルロース原料]
セルロース材料に含まれるセルロースは、セルロース材料の原料であるセルロース原料に由来する。セルロース原料は、通常は木材であり、広葉樹、針葉樹、これらの2種以上の組み合わせ、のいずれでもよい。針葉樹としては、例えば、スギ属(例、スギ)、トウヒ属(例、エゾマツ)、カラマツ属(例、カラマツ、ウェスタンラーチ、タマラック)、マツ属(例、クロマツ、ヒメコマツ、ラジアータマツ、イースタンホワイトパイン)、モミ属(例、トドマツ、モミ、ウェスタンファー)、イチイ属(例、イチイ)、クロベ属(例、ネズコ、イエローシーダー(ベイヒバ))、トウヒ属(例、ハリモミ、イラモミ、トウヒ、シトカスプルース(ベイトウヒ)、イースタンスプルース)、マキ属(例、イヌマキ)、ヒノキ属(例、サワラ、ヒノキ、ロウソンヒノキ(ベイヒ))、トガサワラ属(例、トガサワラ、ダグラスファー(ベイマツ)、ウェスタンヘムロック)、アスナロ属(例、アスナロ、ヒバ)、ツガ属(例、ツガ、コメツガ)、イヌガヤ属(例、イヌガヤ)植物が挙げられ、スギ属植物、マツ属植物、カラマツ属植物、ヒノキ属植物が好ましい。広葉樹としては、例えば、ブナ属(例、ブナ)、シナノキ属(例、シナノキ)、カバノキ属(例、シラカバ、ミズメ)、ヤマナラシ属(例、ポプラ)、ユーカリ属(例、ユーカリ)、アカシア属(例、アカシア)、コナラ属(例、ナラ、ウバメガシ、コナラ、クヌギ)、カエデ属(例、イタヤカエデ)、ハリギリ属(例、センノキ)、ニレ属(例、ニレ)、キリ属(例、キリ)、モクレン属(例、ホオノキ)、ヤナギ属(例、ヤナギ)、トチノキ属(例、トチノキ)、ケヤキ属(例、ケヤキ)、ミズキ属(例、ミズキ)、トネリコ属(例、アオダモ)植物が挙げられ、ユーカリ属植物が好ましい。一方、セルロース原料は非木材でもよく、例えば、竹、麻、ジュート、ケナフ、農地廃棄物、紙(例えば、古紙、印刷用紙)が挙げられる。セルロース原料は、木材(針葉樹、広葉樹)が好ましく、針葉樹がより好ましい。
【0009】
[1.2 リグニン]
セルロース材料は、セルロース以外の成分として、通常、リグニンを含む。リグニンの量は、カッパー価で表すことができる。
【0010】
-カッパー価-
セルロース材料は、そのカッパー価が1を超える、好ましくは5以上、7以上、又は8以上、より好ましくは10以上であることが好ましい。これにより、リグニンが残留し剛直性を有するので、高い脱水圧で使用した場合にも良好な脱水性能を示すことができる。上限は、通常、120以下、好ましくは100以下、より好ましくは80以下である。カッパー価の測定方法は、JIS P 8211:2011に準拠して行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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