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公開番号
2025085822
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2025048282,2020193206
出願日
2025-03-24,2020-11-20
発明の名称
土壌固化剤、およびそれを用いた土壌固化方法
出願人
日本製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C09K
17/32 20060101AFI20250529BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明によれば、土壌固化硬度及び粉塵飛散防止効果に優れる、土壌固化剤を提供することを課題とする。
【解決手段】リグニンと、カチオン性高分子とを含む土壌固化剤であって、リグニンとカチオン性高分子との総和におけるリグニンの含有量が50重量%以上であることを特徴とする土壌固化剤であって、前記リグニンが重量平均分子量が1万以上であることを特徴とし、さらにリグニンとカチオン性高分子とを含むコロイド水溶液であることを特徴とする、土壌固化剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
重量平均分子量が1万以上、50万以下であるリグニンスルホン酸、または、前記リグニンスルホン酸がアルデヒド縮合反応処理、ウレタン型架橋反応処理から選択される1種以上の方法により高分子処理された高分子量リグニンと、カチオン性高分子とを含むコロイド水溶液状の土壌固化剤であって、前記カチオン性高分子が、4級アンモニウム塩の高分子を含むことを特徴とする土壌固化剤。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記コロイド水溶液が、前記高分子量リグニンと前記カチオン性高分子との総和の固形分濃度が4質量%以上であることを特徴とする請求項1に記載の土壌固化剤。
【請求項3】
重量平均分子量が1万以上、50万以下であるリグニンスルホン酸、または、前記リグニンスルホン酸がアルデヒド縮合反応処理、ウレタン型架橋反応処理から選択される1種以上の方法により高分子処理を行うことで高分子量リグニンを調整し、カチオン性高分子と混合することにより製造するコロイド水溶液状の土壌固化剤の製造方法であって、前記カチオン性高分子が、4級アンモニウム塩の高分子を含むことを特徴とする土壌固化剤の製造方法。
【請求項4】
前記コロイド水溶液が、前記高分子量リグニンと前記カチオン性高分子との総和の固形分濃度が4質量%以上であることを特徴とする請求項3に記載の土壌固化剤の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リグニンを含む土壌固化剤、およびそれを用いた土壌固化方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
土工事(盛土工、切土工)において、仕上げた平坦な地面やのり面をそのままの状態にしておくと、風等により粉塵が飛散する。また、雨で浸食されて、濁水が流出し、周辺に悪影響を及ぼす。くわえて、浸食されたのり面の再調整を追加で実施する必要が生じ、工事量が増加して周辺への影響が増大する。
【0003】
通常、粉塵飛散や雨水による浸食を防ぐため、散水や、のり面のシート被覆などの対策が実施される。
【0004】
しかしながら、散水は、地表面が乾燥しないように頻繁に実施する必要があり、労力を要する。また、シート被覆は、設置作業にくわえて、風によるめくれあがりがないように管理する必要があり、労力を要する。さらに、使用済みシートが廃棄物となる。
【0005】
上記負担を軽減するため、表土を安定化させるための薬剤が開発されている。たとえば、特許文献1にかかる発明は、カチオンポリマー、アニオンポリマー(カルボキシメチルセルロース)、および塩を水に溶解した溶液にかかる発明であり、安全性が高く、かつ生分解性を有している。また、特許文献2にかかる発明は、粘土微粒子懸濁液とポリイオン複合体水溶液とを放射性セシウム汚染土壌に散布し、当該土壌の表土を剥離する除染方法であり、除去すべき表土の量を最小限にとどめることが可能であるなどの利点を有している。
【0006】
また特許文献3では、短時間で作業性に優れる土壌固化組成物の製造方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-191048号公報
特許第6064220号
特開2019-56075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、これら特許文献で提案される技術については、土壌固化硬度の点などに改善の余地があった。また特許文献3では、塩の併用を推奨しているため塩を用いなくてよくなるような改善も望まれていた。
【0009】
よって、本発明では土壌固化硬度及び粉塵飛散防止効果に優れる、土壌固化剤を提供することを目標とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、鋭意努力の結果以下の(1)~(4)で課題を解決できることを見出した。(1)重量平均分子量が1万以上、50万以下であるリグニンスルホン酸、または、前記リグニンスルホン酸がアルデヒド縮合反応処理、ウレタン型架橋反応処理から選択される1種以上の方法により高分子処理された高分子量リグニンと、カチオン性高分子とを含むコロイド水溶液状の土壌固化剤であって、前記カチオン性高分子が、4級アンモニウム塩の高分子を含むことを特徴とする土壌固化剤。
(2)前記コロイド水溶液が、前記高分子量リグニンと前記カチオン性高分子との総和の固形分濃度が4質量%以上であることを特徴とする請求項1に記載の土壌固化剤。
(3)重量平均分子量が1万以上、50万以下であるグニンスルホン酸、または、前記リグニンスルホン酸がアルデヒド縮合反応処理、ウレタン型架橋反応処理から選択される1種以上の方法により高分子処理を行うことで高分子量リグニンを調整し、カチオン性高分子と混合することにより製造するコロイド水溶液状の土壌固化剤の製造方法であって、前記カチオン性高分子が、4級アンモニウム塩の高分子を含むことを特徴とする土壌固化剤の製造方法。
(4)前記コロイド水溶液が、前記高分子量リグニンと前記カチオン性高分子との総和の固形分濃度が4質量%以上であることを特徴とする請求項3に記載の土壌固化剤の製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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