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公開番号
2025079218
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191769
出願日
2023-11-09
発明の名称
液体紙容器用原紙及び液体紙容器
出願人
日本製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
29/00 20060101AFI20250514BHJP(積層体)
要約
【課題】バリア性が高く、かつ、リサイクル性に優れ、さらに、液体紙容器の軽量化ができ、成形性、及び耐割れ性に優れる液体紙容器用原紙、及びこれを用いた液体紙容器を提供する。
【解決手段】バリア紙基材12の一方の面にバリア塗工層14を有するバリア紙16と、前記バリア紙16の前記バリア塗工層14と反対側の面に設けられた原紙基材18と、前記原紙基材18側の最表面に設けられた第1の保護層20と、前記バリア紙16の前記バリア塗工層14側の最表面に設けられた第2の保護層22と、を有する液体紙容器用原紙10、及び、この液体紙容器用原紙10を用いてなる液体紙容器7である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バリア紙基材の一方の面にバリア塗工層を有するバリア紙と、
前記バリア紙の前記バリア塗工層と反対側に設けられた原紙基材と、
前記原紙基材側の最表面に設けられた第1の保護層と、前記バリア紙の前記バリア塗工層側の最表面に設けられた第2の保護層と、を有する液体紙容器用原紙。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記バリア紙基材を構成する紙の坪量が25~100g/m
2
であり、前記原紙基材を構成する紙の坪量が100~350g/m
2
である、請求項1に記載の液体紙容器用原紙。
【請求項3】
前記バリア紙基材が酸性紙からなる、請求項1又は2に記載の液体紙容器用原紙。
【請求項4】
前記バリア紙と前記原紙基材とが接着剤層を介して積層される、請求項1又は2に記載の液体紙容器用原紙。
【請求項5】
前記バリア塗工層が、少なくとも水蒸気バリア層とガスバリア層と、を有し、
前記バリア紙基材上に、前記水蒸気バリア層と前記ガスバリア層とをこの順に有する、請求項1又は2に記載の液体紙容器用原紙。
【請求項6】
前記水蒸気バリア層及び前記ガスバリア層の少なくともいずれか一方は、扁平顔料を含有する、請求項5に記載の液体紙容器用原紙。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の液体紙容器用原紙を用いて形成される液体紙容器であって、
前記バリア紙の前記バリア塗工層側が内側に配置される、液体紙容器。
【請求項8】
シールテープを用いて筒状に形成される、請求項7に記載の液体紙容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体紙容器用原紙、及び該液体紙容器用原紙を用いた液体紙容器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ジュース、アルコール飲料等の容器に用いられる紙容器としては、紙の基材にポリエチレン層、及びアルミニウム層等が積層された紙容器が使用されている(特許文献1参照)。
このアルミニウム層が積層された紙パック容器については廃材となった場合、これを構成する紙、ポリエチレン、アルミニウムを分離回収することが難しく、大半が焼却処分や埋め立て処分がなされている。
【0003】
資源のリサイクルの観点から、アルミニウム層が積層された紙パック容器についても、分離回収が求められている。この内、紙を回収する回収方法については、例えば引用文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-2196号公報
特開平06-220784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献2に記載の方法では、紙を分離して回収することはできるが、アルミニウム層とポリエチレン層を分離して回収することはできていなかった。
また、近年、更なる紙容器の軽量化、成形性の向上が求められており、さらに、紙容器を成形するために折り曲げる際に、紙容器の原紙に割れが生じない耐割れ性の向上も求められていた。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、アルミニウム層を有さずとも、バリア性が高く、かつ、リサイクル性に優れ、さらに、液体紙容器の軽量化ができ、成形性、及び耐割れ性に優れる液体紙容器用原紙、及び該液体紙容器用原紙を用いた液体紙容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、バリア塗工層とバリア紙基材とからなるバリア紙と、原紙基材と、を積層することで、本発明の課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成したものである。本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]バリア紙基材の一方の面にバリア塗工層を有するバリア紙と、前記バリア紙の前記バリア塗工層と反対側の面に設けられた原紙基材と、前記原紙基材側の最表面に設けられた第1の保護層と、前記バリア紙の前記バリア塗工層側の最表面に設けられた第2の保護層と、を有する液体紙容器用原紙。
[2]前記バリア紙基材を構成する紙の坪量が25~100g/m
2
であり、前記原紙基材を構成する紙の坪量が100~350g/m
2
である、[1]に記載の液体紙容器用原紙。
[3]前記バリア紙基材が酸性紙からなる、[1]又は[2]に記載の液体紙容器用原紙。
[4]前記バリア紙と前記原紙基材とが接着剤層を介して積層される、[1]から[3]のいずれかに記載の液体紙容器用原紙。
[5]前記バリア塗工層が、少なくとも水蒸気バリア層とガスバリア層と、を有し、前記バリア紙基材上に、前記水蒸気バリア層と前記ガスバリア層とをこの順に有する、[1]から[4]に記載の液体紙容器用原紙。
[6]前記水蒸気バリア層及び前記ガスバリア層の少なくともいずれか一方は、扁平顔料を含有する、[5]に記載の液体紙容器用原紙。
[7][1]から[6]のいずれかに記載の液体紙容器用原紙を用いて形成される液体紙容器であって、前記バリア紙の前記バリア塗工層側が内側に配置される、液体紙容器。
[8]シールテープを用いて筒状に形成される、[7]に記載の液体紙容器。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、バリア性が高く、かつ、リサイクル性に優れ、さらに、液体紙容器の軽量化ができ、成形性、及び耐割れ性に優れる液体紙容器用原紙、及び該液体紙容器用原紙を用いた液体紙容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の液体紙容器用原紙の層構成を示す図である。
シールテープで縦シールした後、横シールした包材チューブを示す説明図である。
図2のX-X線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面に従って、本発明に係る液体紙容器用原紙及び液体紙容器について説明する。図1は、本発明の液体紙容器用原紙の層構成を示す概念図である。
(【0011】以降は省略されています)
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