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公開番号
2025080914
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194296
出願日
2023-11-15
発明の名称
免疫調整剤
出願人
日本製紙株式会社
,
株式会社腸管免疫研究所
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
A23L
33/14 20160101AFI20250520BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】本発明は、良好な免疫調整効果を有する免疫調整剤を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、Candida属酵母の酵母残渣を含む粒子の水分散体を含有し、水分散体のβ-グルカン含有量が34重量%以下である、免疫調整剤、及び、免疫調整用食品組成物を提供する。また、Candida属酵母の酵母残渣を水性溶媒に懸濁して10倍以上に希釈し、固形分を分離する第1の洗浄工程、好ましくは、第1の洗浄工程で分離された固形分を水に懸濁して50倍以上に希釈し、固形分を含む処理液得る第2の洗浄工程、及び、第1又は第2の洗浄工程で得た処理液を分散し、Candida属酵母の酵母残渣を含む粒子の水分散体を得る分散工程、を含む、免疫調整剤の製造方法も提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
Candida属酵母の酵母残渣を含む粒子の水分散体を含有し、
水分散体のβ-グルカン含有量が34重量%以下である、
免疫調整剤。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記粒子の体積累計50%粒子径が、2.5μm以上5.5μm以下である、請求項1に記載の剤。
【請求項3】
前記粒子の体積累計10%粒子径が、2.5μm未満である、請求項1又は2に記載の剤。
【請求項4】
前記粒子の体積累計90%粒子径が、4.5μm超である、請求項1又は2に記載の剤。
【請求項5】
水分散体の固形分濃度は、0.01~10重量%である、請求項1又は2に記載の剤。
【請求項6】
Candida属酵母が、Candida utilisを含む、請求項1又は2に記載の剤。
【請求項7】
Candida属酵母の酵母残渣を含む粒子の水分散体を含有し、水分散体のβ-グルカン含有量が34重量%以下である、免疫調整用食品組成物。
【請求項8】
Candida属酵母の酵母残渣を水性溶媒に懸濁して10倍以上に希釈し、固形分を分離する第1の洗浄工程、及び、
洗浄工程で得た固形分を分散媒に分散し、Candida属酵母の酵母残渣を含む粒子の水分散体を得る分散工程、を含む、
請求項1又は2に記載の剤の製造方法。
【請求項9】
第1の洗浄工程後、分散工程の前に、第1の洗浄工程で分離された固形分を水に懸濁して50倍以上に希釈し、固形分を分離する第2の洗浄工程を更に行う、請求項8に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、免疫調整剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、カンジダ属に属する酵母、酵母培養物及び酵母残渣からなる群より選ばれる少なくとも1つの酸化処理物及び/又はその抽出物を含む免疫調整剤が、免疫細胞におけるサイトカインの分泌量を調整することができ、自己免疫疾患の治療、予防、症状緩和が可能であることが記載されている。
【0003】
特許文献2には、酵母エキス抽出後の酵母菌体又は酵母エキス未抽出の酵母菌体から得られた酵母タンパク分解物を用いることで、抗炎症効果に優れた組成物が得られることが記載されている。
【0004】
特許文献3には、乳酸菌の菌体と、大麦由来のβ1,3-1,4グルカンと、黒酵母由来のβ1,3-1,6グルカンとを含有する免疫調節剤、該免疫調節剤、該免疫調節剤からなる健康補助飼料、及び該免疫調節剤を含有する飼料が、免疫を増強することが記載されている。
【0005】
特許文献4には、グルコンアセトバクター由来のβ-1,4グルカンを含む生物繊維組成物は、皮膚に対し抗炎症効果等を有することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-118949号公報
特開2022-151338号公報
特開2016-79118号公報
特開2022-17280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1~4に記載の発明では、免疫調整効果が不十分である。また、特許文献1に記載の剤の製造には、残渣の乾燥処理、酸化処理、アルコール抽出等を、特許文献2に記載の剤の製造には細胞壁溶解酵素による処理を要し、製造工程が煩雑であり、生産効率が低いという問題がある。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、良好な免疫調整効果を有する免疫調整剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、以下の〔1〕~〔9〕を提供する。
〔1〕Candida属酵母の酵母残渣を含む粒子の水分散体を含有し、水分散体のβ-グルカン含有量が34重量%以下である、免疫調整剤。
〔2〕前記粒子の体積累計50%粒子径が、2.5μm以上5.5μm以下である、〔1〕に記載の剤。
〔3〕前記粒子の体積累計10%粒子径が、2.5μm未満である、〔1〕又は〔2〕に記載の剤。
〔4〕前記粒子の体積累計90%粒子径が、4.5μm超である、〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の剤。
〔5〕水分散体の固形分濃度は、0.01~10%である、〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の剤。
〔6〕Candida属酵母が、Candida utilisを含む、〔1〕~〔5〕のいずれか1項に記載の剤。
〔7〕Candida属酵母の酵母残渣を含む粒子の水分散体を含有し、水分散体のβ-グルカン含有量が34重量%以下である、免疫調整用食品組成物。
〔8〕Candida属酵母の酵母残渣を水性溶媒に懸濁して10倍以上に希釈し、固形分を分離する第1の洗浄工程、及び、洗浄工程で得た固形分を分散媒に分散し、Candida属酵母の酵母残渣を含む粒子の水分散体を得る分散工程、を含む、〔1〕又は〔2〕に記載の剤の製造方法。
〔9〕第1の洗浄工程後、分散工程の前に、第1の洗浄工程で分離された固形分を水に懸濁して50倍以上に希釈し、固形分を分離する第2の洗浄工程を更に行う、〔8〕に記載の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、残渣の乾燥処理、酸化処理、アルコール抽出等の処理を行わなくとも、免疫細胞においてサイトカインの産生量を増加させることができ、免疫調整効果が良好な免疫調整剤を提供することができる。また、本発明の水分散体組成物は、免疫調整用食品組成物として有用である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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