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公開番号
2025090169
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205240
出願日
2023-12-05
発明の名称
酵母細胞壁粒子の製造方法
出願人
日本製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
8/9728 20170101AFI20250610BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】酵母由来のβグルカンをフィラーとして用いる場合、既往の方法では水溶性になっており使いにくい、粒子径が均一でない、またはタンパク質を含んでいるため非常に少ない添加率に制限するなどの課題があった。
【解決手段】本発明は、酵母細胞壁微粒子の製造方法に関する。詳細には、酵母菌体または酵母エキス抽出後の酵母菌体をNaOH処理後、固液分離で得られた脱液ケーキをNaClO処理して、再度固液分離で得られた脱液ケーキを濃縮し、噴霧乾燥させて酵母細胞壁粒子を得る。酵母の形状を保形維持したままβグルカンを主成分とする肌感触が良好な均一なフィラーとしての酵母細胞壁微粒子を提供することができる。また、アレルゲンとなるタンパク質含量を下限となるまで抽出したものであり、化粧品として有用である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)~(D)を含む、酵母細胞壁粒子の製造方法:
(A):酵母菌体または酵母エキス抽出後の酵母残渣をNaOH処理後、固液分離;
(B):(A)で得られた脱液ケーキをNaClO処理後、固液分離すること;
(C):(B)で得られた脱液ケーキを濃縮すること;及び
(D):(C)で得られた濃縮ケーキを噴霧乾燥させて酵母細胞壁粒子を得ること。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
(A)および(B)において、タンパク質を主とする成分を抽出した脱液ケーキを得る請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
(A)および(B)、(A)または(B)においてディスク型分離セパレータ により固形分離する、請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項4】
酵母細胞壁粒子のβグルカン含量が30%以上である、請求項1~3のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項5】
タンパク質の含有量が1.5%以下となる、請求項1~3のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項6】
酵母菌体または酵母エキス抽出後の酵母菌体が、カンジダ・ユティリスである請求項1~3のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の製造方法により得られた酵母細胞粒子を有効成分とする化粧料組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、化粧料向けに酵母由来の細胞壁構造を保形維持したβグルカンを主成分とする酵母細胞壁粒子の製造方法に関する。
続きを表示(約 890 文字)
【背景技術】
【0002】
酵母はバイオ燃料、化学物質、医薬品など幅広い分野で使用され、研究が進められている。酵母の構成成分である細胞壁の代表的な多糖の1つがβグルカンであり、皮膚の保湿性や老化防止、アレルギーに対する効果があると言われていることから、サプリメントや食品改質剤、化粧料等としても広く活用されている。
【0003】
βグルカンはD-グルコースがβ-グリコシド結合によって結合した食物繊維である。酵母由来のβグルカンは30残基の直鎖のβ-1,3結合にβ-1,6結合を介した長い枝が混在した構造をしており、水不溶性を示す(非特許文献1)。
【0004】
酵母から高純度βグルカンを調製する方法には、黒酵母を培養して菌体外に生産させる方法などが知られている(特許文献1)。
【0005】
また特許文献2では、ビール酵母を酸水溶液またはアルカリ水溶液で加水分解した後に、加水分解物からグルカン含有組成物を回収する方法が提示されている。
【0006】
特許文献3には酵母からエキス分を抽出してその残渣成分からβグルカンを抽出する方法が提示されている。
【0007】
さらには特許文献4では酵母由来の素材の粉粉体組成物などが提示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2023-02049号公報
特許6530846号
特許4931388号
特開2020-90548号公報
【0009】
日本醸造協会誌104巻・12号、6Fp.939-943(2009-12)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
酵母由来のβグルカンをフィラーとして用いる場合、既往の方法では水溶性になっており使いにくい、粒子径が均一でない、またはタンパク質を含んでいるため非常に少ない添加率に制限するなどの課題があった。
(【0011】以降は省略されています)
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